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官僚政治を撃て
2012年5月24日 (木)
日本の政治の道義と正義は小沢一郎にある
小沢一郎が野田内閣の増税に反対ならば、民主党を離党しなければならない論理に、道義も正義も存在しない。
民主党政権は、小沢一郎の増税なき財政再建、つまり行政の無駄省きを最優先に政治改革・行政改革を進めることに国民の信託を受けて成立したものであるからだ。政権交代直後から岡田克也、藤井裕久そして仙谷由人達の東大官僚が言い始めた政権公約の修正や、その意を受け入れて唐突に消費税増税を言い出した菅直人こそが、恥ずべき不正義の人間として非難されるべきことは明らかである。
民主党政権が消費税増税を主張することは、民主主義の根幹たる国民の意思を否定する変節であり、民主主義を偽る犯罪行為といってよい。単なる信義にもとることに止まらず、明らかに国民を欺く行為であるからである。この背信行為は、菅直人の参議院選挙で完膚なきまでに国民から糾弾されてもいるのである。
逆に言えば、いま、小沢一郎が主張する消費税増税反対を、民主党の政権運営に携わってきた者達全てが主張し、小沢一郎の掲げた政権公約を忠実に踏襲したならば、現在の何も決められないねじれ国会など起こらず、不毛な政治の空洞化や混迷とは無縁の日本であったはずである。
政権交代を強く国民に訴えた小沢一郎が、無罪判決を受けてもなお刑事被告人の席に拘束されようが、発言を許される身では増税なき財政再建と行政の無駄省きは絶対に譲歩できない政治理念である。そして、この理念こそが民主党政権はもとより、民主党の全ての議員が決して揺るがしてはならない原則であったことだ。小沢一郎は今、それを改めて主張しているに過ぎない。
しかし、野田佳彦は小沢一郎が増税に反対しないように話し合いをするという。これこそ何という破廉恥な心根かというべきであろう。国民に信任され、期待され、そして野田佳彦が今座っている政権中枢の座は、小沢一郎のこの政権公約・政権構想によるものである。その当事者へ向かって「変節しろ」と要求するような話し合いなど、正常ではい。まさに野田佳彦が異常であり、不義である。この政党としての不義を犯すことをそそのかし、小沢が増税に反対したら民主党自らが小沢一郎を追放せよという言う自民党の石原伸晃や公明党の言い草は、最早、論外の下劣な人間の姿である。
小沢一郎の消費税反対こそ民主党の正義であり、日本の政治の道義である。小沢一郎はこんな不正義の政治勢力と妥協することなく、正々堂々と反対を貫くべきである。そして、民主党を離党すべきは自民党と手を結ぶ消費税推進派であることを、民主党内でも、そして国民にも知らしめるべきである。
http://n-takayama.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-9da1.html
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