http://www.asyura2.com/12/senkyo130/msg/764.html
Tweet |
小沢派が離党すると書く怪情報 死ぬのはどっちだ野田と小沢
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-5945.html
2012/6/1 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
野田・小沢会談を受けて、大マスコミは盛んに小沢サイドの苦しい立場を書き立てている。読売新聞によると、〈首相、想定内の「平行線」〉で、〈小沢氏「造反して新党」難しく〉だそうだ。産経は〈小沢氏万策尽きる〉と書いていたし、毎日は会談後、NHKに出たことを取り上げ、
〈元代表が自ら積極的にマスコミに発信するのは危機感の裏返しでもある〉
〈グループ内でも(中略)結束力への疑問も出始めた〉と書いた。
その一方で、民主党はきのう(5月31日)、自民党に消費税増税法案の修正協議を呼びかけた。着々と進んでいるかに見える民・自協力。そうなれば、はぐれガラスになってしまう小沢グループ。大メディアはことさら、こうした構図を強調しているのだが、果たして、現実はどうか。むしろ、追い込まれているのは野田の方ではないか。
なにしろ小沢に敢然とケツをまくられた今、野田の生殺与奪権は自民党が握ってしまった。野田は「自民が助けてくれる」と信じているらしいが、能天気もいいところだ。
「常識的にはあり得ない話です。そして、現実的にも自民党内に野田政権を助けてやろうという空気は長老議員の一部にしかない。なぜかというと、放っときゃ、野田政権は倒れるのです。なぜ、助けてやる必要があるのですか。一部の長老議員以外は『冗談じゃない』と吐き捨てていますよ。裏で話ができているかのような報道が先行しましたが、現実は違う。もし、そんな話ができているのであれば、小沢氏との会談の際、野田首相は最後通牒を突きつけ、会談後、高らかに決別宣言をしたはずです」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
◆民主党内の中間派も反野田に回る
野田は会談後、「意見交換をした」「(再会談をするかどうか)反(はん)芻(すう)しながら考えたい」とお茶を濁した。要は、一兵卒の小沢を切れなかったのである。
前出の角谷浩一氏は「会談は小沢氏の圧勝だったとみる」と断じた。政治評論家の野上忠興氏もこう続ける。
「小沢氏を切れなかった野田首相の負けです。そりゃそうでしょ。小沢氏を切って自民党の協力を得るためにはいくつもの条件をのまなければいけなくて、到底、不可能だからです。まず、問責2閣僚の更迭です。さらに後期高齢者医療制度廃止を引っ込め、社会保障の在り方は自民党の土俵の上で修正する。そのうえで、話し合い解散です。そんなことができますか。2閣僚の更迭は輿石幹事長の顔を潰す。社会保障が全面見直しになれば、党内の中間派も反野田にカジを切る。話し合い解散になれば、誰も生き残れない。何だかんだ言って、権力者は一度、手にした権力は絶対に手放さないものです。つまり、負けると分かっているのに選挙はできない。野田首相が解散を決断することはない。そうなると自民党の協力を得るのは無理ですよ」
これがシビアな政局の現実なのである。
◆何も分かっちゃいない野田官邸が仕掛ける裏工作
それなのに民主、自民の協力ができつつあるかのようにメディアは書く。小沢が新党をつくって出て行かざるを得なくなるとの報道もある。「その数も40人にとどまる」なんて書いている。
実はこれにも背景があって、官邸サイドが盛んにそういう情報をリークし、メディアはそれに踊らされているのである。
「野田政権が描いているのは、自民党の協力を得られなくても衆院で増税法案を採決し、可決させることです。そのためには小沢グループから50人ぐらいを引っぱがせばいい。それを必死でやっている。民主単独で法案を通して参院に送り、参院で自民党の修正案を受け入れて、可決させる。そうすれば、自民の修正案に抵抗がある衆院の中間派は手も足も出せずにあきらめる。自民党との協力をつくってしまえば、衆院に戻した際、いくら反対派がわめいても可決できる。このシナリオを実現させるために、盛んに自民党との協力が進んでいるかのような情報を流して、小沢グループを切り崩そうとしているのです」(民主党関係者)
ホント、野田というのはこすっからい男だが、このシナリオも実現しない。小沢グループが割れなきゃ、どうにもならないからで、小沢グループが割れないのは、何もカネや打算でつながっているわけではなく、政策、信念だからである。
それが分からない官邸サイドは盛んに「裏工作」を仕掛けているらしいが、そんなことで転ぶと思っているところが、甘い。薄汚い権力亡者の集団である野田周辺と小沢グループは決定的に違うのだ。
◆ネットで野田が不人気なワケ
そういえば、小沢はネット世代には意外に人気がある。ニコニコ動画などに出ると、注目を集める。それに対して、野田はネットでは無視されている。これも面白い現象だ。
「野田さんには何もイメージがないからです。政治生命をかけるとか、乾(けん)坤(こん)一(いつ)擲(てき)とか、大仰な表現をするが、空々しく響くだけで話題にもならない。消費税引き上げにしても、信念ではなく、いきなり言い出したことだし、一体、この人は何をやりたいのかがサッパリ見えない。一方、小沢氏はマニフェスト堅持という明確な芯がある。だから、好き嫌いを含めて話題になる。小沢VS.野田の構図にはならず、小沢VS.反小沢になるのです」(ITジャーナリスト・井上トシユキ氏)
こうなると、人間性というか、器の違いという気がしてくるが、前出の角谷浩一氏は「それだけではない」と言う。
「野田首相が『政治生命をかける』と叫ぶとき、誰に向かって叫んでいるのか。国民ではなく、財務省と財界でしょう。これじゃあ、国民に届かない。だから、支持率も上がらない。野田さんはネット世代に無視されているのではなく、全国民に無視されているのです」
財務省と財界に向かってリキむ野田は、ネット世代にはもちろん、マトモな国民には「この人、危ないんじゃない?」と映る。どうやら、自民党もその辺が分かってきたらしく、野田に協力的だった現執行部の間からも「本当に小沢を切るのか」「会期内に採決するのか」という疑心暗鬼の声が上がっている。
こうなると、口先、ペテン首相の末路は哀れだ。小沢に呆れられ、選挙民には無視され、従って、選挙にも踏み切れないまま、最後は自民党に捨てられ、野垂れ死に。国民を裏切り、平然としている権力亡者にあまりにもふさわしい幕切れが見えてきた。
呆れられ、選挙民には無視され、従って、選挙にも踏み切れないまま、最後は自民党に捨てられ、野垂れ死に。国民を裏切り、平然としている権力亡者にあまりにもふさわしい幕切れが見えてきた。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK130掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。