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小沢氏控訴審で懸念される「推認逆転有罪判決」
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2012-05-26 陽光堂主人の読書日記
民主党の小沢元代表は、司法制度を悪用した検察審査会による強制起訴によって政治活動を封じられ、先月26日に無罪判決を受けたものの、指定弁護士らによって控訴されてしまいました。人権侵害も甚だしい暴挙ですが、小沢氏を無力化することが当初からの狙いですから、最早何でもありの状況です。
控訴審は、東京高裁の刑事4部(小川正持裁判長)が担当することになりましたが、同部は検察官役の指定弁護士に対し、控訴の理由などをまとめた控訴趣意書を6月20日までに提出するよう通知しました。 控訴趣意書の提出期限は、通常3カ月程度とされることが多いので、これは異例のスピードです。
無駄な裁判を早く終わらせたいということであれば歓迎すべき展開ですが、どうもそうではないようです。鍵を握っているのは小川正持裁判長ですが、これまでの業績を見る限り、公正な裁きは期待できそうもありません。「日刊ゲンダイ」は、5月24日付でこう報じています。(http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-5864.html)
[小沢裁判]控訴審裁判長にイヤな予感 「推認」で逆転有罪「共謀認定」の過去
聞こえてくるのは容赦ないエピソードばかり
小沢裁判の控訴審担当が、東京高裁第4刑事部の小川正持裁判長(62)に決まった。オウムの麻原に死刑を言い渡した有名裁判長で、早速、指定弁護士の「控訴趣意書」の提出期限を早めるサプライズ。年明けとされた控訴審が今秋にも始まる可能性が出てきた。
そのため、「“不毛な茶番劇”にサッサとけりをつけたいのだろう」という見方もあるが、この国の司法は一筋縄ではいかない。小川氏にも小沢の控訴審を占う上で捨ておけない過去がある。
昨年12月に東京高裁で裁判員裁判の1審無罪判決を覆し、逆転有罪判決を言い渡したのだ。
「被告はメキシコ国籍の無職男(35)で、母国から発送された覚醒剤入りの荷物を受け取り、覚醒剤取締法違反(密輸)に問われた。争点は母国の犯罪組織との共謀の成否でした。1審では『組織関係者から、荷物の中身が覚醒剤と知らされていたとは認められない』として無罪となりましたが、2審の小川氏は『事実の誤認がある』と一蹴したのです」(法廷ウオッチャー)
この判決で小川氏は「被告は密輸の意図を察知しながら依頼を引き受けており、暗黙の了解があったと『推認』できる」と指摘した。またしても「推認」である。
しかも、小沢は「秘書との共謀」を問われている。推認を重ねて元秘書3人を断罪した登石郁朗裁判長(57)のように、小川氏も「秘書との暗黙の了解が『推認』できる」などと、小沢に逆転有罪を言い渡すのではないか。今から心配になってくる人物なのだ。
「小川氏は岐阜県出身で名古屋大法学部卒。エリート臭こそしませんが、東京、新潟、千葉の各地家裁のほか、最高裁調査官や最高裁事務総局刑事局長兼最高裁図書館長など最高裁の事務方も歴任しています。オウム事件のほか、元公安庁長官の朝鮮総連詐欺、ショーケンの恐喝未遂、松たか子が訴えた名誉毀損、今回の小沢事件と有名人事件を数多く手がけています。最高裁の覚えはメデタイ人物とみて間違いないでしょう」(司法関係者)
前出の法廷ウオッチャーによると、「無罪を訴えた88歳の被告の控訴審で、1審の懲役16年を退け、さらに重い無期懲役を科した」「痴漢冤罪を訴えた裁判で、微物鑑定もDNA鑑定も結果はシロ。証拠は被害女性の証言だけでもバッサリ有罪にした」と、小川氏の容赦ないエピソードが出るわ出るわ。まさか控訴審の前倒しは、早く小沢に逆転判決を言いたくてウズウズしているからではないだろうな……。 (下線は引用者による)
「疑わしきは罰せず」が原則のはずですが、小川正持氏は一審判決を覆したり、更に重い刑を課したりするのが好きなようです。裁判官にあるまじき「推認判決」を出した前科もあります。これでは、小沢氏逆転有罪判決が決まったようなものです。
麻原に死刑判決を出していますが、国民受けすると思ったのでしょう。しかし、オウム事件の闇は深く、麻原は利用されただけですから、死刑で事件そのものを葬ってしまったら巨悪を見逃す結果にしかなりません。口封じのために死刑判決を出した可能性もあるのです。(余計なことを口走らないように、薬物を打たれている模様です)
小沢氏にとって、真に嫌な展開になりそうです。小沢氏の政治力は反対勢力も認めており(だから過剰に怖れているわけですが)、この国難の時期に力が発揮できないのは、国にとって大きな損失です。
小沢氏は、かつての田中角栄総理大臣と同様の道を辿っていて、下手をすると一生裁判沙汰で終わる可能性もあります。田中角栄はロッキード事件で有罪判決を受けましたが、控訴審の途中で亡くなってます。
田中角栄に関するロッキード裁判は、次のような経過を辿っています。
1976年(昭和51年) - ロッキード事件発生。
同年7月27日に、同社による全日本空輸に対する売りこみにおける5億円の受託収賄罪と外国為替・外国貿易管理法違反の容疑により、秘書の榎本敏夫などと共に逮捕される。
1983年(昭和58年)10月 - ロッキード事件の一審判決。
東京地方裁判所から懲役4年、追徴金5億円の実刑判決を受け、即日控訴。
1987年(昭和62年)7月29日 - ロッキード事件の控訴審判決。
東京高等裁判所は一審判決を支持し、田中の控訴を棄却。田中側は即日上告。
1993年(平成5年)12月16日 - 75歳で死去。公訴棄却。
田中角栄は、死ぬまで裁判に巻き込まれていました。上告審の審理が長引いていますが、本人が死ぬのを待っていたのでしょう。ロッキード事件の主犯は中曽根康弘だったので、生前に有罪を確定させるのは躊躇したようです。中曽根は、ボスの田中角栄を生贄にして逃げ切りました。こちらが本当のワルです。
刑事被告人の状態は17年に及びましたが、1985年(昭和60年)2月に、田中角栄は脳梗塞で倒れ入院。言語障害や行動障害が残り、政治活動は不可能になりました。米国に逆らうと、このようになるわけです。
小沢氏もこのまま行くと、師匠の田中角栄と同様、不法裁判によって潰されかねません。田中角栄は脳梗塞で倒れるまで、刑事被告人の立場にも拘らず、圧倒的支持を集めて議員として精力的に活動していましたから、小沢氏もめげずに国政の第一線に立てばよいのです。
幸いなことに、検察や最高裁事務総局の腐敗堕落振りが明らかになりつつありますので、国論を盛り上げれば暗黒裁判に終止符が打たれるかも知れません。米国の工作機関と化したこれらの組織を解体して、新たな組織を立ち上げるべきで、それができなければこの国に未来はありません。
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