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小沢一郎氏 波乱の政治史
小沢、野田を叩きつぶす“刺客”準備!“世論”読み間違いの声も
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120601/plt1206011811004-n1.htm
2012.06.01 夕刊フジ
民主党の小沢一郎元代表が、次にどう動くかが注目されている。直接会談の決裂で、野田佳彦首相は事実上、「小沢切り」を前提とした、自民党との連携に向けて走り出している。永田町的には劣勢に見える小沢氏だが、長い政治経歴や独特の政局観を持つゆえか、周囲に臨戦態勢を指示するなど、気分は高揚している。野田首相をたたきのめす「刺客作戦」まで準備しているという。
「税負担を国民に背負わせる前に、民主党政権としてやるべきことがある。国民のみなさんの理解と支持は、われわれにあると確信している」
小沢氏は5月31日、自身が会長を務める勉強会「新しい政策研究会」(新政研)で、こう語った。約100人を集めて存在感を示したが、明らかにされている今後の戦略というと、消費税増税法案の採決阻止に向けた「連判状」への署名を集めるというから、剛腕政治家らしくない。
増税法案は、民主党で承認され、政府案として国会提出されている。税という基本政策で断固反対する以上、民主党を離党して正々堂々と主張するのが、40年以上の国会議員歴を誇る政治家としての筋のはずだ。
実は、小沢氏周辺は最近、衆院当選1回の小沢チルドレンで、選挙区を持たない比例単独議員らにこう語ったという。
「心配するな。君たちは野田(首相)に近い民主党議員らの選挙区に『刺客』として立ててやる。国民はこっちの味方だ。『増税反対』『マニフェスト堅持』を掲げて戦えば大丈夫だ」
つまり、「次期衆院選は、民主党公認候補の対抗馬(=刺客)として戦え!」という指令であり、民主党を離党し、新党を立ち上げるという意思表示といえる。小泉純一郎元首相が郵政総選挙(2005年9月)で、抵抗勢力に刺客を送って圧勝したことを参考にしたのか。
そもそも、新政研のHPには「民主党」色がまったくない。(1)原子力エネルギー(2)国の統治(3)安全保障を含む危機管理(4)立法府のあり方(5)社会保障(6)税制(7)雇用対策(8)景気対策−という8つの勉強会があり、「自民党の部会組織とソックリ。小沢新党の準備機関だろう」(民主党中堅)といわれていたが、その通りだったようだ。
新政研のメンバーは今週末から、街頭で増税法案反対を呼びかける活動に取り組む。次期衆院選に向けて、臨戦態勢に入った。
小沢氏は自民党時代から、派閥内抗争や離党、解党、合併、新党結成などを繰り返してきた。古希(70歳)を超えて、再び「壊し屋」の血が騒いできたのか。
だが、これまでとは置かれた状況が違う。
小沢氏は1審無罪を勝ち得たとはいえ、陸山会裁判の控訴審を抱える刑事被告人であり、側近議員はイエスマンばかりで、かつての小沢政治を支えたようなキラ星のような有望株はいない。
第3極のキーマンである、東京都の石原慎太郎知事は「死んでも小沢とは組まない」と公言しており、大阪市の橋下徹市長も確実な言質を与えていない。しかし、小沢氏は最近、余裕だという。
新政研の内情を知る政界関係者は「小沢氏は『自分が決断して立ち上がれば、石原氏も橋下氏もおのずから連携してくる』と周囲に吹聴しているらしい。国民は消費税増税に反対しており、『自分たちは反増税の旗頭になる』『多くの国民は自分たちを支持する』とアピールしているようだ。一種の躁状態ではないか」と語る。
産経新聞社とFNNが先月19、20両日に実施した合同世論調査で、石原氏と橋下氏の新党に「期待する」としたのは、それぞれ51・0%と65・3%だったが、小沢氏の新党への「期待」はわずか16・5%しかなかった。
政治評論家の小林吉弥氏は「小沢氏らは、世論を読み違えている」といい、こう解説する。
「世論は、小沢氏らが増税法案を政局にすることに『またか…』とウンザリしている。増税への疑問や批判は多いが、それは小沢氏らへの追い風にはならない。この風を見極めないと、小沢氏や周囲の政治生命に直結することもあり得る。離党しても、石原、橋下両氏は連携しないだろう。孤立するのではないか」
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