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アホの玄葉外相がクリントン米国務長官と面会した折、国際治安支援部隊が撤退する2015年以降もアフガン治安部隊への支援継続を約束したという。なんという愚かな行為であろうか。アメリカが一方的に仕掛けたアフガン侵略戦争。そのアメリカが撤退した後始末に協力すると。日本国民が納得できる話ではない。
後始末なら仕掛けたアメリカ自身が行うべきだ。財政的に困っているアメリカは、事あるごとに日本へ話を持ちかけてくる。むろん、資金目当てでだ。それに、いちいち応じていたら、それこそ日本は本物の財政難に陥ってしまうだろう。
早速、天木氏が苦言を呈している。
ーーーーーーー「アフガン混迷の原因を直視せよ」
アフガン撤退の出口戦略を話し合うNATO首脳会議が終わった。それを各紙がそろってとりあげ大きく報じている。どの報道もアフガン撤退後の治安の悪化を指摘している。どの報道も、それでもNATOは撤退せざるを得ない、それは国内世論の厭戦圧力と財政赤字圧力の故だと指摘している。
そしてどの報道も、そのツケは日本に回されると書いている。ここまで書いているのだ。それにもかかわらず、どの報道も社説のなかで日本はアフガン安定に支援を惜しむなと書いている。その支援金が治安悪化と汚職まみれの中で消えてしまうというのにだ。こんな馬鹿な報道があるというのか。その一方で各紙が決して書かないことがある。
それはアフガンをここまで混迷させた責任はどの国にあるのかということだ。なぜアフガン混迷に無関係な日本がNATOの尻拭いをしなければならないのかということだ。アフガンの混迷のすべては、2001年10月の米国のアフガン攻撃から始まった。9・11に衝撃を受けた米国がアルカイダをかくまったアフガンのタリバン政権を一方的に軍事攻撃したことから始まった。
しかし、その後の10年あまりの間に世界が目撃してきたものは何だったか。おびただしい犠牲と引き換えにもたらされたアフガンの混迷と米国に対する憎悪だ。アフガン混迷の解決は米国がその非を認め、アフガンに謝罪し、一日も早い撤退を行なうことしかない。そしてアフガンの将来を国連の協力の下にアフガン国民にゆだねることだ。そのための経済支援であれば生きてくる。
和平が実現すれば復興は急ピッチで進む。世界はアフガン支援を惜しまない。なぜこのような当たり前の事をメディアは書けないのか。なぜ日本の政治家や有識者は、誰一人としてこのような当たり前の事が言えないのか。それはこの国のメディアも有識者も、外務省と一体となって対米従属に安住しているからだ。その外務省は7月にはアフガン支援会議を東京で主催するという。その時にアフガン情勢はどうなっているかわからない。
その時に日本の政局はどうなっているかわからない。アフガン情勢がどうなろうとも、政権がどうなろうとも、対米従属の外務官僚だけが日本外交を担い続ける。それをメディアが甘やかす。日本外交が劣化していくのは当然である。
http://foomii.com/00001/2012052307402610039 ーーーーーーーーーーー
明らかに無能外相・玄葉は外務省の言うとおりに動いているのだろう。そして天木氏が行間で示唆しているように政治家は居ても居なくても良い。全ては霞が関の官僚の意志で動く。という異常な日本の施政の現実が見えるのである。むしろ、無能であるほど、政治家は官僚たちの隠れ蓑として使われるのだと我々は認識しておこう。
http://ameblo.jp/mo-014925/
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