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国策無罪、政府にウソをつかれた格好となった小沢民主党幹事長
http://www.shihoujournal.co.jp/index.html
2012年05月18日号 【鷲見一雄の憎まれ口】 :司法ジャーナル
●共同通信配信記事
共同通信は17日、「名古屋検事長を参考人聴取虚偽報告書問題で検察」
という見出しで次の記事を配信した。
http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012051701001989.html
小沢一郎民主党元代表の捜査を担当した元東京地検特捜部の田代政弘検事=現法務総合研究所=が虚偽の捜査報告書を作った問題で検察当局が、作成時に東京地検検事正だった岩村修二名古屋高検検事長を参考人聴取していたことが17日、関係者への取材で分かった。
虚偽有印公文書作成容疑などで告発された田代検事に対する捜査の一環で、報告書作成の経緯や、虚偽記載に関する認識の有無などについて説明を求めたとみられる。
検察当局は、田代検事が故意に虚偽記載をしたことを裏付ける確たる証拠がないとして、月内にも嫌疑不十分で不起訴とする方向で調整しているもよう。
●鷲見一雄の視点
処分を決めるに先だって当然の参考人聴取だと思う。しかし、問題はそんなことではない。
検察審査会が4月27日に「起訴相当」の議決をした。直接証拠は田代の作成した石川調書。私は鳩山内閣危急存亡の危機に直面したと捉えた。東京地検は1月15日以前に「石川議員ら元秘書3人は立件するが、小沢については立件しない」という法相、もしくは官邸との合意があっての強制捜査着手だったからだ。それが検察審査会から「起訴相当」の議決が出された。政府が「立件しない」と民主党幹事長に約束した事が事実上反故となる。つまり政府が政権与党幹事長にウソをついた結果となった。ウソをつかれた小沢からみれば「検察に検審の議決を誘導した陰謀があった」となったと推測する。
東京地検が再捜査しなければならない羽目となった。ここで注目されたのが小沢の起訴相当の不利益証拠を提供した石川、それを録取し、検審に提供した田代。2人に対する締め付けは大きかったと推察する。収拾は2人を抜きにはできるはずがないからだ。
●私の勇気不足
鳩山ら官邸はどう収拾したかったか。最高検、東京高検、東京地検最高幹部はどう収めたかったか。私がしっかりしていれば検審の「起訴相当」の議決を受け、「石川と田代が何らかの動き」をしなければ「官邸が小沢についたウソ」も「法務・検察が法相もしくは官邸についたウソ」も「特捜部幹部が上層部に対する報告の手抜きの収拾が出来ない」ことを暴けたのだが、残念ながらそこまでの勇気がなかった。いい歳をして「物書き失格」である。
●私が暴けなかった結果
@石川の隠し録音
A田代の虚偽捜査報告書
B佐久間特捜部長が大幅加筆した斉藤副部長の捜査報告書
C―ABの検審への提出
D鳩山内閣退陣
E菅内閣誕生
F小沢の民主党代表選立候補、落選
G検審、強制起訴の議決
H指定弁護士の強制起訴
I小沢側の田代の虚偽捜査報告書の暴露
J指定弁護士、小沢に禁固3年を求刑
K国策無罪
私に物書きとしての素質があれば「石川の隠し録音も田代の虚偽捜査報告書作成も防ぐことが出来た」のである。
しかし、田代が嫌疑不十分で不起訴となろうが、石川が小沢無罪のヒーローになろうが、小沢に対する判決はまぎれもなく「国策無罪」であることは間違いない。(敬称略)
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