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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012060202000091.html
【政治】
民主の意思決定 「透明化」掛け声倒れ
2012年6月2日 朝刊
消費税率引き上げ法案の扱いなどをめぐって、野田佳彦首相は民主党の輿石東幹事長と会談した。でもこの法案については四十六時間にわたる党内論議を経て、閣議決定したはず。民主党の意思決定プロセスが分かりづらい。
Q 党の方針はどう決まるのか。
A 党の運営は幹事長室、政策については政調部門会議などで議論し、重要事項は最高意思決定機関である「政府・民主三役会議」で協議している。この会議は、首相、官房長官、幹事長、政調会長ら六人で構成する。野田政権になって導入された仕組みだが、党規約に規定はなく、議事録も残さず会合を開いている。
Q 首相は党代表を兼務しているんだよね。
A そうだ。党規約では、代表は「最高責任者」、幹事長は「代表を補佐し、党運営を統括する」と規定されている。会社で例えれば、社長と専務取締役のような関係だ。幹事長を選ぶのも代表だ。
Q 首相は今国会中の法案成立に「政治生命をかける」と明言している。それを支えるのが幹事長の仕事では。
A 必ずしもそうならないケースもある。首相は首相官邸に入って政務に専念。党務は事実上、幹事長が取り仕切ることになるため、政府と与党の方針に足並みの乱れが出ることも。こうした「二重権力」構図は自民党政権時代にもみられた。
Q 民主党はそれを教訓に「政府・与党一元化」を掲げ、政策決定プロセスの透明化を約束した。
A 実際はそうなっていない。大飯原発の再稼働を正式決定するのは首相と関係三閣僚会合だが、実際に再稼働に向けた戦略を推進したのは正式な機関ではない「チーム仙谷」と呼ばれる仙谷由人政調会長代行ら五人だ。
先日の首相と小沢一郎元代表の会談や、一日の首相と輿石氏の会談に内外の注目が集まったのも、消費税増税法案の扱いが実質的に決まる可能性が高いとみられたからだ。そう考えると、現在の民主党の意思決定は、一部の有力政治家が大きな影響力を持っているといえそうだ。 (金杉貴雄)
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