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あまりにも見え透いた田代検事の懲戒処分
http://blog.goo.ne.jp/ichimurasan2006/e/857115249ccbcda5cea6370bdec0bfc9
★「天木直人氏の視点ー(2012/05/21)」★ :本音言いまっせー
きょう5月21日の朝日新聞が書いていた。
虚偽の捜査報告書を書いた東京地検特捜部の田代政弘検事(45)に対し
「不適切な取調べだった」と断定したうえで懲戒処分することとした、と。
その検察は、決して田代検事を起訴しようとしない。
「意図的に虚偽の内容を記載したことを裏付ける証拠は得られない」
として近く、嫌疑不十分で不起訴処分にするという(5月18日日経)。
あまりにも見え透いている。
もはや検察の不手際は認めざるを得ない。
誤りを犯した検事は厳しく処罰せざるを得ない。
場合によっては検察組織の改変までも手をつけるかもしれない。
しかし決して関係者の起訴だけは行なわないのだ。
これは村木元厚生労働省局長の冤罪事件の際のフロッピー改ざん事件
に関し、大坪弘道大阪地検特捜部長らをはやばやと起訴したことと
あまりにも対照的だ。
なぜか。
それは裁判にして小沢強制起訴の疑惑が蒸し返される事をおそれるからだ。
裁判の過程で小沢事件が単に検察だけの犯罪ではなく政治家や最高裁までも
巻き込んだ一大国家犯罪であったことが明らかにされるからだ。
朝日新聞の記事はこう書いている。
東京地検は近く法務省と協議した上で、内部調査の結果を公表すると。
その内部調査においては、田代検事の上司であった当時の岩村修二
東京地検検事正(現名古屋高検検事長)までも参考人聴取していたという
(5月18日日経)。
おそらく近く公表されるという内部調査報告書は検察に厳しいものに
なるだろう。
しかし、これは見せかけの厳しさだ。
検察にはこの際悪役を引き受けてもらうが、その検察の犠牲と引き換えに
この国の権力中枢の犯罪はこれ以上追及させないという、メッセージ
なのである。
それを許してはならない。
疑惑を疑惑のまま見逃しては、国家権力の犯罪は繰り返されることになる。
◇
石川議員の取り調べ「不適切」 担当検事、懲戒処分へ
http://www.asahi.com/national/update/0521/TKY201205200477.html
東京地検特捜部の田代政弘検事(45)=現・法務総合研究所教官=による石川知裕衆院議員の取り調べについて、検察当局は20日までに「不適切な取り調べだった」と断定した。捜査報告書に事実と異なる記載をしたことと合わせて懲戒処分が相当と判断。近く法務省と協議した上、内部調査の結果を公表する方針だ。
田代検事は2010年1〜2月、小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」による土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕された石川議員の取り調べを担当。同年5月には、検察審査会が小沢氏を「起訴相当」と議決したのを受けた再捜査でも、保釈中の石川議員を調べた。
同年5月の調べでは石川議員が「隠し録音」したため、(1)虚偽記載とは別の容疑で特捜部が再逮捕できる(2)小沢氏の関与を否定すると、検察審査会の判断により小沢氏が強制起訴される――などと田代検事が取り調べの中でほのめかしていたことが発覚。小沢氏と元秘書の公判ではそれぞれ、東京地裁から「虚偽供述に導く危険性の高い取り調べ」「威迫とも言うべき心理的圧迫と利益誘導」などと批判を受けた。
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