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産経新聞
2012/05/19 00:12
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/localpolicy/562967/
東京都の石原慎太郎知事は18日の定例会見で、尖閣諸島購入に向けた寄付金が同日正午現在で7億6000万円を超えたことについて、「国民の志に改めて感謝を申し上げる」と謝意を示した。また、政治塾について、大阪市の橋下徹市長率いる「大阪維新の会」が開いた「維新政治塾」との連携にも意欲をみせ、「日本維新の会をつくって、人材を育てたい」と語った。詳報は以下の通り。
「冒頭に私からひとつ。尖閣諸島の寄付金の問題だが、本日正午現在の速報値で、7億6000万円を超えた。寄せられた国民の志にあらためて感謝申し上げる。一人一人に、本当にお目にかかってお礼を申し上げたいが、とりあえずお礼状を送る。担当窓口への問い合わせもすでに3600件を超えている。とりわけ、地方の、田舎の人たちから、みずほ銀行なんてないという声がある。先日、テレビに出たとき、テレビに寄せられた手紙の中にも、『田舎なので郵便局はあるが、みずほ銀行がない。寄付したいのでバスに乗って30分かけて、大きな町に行き、みずほ銀行で寄付をした』というものがあった。郵便局での受付も手配できないものか、というありがたいアドバイスもあった。そこで、ゆうちょ銀行に口座を設けるように事務方に指示した。なお、今後振り込め詐欺をするやからが出ないとも限らないので、専用の振込用紙を東京都に請求していただきたいと思う。また、尖閣寄付金は税法上の控除の対象になることから、事務方に領収書の発行を依頼していただきたい」
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−−政治塾について、このところ、たびたび発言しているが、少し詳しく
「いや、もうすでにやっている。応援団長やっている『たちあがれ日本』で、非常にレベルの高い人たちが集まっている。大阪市の橋下徹市長がやっているところ(維新政治塾)は、これからどういうふうに修練されて、どういう人物が出てくるかはわからないが、たちあがれ日本でやったことは、非常に優秀な人材を修練している。それもさらに拡大した形で、もう少し積極的なお手伝いをして、私ももっともっと深くコミットして、人材を育てていきたいと思っている」
−−おっしゃったのは、「かけはし塾」のことだと思うが、応募資格が党員に限定されている
「党がやっていることで、これからそういうものをもうちょっとオープンにして。橋下君も鋭意そういう考慮もしているでしょうけど、すでにこちらは絞った形でやっている。やっぱり、東京と大阪が連携して、新しい人材を政界に送り込む。これはある意味で、向こうが大阪維新の会なら、東京維新の会といわず、全体で連帯することで、日本の維新の会のようなものを作っていきたいと思っている」
「亀井静香国民新党前代表が言うように既存の議員を集めて第三極を作ることには、全然興味がない。有志の議員が入っていることは結構だが。亀井君も一人、オオカミになっているが、これからはそういうことが結集されて、第三極を作っていくには、当然経験のある、たちあがれ日本の平沼赳夫代表、園田博之幹事長、藤井孝男参院代表、そういった連中を含めて、亀井も入って、結束かけて大きな勢力にしていくことは必要。ただ、小沢一郎民主党元代表と俺が手を組むことは全くない」
−−愛知県の大村秀章知事は小沢氏ともパーティーなどで会っているが、愛知とのアライアンスは考えられないか
「大村君が小沢さんと一緒に行動するなら、そんな人間と私は一緒に仕事することは毛頭ないね」
−−大阪府の松井一郎知事が、橋下氏を講師に派遣するという問い合わせがあれば検討すると話しているが
「そりゃ、これから東京と大阪のアライアンスが出てくれば、頻繁に、私も日を決めて、橋下君の塾に講師に行きますよ、近々。彼にも来てもらいますよ」
−−知事が講師に行く具体的な時期は
「6月に入ってから」
−−東京でも維新の会と連携して若い人を育成すると言ったが、広げるのはいつごろか
「そうですね、多分6月に、大阪とも話して、具体的なメッセージを発したいと思っている」
−−解散時期は、6月よりも先になると考えているか
「いつになろうと、選挙制度も変わらざるを得ないし、市議会議員になれない連中が、国会議員になるようなばかな選挙制度はやめたほうがいい。いつ変わるか分からないが、近いうちに変わらざるをえない。それに備えてでも、この次の総選挙に間に合わなくても人材を作っていくことは日本のためになると思う。そのために一生懸命やる」
−−尖閣諸島購入について、都議会は音無しの構えで、「議案が出ないと議論しようがない」ということで、都がやるという気概が感じられない
「そんなことないですよ。これから会議が始まれば、そこで議論もあるだろうし、私も趣旨を説明して議会の同意を得ますよ。何党であろうと、同じ日本人なんだから、国家に対する領土的な侵犯に危機感を持たないんだったら、村会議員だろうが国会議員だろうが都議会議員だろうが、議員している資格は私はないと思う。そのことは、次の選挙もあるので、そこで国民が判断するだろうけど」
−−地権者と国の貸借関係が終わる来春に尖閣諸島を購入したいという意向だが、議会次第では継続審議となる可能性もあるが
「継続なんかにしたら、シナにたちまちもっとひどいことをやられる。だからこっちもあわてて言っている。私が発表する前にも、シナの政府は『日本の尖閣諸島における実効支配をぶっ壊すために果敢な行動を取る。そのために機材をそろえている』と宣言している。やるでしょう、彼らは。現に300隻くらいの漁船が境界線超えて乱獲やっている」
−−来年春は譲れないリミットか
「そう。国家としても譲れないんじゃないか。ちょっと、東京都の記者の諸君も国際感覚をもって、東京都庁だけの問題だけじゃなく世界全体を眺めて、東京が発している意志を考えてもらいたい」
−−関西では節電と電力融通で、原子力発電が稼働しなくて電力不足の危機が解消できたと考えていいのか
「それは、これから夏のシーズン、関西がどういう危機になるかの話で、結果見なければ分からない。電力が足りないんだったら、安全というものを確保しながら、原発を始動することは、合理的な当たり前な考え方だと思う」
「原発の危険性と言うが、福島事故はなんで起きたかというと、地震じゃない。地震によって原子炉が破壊されたとか、放射能が拡散したことはない。そこをはっきりしてもらいたい。日本海の原発は海から冷却水を引くので海浜に作っている。地政学的に、断層の上に立っているのはちょっと危ないかもしれないが、日本海でとんでもない大津波を考えるのはあまり信憑(しんぴょう)性がないと思う。いずれにせよ、太平洋岸で起こる可能性は十分にあり、それを斟酌(しんしゃく)せずに、あういうところに立地したことは間違い。そういう間違いをもたらしたのは、再三言っているように、自民党と通産省と東京電力がグルになった非常に悪い利権システムだ。そういうものを考慮して、これからの原発を考えれば、私は原発は安全だし、フランスがやっているみたいに十分安全に運用できる、稼働させることはできると思う。夏の節電期に大災害が来るか来ないかは分からないが、とりあえず原発に機能的な不具合がないなら、私は稼働させて電力を供給させて、節電せずに過ごす方が賢明だと思う」
−−夏の節電に向けて、都知事からメッセージは
「去年の夏にも同じこと考えたが、何とかという大臣がやってきて、『首都圏の節電に協力してくれ』と言うので、東京はもちろんやりますよ、と言った。あなたは東京だけでなく神奈川県、埼玉県、千葉県行くんだろうなと言ったら、『とりあえず東京だけ来ました』と、そんなもんは話にならない。担当大臣だったらちゃん政令を出しなさいと。田中角栄さんのころ、オイルショックのころ、節電の政令が出ている。あのころなかった節電の手法として、今後電気使っているパチンコ屋や、あのころなかった数の多い自動販売機を対象にした政令を出しなさいと言ったら、『上に取り次ぎます』と。取り次ぐんじゃない、君が主務大臣だから、政令を復活してそれを国が布告したらいいじゃないかと。国が号令出したらいい。そのときには私は言ったんだ。パチンコ屋も昼間から電気を使うことはないので、時間制限をしたらいいし、自動販売機は夜中つけておく必要ないんじゃないかと。これには業界が反対したね、サントリーは。あれはスーパー、コンビニに預けて売るよりも、自分で作った販売機の方がメリットがあるので反対したが、コカ・コーラは、石原さんの言うとおりだということで自粛、電力制限した。結局、日本全体の自動販売機業界はついてこざるをえなかった。パチンコ屋はメーカーの見識ある人たちが、石原さんの言うとおりだということで自粛した」
「また同じことを私が言う必要はないし、国が号令だしたらいい。号令という言葉が厳しいなら、政令を通じて通達したらいい。がれきの問題だって、国が号令かければもっと動くはず。地方自治体のばかな奴が、放射能もないのに反対する。そういうことで遅滞している。とにかく国がしっかりして、何といっても日本の最高指揮官なんだから、総理大臣が腹を決めて政令出して、日本全体に夏の間の節電を呼びかけたらいい。関西だけの問題じゃない。夏中、みんなが節電するよう呼びかけたらいい。それが国の最高指導だと思う。いっこうにそういう気がないね。自分たちをなんだと思っているのかね。上級役人だと思っているのかしら、政治家なんだからね」
−−橋下市長が職員を対象に入れ墨の調査をした。公務員に対して調査することをどう思うか
「入れ墨ってものは社会的な意味の問題で、過去の通念、概念で言うと、体に入れ墨して、親からもらった体をあえて毀損している人間の評価はそう高いもんじゃなかったと思う。入れ墨をしている職員が非常に多いということが表象するように、市の職員組合は年間10人を超す刑事犯が出る、それも傷害、詐欺、麻薬、そういう人間が数多くいる組合の中に、入れ墨している人が多いというのは、ある意味象徴的な現象だと思う。その人間の人格をはかる、能力をはかるのに、入れ墨を有無をメジャースティックにするというのは、人によっていろいろ意見は違うだろうが。やっぱり、自分の感覚的に生理的に、そういう人間がいて、その人間に大事な仕事を託せるかというと、かなり足踏みせざるを得ないというのが、世の中の常識ではないか」
−−来週月曜日に金環日食がある。朝早いが、知事は見る予定は
「ない。そんな早起きしない。私は小学校4年生のとき、小樽の学校で、校長先生がなんかやっててみんなが集まっているとき、級長をしていて、『お前一人残って(日食を)観察して記録をかけ』と言われて、墨を塗ったガラスで見て、なんかこういうことかと思って絵に描いた。描いたってしれてるもんでね。あまり感動的じゃなかったね。確かに暗くなったけど。だけど、みなさん、気をつけた方がいい。太陽を長いこと見ると、金環食でも危ないんで。サングラスとか特別の色合いの濃いグラスで見ないと危ない」
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こういう連中にいつまで騙され続けるのか、日本人。。
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