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(画像はパロディスト、マッド・アマノ氏のご提供です)
今日午前、日本は金環日食フィーバーに沸いた。人類は、その長い歴史から眺めれば、つい最近まで皆既日食を不吉なものとして忌み嫌っていた。太陽が月で覆われるという、単純な天文学の現象が分からなかった時代は、太陽が急に暗くなると、世の終わりと等しい恐怖であっただろう。古風な言い方をすれば「天の岩戸隠れ」である。今は、その凶事(まがごと)が珍しい天体ショーとして楽しみの対象となっている。
物事の本質が分かると凶事が吉事に変わることがある。不吉な日食が花火大会のような楽しい天体ショーに変わる。甚だ強引な展開ではあるが、日本の国政もそういう感じがある。菅直人元首相や野田佳彦現首相が、採用し続けている新自由主義路線は、小泉政権時に小泉純一郎氏と竹中平蔵氏によって、唐突に国政に採用された。これは宗主国のアメリカとそれに阿諛追従する官僚主導体制の背景が厳然として存在している。
「聖域なき構造改革」や「官から民へ」の華やかな呼号を繰り返し、国民をペテンにかけた小泉純一郎氏と、アメリカの犬に成り下がった竹中平蔵氏が旗を振った「郵政民営化」を中心とする、様々な偽りの構造改革は日本を奈落の底に突き落とした。小泉施政が展開される中、時間が経って、この政権の暴虐性に蹂躙され、そのあまりのひどさに気付いた国民は2009年8月の総選挙で民主党に政権をゆだねた。
鳩山―小沢体制、加えて国民新党は、国民生活改善の視点から小泉政権とは反対のベクトルで国政の新体制を始動しようとしたが、米国に隷属する既得権益複合体は、鳩山―小沢新体制を徹底的に側面攻撃し、民主党の内部分裂という形でこの新体制を破壊した。この中心勢力に仙谷由人氏や岡田克也氏など、国民を愚弄する愚連隊のようなクズ連中がいた。
国政は再び小泉政権時のような非道な勢力に乗っ取られ、野田政権は国民生活を破壊し、国力を脆弱化させる消費税増税路線と、国家主権を崩壊させるTPPへと進んでいる。国民はせっかく歴史的な政権交代を実現させたにも関わらず、国政が再び悪逆非道な暗黒政治になってしまったことに絶望的な境地になっているが、なぜ国政にこのような凶事が続いているのか、その原因を突き止める必要がある。そうしないと、いつまでも同じことが繰り返され、暴政が定常化してしまうだろう。
民主党が国政を担って新たに始動した時、米国隷従の既得権益勢力は、マスコミを使って小泉政権が何であったのかを、総括しようとした動きを徹底的に封じたのである。つまり、この時点で植草一秀氏や亀井静香氏など、小泉政権の本質に詳しい有識者の見解を徹底的に理解して置く必要があった。小泉俊明議員の小泉・竹中批判も大いに有効であっただろう。この重大なことをおろそかにしたために、国政は再び国を売る悪党たちに乗っ取られたのである。
今は、凶事となっている民主党金環日食を吉事に変える唯一の力を有した政治家は小沢一郎氏である。彼に対する評価はいろいろ分かれているが、国政を岩戸隠れさせている勢力にこれほど執拗に、かつ徹底的にバッシングされている事実を重く見るべきだろう。その理由はただ一つ、国政を暴政に変えている奴らが嫌う動きができる唯一の政治家だからである。
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2012/05/post-b5be.html
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