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こんなフザケた政府国会は許されない これは民主主義でない昔の東条内閣と同じだ
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2012/5/23 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
野党自民党は選挙大敗の張本人の老いぼれ議員が増税論議を仕切り、政府民主党は選挙公約でやらないと約束した消費税増税を自民党案を丸のみして強行する狂気の様相
ドジョウ首相が命をかけると宣言した「消費増税法案」の審議が、17日からスタートした。自民党が政権に返り咲くには、ここで首相を追い込むしかない。さぞや激しいバトルが展開されるだろうと期待された。ところが、予想外の事態が起きている。
自民党が首相を一方的にやり込めるシーンは皆無。それどころか、質問に立った伊吹文明(74)は「野田さんを高く評価している」「消費税が必要だと、われわれと同じところにきたことは大歓迎だ」とドジョウ首相を持ち上げる始末だ。てっきり「消費税法案に賛成して欲しければ、解散を約束しろ」と攻め立てるかと思ったら、解散も要求しない。国民は呆気にとられているのではないか。
国会が予想外の異常事態に陥っているのは、自民党の実権を、消費税アップに賛成する長老議員が握ったからだ。
「消費税法案の国会審議は、法案を審議する特別委の委員に就いた自民党の伊吹文明、野田毅(70)、町村信孝(67)のベテラン3人が、わが物顔で仕切っています。党内ではその3人を森喜朗(74)や古賀誠(71)が強力にバックアップしている。全員、ガチガチの“消費税推進派”です。森喜朗は『谷垣総裁のやることは増税法案に協力することだ』と公言しているほど。彼らは、消費税10%を成立させるつもりです。若手議員は『消費税アップに賛成すべきじゃない』『野田政権と対立すべきだ』と長老のやり方に批判的ですが、誰も怖くて逆らえない。谷垣総裁もコントロールできていません」(自民党関係者)
◆「イブキング」に全閣僚が平伏する異常国会
なかでも、やりたい放題なのが、特別委の「野党筆頭理事」に就いた伊吹文明だ。就任直後に「特別委では、私が幹事長であり、国対委員長だ」と宣言し、国会内の幹事長室を占拠。
自民党の若手議員に「民主党がなにか言ってきたら、『伊吹さんがウンと言わないと委員会は動かない』と言っておけ」と命令している。いまや「イブキング」と呼ばれ、自民党議員も民主党議員もひれ伏している。
審議初日の17日には、野田首相、岡田副総理、安住財務相、小宮山厚労相が、伊吹の前に並び、深々と頭を下げていった。その姿は先生に教えを請う生徒たちだ。
しかし、こんなフザケた話はないだろう。森喜朗や古賀誠、伊吹文明といったロートル連中は、自民党を野党に転落させた「A級戦犯」だ。有権者は、森喜朗に代表される古い自民党に嫌気をさして09年総選挙でノーを突きつけた。そんな連中が、エラソーに国会審議を仕切っているなんて冗談じゃない。
それ以上に許せないのは、そうした連中とタッグを組んで消費税10%を強行しようとしているドジョウ首相だ。
「消費税国会は、壮大な茶番劇だと思ったほうがいい。審議に100時間かけるなどと言っていますが、結論は見えています。野田首相は自民党のベテラン連中と裏で話をつけ、自民党案を丸のみする形で消費税10%を成立させるつもりです。消費税アップを成し遂げたら、“話し合い解散”ではなく、大連立になだれ込むつもりだと思う。選挙をやったら、民主党も自民党も“談合”だと批判され、大惨敗が必至だからです。このシナリオは、消費税アップを実現させたい首相にとっても、政権に復帰したい自民党のベテラン議員にとっても悪くないものです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
民主党は、自民党政治を批判して政権に就いたはずだ。なのに、自分たちが否定した古い自民党の手を借りて消費税アップを強行しようなんて許されない。国民への裏切り行為だ。
◆消費税アップしたいなら選挙で問え
国民は絶対に“異常”な国会を傍観していたらダメだ。
有権者が選挙で野党に転落させた自民党が国会審議を仕切り、選挙で「消費税は上げない」と公約していた民主党が消費税をアップしようなんて、どう考えても間違っている。
選挙結果も選挙公約も、どうでもいいというなら、民主主義は成り立たない。しかも、与党と野党が一緒になって、国民の60%が「嫌だ」と反対している消費税アップを強引に実現させるなんて、やっていることは戦前の翼賛体制、国民を弾圧した東条内閣と同じだ。
「小沢一郎が口癖のように言っているように、民主政治の基本は選挙です。国民の一票が政治を決める。当たり前のことです。もし、野田首相がどうしても消費税10%を実現したいのなら、選挙で国民の支持を得ればいい。いま解散すれば、40日後には結果が出る。簡単なことです。なのに、国民の声も聞かず、国民に負担を強いる消費税アップを決めてしまおうなんてムチャクチャすぎます。ただでさえ国民はデフレ不況にあえいでいるのに、消費税を10%にしたら、どうにもならない。自殺者が続出しますよ。3%から5%にアップした時も、2万人から3万人へと急増している。しかも野田首相は、国民が09年の総選挙で鉄槌を下した自民党と組もうとしている。二重の裏切りです。ヒドすぎます」(政治評論家・山口朝雄氏)
◆野田首相こそ「党員資格剥奪」だ
消費税アップに血道を上げるドジョウ首相は、どこを見て政治をしているのか。
自民党の伊吹文明から「高く評価する」と持ち上げられた首相は、「ご配慮いただきありがとうございます」と礼を述べているが、一体どこの政党から立候補して議員になれたと思っているのか。なぜ首相になれたのか、分かっていないのではないか。
国民が民主党に一票を入れて政権交代を実現させたのは、「国民生活が第一」を掲げる民主党なら、自民党とは違う政治をしてくれると信じたからなのだ。
なのに、自民党と二人三脚で消費税をアップさせようなんて、国民が熱狂した3年前の政権交代を完全に無意味にするものだ。
「民主党政権が発足直後からヨチヨチ歩きで頼りなかったのは確かです。それでも、鳩山首相は普天間基地を国外に移転しようとし、菅首相も原発を廃止しようとした。結果は厳しかったが、なんとか、自民党政権と違うことを試みようとしています。ところが、野田首相は最初から民主党らしさを捨てている。財務官僚の振り付けに従って、とにかく消費税を10%にすることしか考えていない。もはや野田内閣は、民主党政権とはいえない。小沢一郎を党員資格停止にしましたが、野田首相こそ民主党を出ていくべきです」(山口朝雄氏=前出)
野田首相のやっていることは、鬼畜にも劣る。このまま放置していたら、どこまで国民生活が破壊されるか分からない。一刻も早く国民の手で退陣させるしかない。
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