http://www.asyura2.com/12/senkyo130/msg/769.html
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野田よ、此処に至っても仙谷の口車に乗るのかね? 小沢、輿石と市場に君らは包囲されている
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/4de7cf28af9d992ba4644800be9a686b
2012年06月02日 世相を斬る あいば達也
安住の脳なしが訥弁で大臣会見を開いていた。国賊財務官僚が書いたメモを読むのがやっと、立っているか座っているか、その状態すら判別不能。これが財務大臣とは!田中のナオキ君より更に無能な人物だと思うがね、筆者の勘違いか?時事通信が、驚くように欧米各国の経済状況の悪化を伝えているが、あまりにも当然の成り行き、驚くに値しない。まだまだ、世界経済は更に悪化する。経団連に属するような企業群には、地獄の花園が待ち受ける(笑)。悪いが、それが真実だ。
だから“言わんこっちゃない”輸出大企業に国家経済を委ねる時代は20年以上前に終わっていたのだ。退場すべき企業群を救済すべく、自己利益を加味しながら行政権力を握っていたのが財務省主導の官僚政治の実態なのだ。今後彼らが国民に雇用の場を適正に提供する事は不可能。退場と云うよりも、国外追放だな。こぞって海外に生産拠点を設けるべきだ。国が彼等を助けることは、新たな芽を大地ごとコンクリートで蓋をするのと同然だ。まぁ政界市場の悲鳴を伝える時事の記事を掲載しておく。
≪円、3カ月半ぶり77円台=NY株は年初来安値−雇用悪化で米市場波乱
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012060101005
【ニューヨーク時事】1日のニューヨーク外国為替市場では、米国の雇用統計が市場予想より大幅に悪い内容となったことを受け、安全な通貨とされる円を買 う動きが強まった。円相場は一時1ドル=77円66銭と、2月中旬以来、約3カ月半ぶりに77円台に突入した。対ユーロでは1ユーロ=95円59銭と、 11年半ぶりに95円台に上昇した。
スペインの金融・財政不安などの欧州債務危機が重しとなる中、円買い志向は強い。ただ、米市場関係者による と、「日本政府による円売り介入が行われたとの観測が出ている」(邦銀筋)ため、その後は小幅に戻している。午前9時10分現在の円相場は1ドル=78円 20〜30銭と、前日午後5時比05銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=96円70〜80銭(前日午後5時は同96円76〜86銭)。
ま た、投資家のリスク回避姿勢から同日のニューヨーク株式相場は急落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は一時、前日終値比203.55ドル安の1万 2189.90ドルと取引時間中の年初来安値を更新した。≫(時事通信)
オバマ大統領の再選に暗雲と云うよりも、拒絶の方向性が出ているような気もする。あれだけ様々な行政権力を駆使して、見せかけの経済指数を捏造していたようだが、マーケットが損害を被る恐怖に慄き、心からの不安を曝け出した結果だろう。日本時間3時05分現在、ダウは260ドル安、暴落に近い。円は対ドル78円ギリギリで推移している。まさか、こんな段階に至って財務省、日銀も為替介入に踏み切る勇気は出ないだろう。おそらく、5兆10兆では効き目ないので、やるなら20兆円規模だ。出来るわけがない、亀の如く、甲羅に首を引っ込める。米倉爺が卒倒する様をみたいものだ(笑)。
それはさておき国内の政局に目を転じてみると、能天気で無能なマスメディアの報道やプロパガンダがあいも変らず垂れ流されている。原発行政の無能無責任無知が、あれ程までに露呈したと云うのに、同一の行政主導で、同一の委員長やらが退場する事もなく、委員会等々を仕切ると云うキチガイじみた行為が未だに白昼堂々となされている。原発行政、延いては我が国の電力行政そのものが、根本的に崩壊しているのが現実であるにも関わらず、どうせ殺されるのだから、行けるとこまで行ってやる。そういう、ヤケクソ原発マフィア、電力マフィアの末期的抵抗と解する。どの道、電力会社や製造大企業優遇の電力行政は崩壊するのである。彼らの抵抗は延命措置の典型、1日も早く楽にしてやるのが人の道である。
昨日の拙コラム「超危険な野田の陰謀 6月内閣改造で輿石幹事長を文科相、幹事長は仙谷由人!」に関わる動きが早速現れたようだ。先ずは以下の時事通信の記事をみてみよう。
≪ 野田首相、輿石氏操縦に苦慮=消費増税法案で正念場
http://jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012060100957
消費増税関連法案に政治生命を懸ける野田佳彦首相が正念場を迎えた。21日の国会会期末までの衆院採決を目指す首相の前に、輿石東民主党幹事長が立ちはだかるためだ。輿石氏は党分裂を懸念して採決に慎重な姿勢を崩していない。党内基盤が弱い首相が、参院民主党を牛耳る輿石氏を敵に回すリスクは大きく、首相は厳しい決断を強いられつつある。
1日の首相と輿石氏の会談の行方は、首相が法案への協力を期待する自民党も「今国会最大のバトル」(ベテラン)と注目していた。会談は輿石氏のペースで進められたとみられ、首相と小沢一郎元代表との3日の再会談が決まった。
5月30日の小沢氏との会談を経て、首相は、自民、公明両党との修正協議に入る方向にかじを切った。しかし、輿石氏は全党に協議を呼び掛ける考えだ。協議に加わる政党が多いほど交渉は長期化するのは必至で、自民党には輿石氏が採決の先延ばしに動いていると映る。
また、1日の衆院本会議で民主党 は、自民党欠席のまま公務員制度改革関連法案を審議入りさせるなど、輿石氏の指揮の下、強気の国会運営に出始めた。自公両党は、対話ムードを打ち消す輿石氏の戦術とみている。
輿石氏からすれば、採決に向けて歩みを進められる党内状況ではない。自公両党は民主党がマニフェスト(政権公約)に掲げた 最低保障年金などの撤回を求めているが、これには小沢氏に近い議員だけでなく、長妻昭元厚生労働相ら党厚生労働部門会議の中心メンバーも反発。自公に大幅譲歩した上での採決となれば、造反は小沢グループにとどまらない可能性が高い。
「(首相の)足を引っ張る人が民主党にいる」。自民党の石原伸晃幹事長は1日のTBS番組で、輿石氏と手を切るよう首相に迫った。だが、輿石氏は同日、周囲に「俺が障害になっているなら、取り除けばいいじゃねえか。『小沢切り』の前に『輿石切り』をすればいい」 と語り、強気だ。
党内基盤が弱い首相が輿石氏とたもとを分かてば、「内閣が倒れる」(参院幹部)との見方も出ている。党内を掌握するために幹事長に迎え入れた輿石氏が、今の首相には重荷となっている。≫(時事通信)
永田町の政局絡みで、輿石幹事長の動きを読むと、時事の記事のようになる(笑)。しかし、政権交代時に民主党が国民に示し、約束したマニュフェストの基本原則をチェンジする為には、政権の常道としても“選挙の洗礼”は通過儀礼ではなく、民主主義の原理原則だろう。これをネグって、民主・自民が手を結ぶなどは、これは最低限の民主主義の放棄である。仮にどれほどの天変地異が起きようと、緊急措置でするべき事は限られている。原発事故の緊急の措置と財政健全化の措置が、同一と云うこと自体大間違いだ。
ところが野田首相の選択は、同一なら多少大目に見ることも可能だが、“原発放射能漏ダダ漏れ”への対応より、財政健全化の為に行う増税の方が喫緊の課題だと主張している?国民の生命財産の危機よりも、国際市場から望まれている財政再建への、たしかな道筋が緊急だと言っているのだから手に負えない。このような、一切の道理から外れた話など、なにも党内融和を優先するとか、そんな意味に関係なく、人の道から外れているのである。相田みつお氏でさえ顔を歪めるに違いない。
小沢一郎が「お天道様がみている」と意を決し、自らの政治生命を掛けた“権力闘争”に命運を掛けたのも、民主主義を死守する心積もりだったのだろう。政治家としての永いキャリアにおいて、反省すべき幾つかの経緯もあっただろう。小沢が伊仏合作映画「山猫」におけるアラン・ドロンの台詞「変らずに生きてゆくためには、自分が変らねばならない」を引用したのは、何も剛腕・壊し屋の評価を変えると表明しただけではないのだ、と筆者は感じていた。世界の情勢や国民の意識を肌で感じながら、時に方向をチェンジしてでも、国益に沿う政治をすべきだ。その為に、必要ある時は「自分が変らねばならない」時もある。それによって、苦渋を舐めさせた人もいるだろうと云う意味も籠められていると感じた。
今や小沢のいう「お天道様がみている」ような出来事が、永田町で起きつつあるのは事実だろう。その流れは拙コラム「どうなる野田・谷垣の茶番密談 世界の市場が小沢応援歌を歌いだした」で主張したように、財務省主導の増税政策など“愚の骨頂”だと“せせら笑われいる”わけだ。G8で世界経済の潮目が変わった事を知らなかったのは、野田佳彦ただ一人。当然財務省の役人どもは知っていたが、教えなかったに過ぎない。最近のマーケットが「お天道さま」の成り替わりかもしれない(笑)。
筆者の推論から行くと、それでも尚且つ増税路線を突っ走ろうと、野田仙谷は強引に進軍ラッパを吹きならすに違いない。嘗ての日本陸軍と同じ心境で、国民を道連れにして“玉砕やむなし”のヤケクソ路線で行くことになるだろう。反省や方向転換する理性など、欠片も残っていない筈である。自民党も慌てだして、野田佳彦へのハードルを一気に下げ出した。“何も自民党の案だけ押しつけるわけではない”と言いだすに違いない。早く“火事場泥棒やっちゃいましょうよ”と云うことだ。
この馬鹿げた財務省クーデターがどちらに転んでも、小沢一郎に痛痒はないだろう。玉砕方向は、近々行われる総選挙により、財務省派政治家の駆逐と霞が関本体の解体に繋がる。それ程悪い方向ではない。自民党が口を滑らせた「輿石切り」、「小沢切り」。これは致命的ミスだった。おそらく、これで自民党も次期選挙で消え去る政党になるだろう。輿石の心に火をつけた自民党の大ポカは野田の民主党代表の地位さえ危うくしてしまった。ウッカリすると、輿石の手で両院議員総会が開催され、野田佳彦代表解任決議までが俎上に上るかもしれない。“ヤラレル前にヤレ”輿石の怒りは本物じゃないのか?
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