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野田“二股作戦”モ〜限界!小沢切って自民と組む?
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120518/plt1205181537008-n1.htm
2012.05.18 夕刊フジ
野田佳彦首相に「決断の時」が迫りつつある。政治生命を懸ける消費税増税法案などの委員会審議が始まり、野田首相は自民党に重ねて秋波を送っているが、その裏で、民主党の小沢一郎元代表との会談の調整を輿石東幹事長に指示したのだ。自民党は「小沢切り」を協力の条件にしており、永田町「二股作戦」は長く続きそうにない。
「小沢氏に、増税法案を推進する立場で協力してほしいと腹を割って伝えたい」「小沢氏は消費税増税に絶対反対の立場ではないと思うが、いろんな考えがあると思うので聞かせてほしい」
野田首相は17日のNHK番組で、増税法案に反対する小沢氏との会談について、こう語った。総勢100人を超える小沢グループの対応が、6月上旬以降に想定される法案の衆院採決でカギを握るのは間違いない。
ただ、小沢氏が会談に応じるかは不明。会談するかどうかをカードにして主導権を握るのが、小沢流の交渉術であり、応じた場合は「増税法案の継続審議」「衆院解散先送り」などの譲歩を求めるとみられる。
また、衆参ねじれ下では、小沢氏の協力を取り付けたところで自民党の協力がなければ増税法案は成立しない。
このため、野田首相はGW中に自民党の谷垣禎一総裁に極秘会談を打診し、17日の特別委員会でも「国益を考えて与野党が胸襟を開いて成案を得ることが極めて大事です」と協力を要請したが、谷垣氏は協力の条件として「小沢氏との決別」を突き付けている。
俳優、塩谷瞬の「二股騒動」ではないが、双方にいい顔をし続ければ、野田首相に待つのは破滅の道でしかない。
小沢氏と手を組んで増税や早期解散を断念するか、自民党と組むために「小沢切り」を決断するか、塩谷のように双方から突き放されるか…。野田首相に残された時間はそう長くない。
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