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小沢一郎氏の印象について、宮台真司氏の表現を若干参考にすれば、小沢氏はオポチュニスト(機会主義者)であり、マキャベリズム、権力至上主義、帝政志向、重くて暗いイメージ、人付き合いが上手ではない、何を考えているか分からない、小沢氏は何も考えていないのに、周囲は勝手に「小沢さんはこう考えているだろう」と強く忖度する、重くて悲しいイメージ、オープンで明るいイメージではないなどと、様々な印象があるようである。
これらの印象が全部当たっているとは思わないが、少なくとも小沢氏が、マキャベリズムであり、権力志向であるということはよく当たっている。マキャベリズムとは、目的のためなら手段を選ばない、目的は手段を正当化するというような意味合いである。なぜ神州の泉が小沢氏をマキャベリストだと思ったのかというと、それは確か、平野貞夫氏の著書の中で、小沢氏が「政策が一致するならば共産党とでも組む」と言ったことが記されていたからである。
これは小沢氏の基本態度が、政治思想の一致云々よりも、政策の実現こそが最優先されるということになる。また、権力至上主義と言うと、言葉上では語弊があるが、小沢氏はある時、『政治とは権力闘争だ』と言い切っている。そう思う。政治は、確固とした哲学」政治思想に基づいているべきであるのだが、政治の出力としての政策は、きれいごとではなく、断固とした力の行使である。従って、政治家同士の政治見解違いは、そのまま権力闘争でもある。
実は、神州の泉も小沢一郎氏がどのような人物であるか分からないでいた。そのイメージは壊し屋とか、剛腕とか、マスメディアが創った小沢イメージに取り込まれていたように思う。彼は神州の泉の思想上のイメージには登場しない不可解な人物だった。知人で、高度な職業についていて、かなりの政治的見識を持った?人物が、あるとき私にこう言った。
「小沢さんが夢の中に出てきて、『僕は他人にいろいろと誤解されているけど、こう見えて実は愛国者なんですよ』と言っていた」というのである。神州の泉はその話を聞いて、愛国者という言葉に興味は持ったが、夢の話を鵜呑みにするほど頭はいかれていなかった。
しかし、その夢の話は、その時に悩み、自分自身で以前から構築していた小沢イメージを後押しするものだった。結局、その馬鹿な夢の後押しで、神州の泉は小沢支持を決めたのであるが、それを決めた決定的な理由は、戦後唯一の民族主義宰相である田中角栄にあった。支持に傾いた決定的な理由は、小沢氏が田中角栄の秘蔵っ子であり、田中の薫陶を大きく受けているからに他ならない。
夢を告げた友人は、自分が告げた夢の話で神州の泉が小沢支持を決めたと息巻いているが、馬鹿も休み休み言えと言いたくなる。こいつは口が悪くて、人のことをすぐに蛸(たこ)だとかアホだとか言って罵倒する。夢は夢である。そんなものは何の根拠もない。たまたま、支持に傾いていた時に、その夢の「僕は愛国者」というのが、すでに決めていた自分の考え方にぴたっと当て嵌っただけである。
そういうことがあって、神州の泉は以前、「小沢一郎氏こそ国難突破のキーマン」という記事を書いた。この中で、小沢氏は『閉ざされた言語空間』を突破できる唯一の政治家であること、アメリカにノーが言える唯一の政治家であることなどを書いた。日本の最大の問題はアメリカの膝下に置かれていることにある。戦後、目を逸らしてきたその問題を突破しなければ、日本の未来はない。その突破力を有した政治家が小沢一郎氏なのである。
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2012/05/post-a4f1.html
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