http://www.asyura2.com/12/senkyo130/msg/219.html
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今や政局の中心に鎮座するは、野田でも谷垣でも小沢でもない 民主党幹事長・輿石東
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/ad5df891bcb7e9ff2da2569dfcf091a9
2012年05月15日 世相を斬る あいば達也
昨夜は久しぶりに三宅久之の消えたTVタックルをぼんやりと観ていた。三宅の定席に座っていた福岡政行が話題作りかどうかわからないが、年末には石原慎太郎が総理になっていると、麻原彰晃並の予言をしていた。この人が大学の教授だとは信じられない預言である。ビートたけしにノストラダムスと揶揄されていた。それよりもなによりも酷かったのが、与党から呼ばれた二人だ。おそらくディレクターが意図的に選んだのだろうが、民主党山井和則と逆臣国民新党の下地幹郎だ。なにか話しているようだが、財務省のご説明をオウムのようにブツクサ、なんとも酷過ぎる醜態だった。あきらかに与党への悪意ある制作意図があったとさえ思える。敵側に、古賀茂明と須田慎一郎、正体不明の三橋貴明。なぜ座っているかもわからない小池百合子(笑)。なんだか番組自体が内部崩壊している感じだった。
TVタックルの感想はこの程度にして、ZAKZAKに面白い記事が二つあったので紹介しておく。産経系にしては時折良い着想の記事も書いている。毛嫌いせずに、時々目を通すのも悪くはない。先ずは読んでいただこう。
≪ 石原都知事、“3都連合”で官僚打破!売国は許すまじ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120514/plt1205141538003-n1.htm
東京都の石原慎太郎知事が「三大都市圏連帯」に意欲を見せている。産経新聞の人気連載「日本よ」(14日発行)で、東京と大阪、名古屋が手を組んでの「中央集権の打破」を訴えているのだ。石原氏は最近、大阪市の橋下徹市長や、名古屋市の河村たかし市長と接近しているが、具体的な動きにつながるのか。
「当節いろいろ揣摩臆測(しまおくそく)されているが東京、大阪、名古屋(中略)この三大都市圏が連帯して行おうとしているのは中央集権の打破、国家の官僚の独善による国家支配の改善に他ならない」
石原氏は連載冒頭から、こう書き出している。橋下氏とは先月上旬、河村氏とも7日に会談し「中央集権の打破」で一致しており、霞が関支配に戦いを挑む意欲は本物のようだ。
連載でも、横田基地の共同使用を妨害するという外務省に対し、「(彼らの)国益とは一体何なのだろうか」と疑問を呈し、尖閣沖漁船衝突事件時の対応について「外交という名にほど遠い売国に他なるまい」と批判。
東京都が採用した発生主義複式簿記に絡み、「財務省」という言葉こそないが、「日本の周辺で大福帳なみの単式簿記を行っているのは北朝鮮とフィリピン、パプアニューギニアくらい」「この国には正確なバランスシートもないし国民が国の財政を見極めるための財務諸表もありはしない」と指摘する。
そして、終盤で「日本の政治の健全化のためには多少の意見の相違はあっても、地方が強い連帯を組むことからしか日本の改革は始まりはしない。明治維新を行った、薩摩、長州、佐賀、土佐といった藩の間にさまざま唱えるところの違いがいかにあったかを思い起こして見るがいい」と、呼びかけている。≫(ZAKZAK)
≪ 高給取りの都バスドライバーを支える「東電株マジック」とは
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120514/dms1205141601007-n1.htm
過密スケジュールでハンドルを握り続け、事故を起こした高速バス運転手の日給は1万円だった。規制緩和によるバス会社の参入増加と熾烈な価格のダンピン グで、苛酷な労働を強いられている民間ドライバーの実態が明らかになった。その一方で、公務員のバス運転手は「ドライバー貴族」といえる厚遇ぶりだ。
総務省が2009年、民間の貸し切りバス運転手を対象に行なった調査では、89%の運転手が睡魔や居眠り経験があり、61%はその原因が「厳しい運行日程」だと答え、連続勤務が30日以上と告白する運転手もいた。
「寝ずに働いても月収が手取り10万円ちょっとというワーキングプアの運転手も多い」(高速バス運転手)
一方で、自治体の運営するバスの運転手は格段に恵まれている。
例えば大阪の市バス運 転手の平均年収は739万円で、在阪の私鉄系バス会社より195万円高い。ところが市バス事業は28年連続の赤字で、今年2月、橋下徹・市長は「民間並みに合わせる」と4割カットの方針を打ち出した。
それでは首都・東京の都バスはどうか。厚労省の調査によれば、東京都の民間バス会社社員の平均収入は573万円である。しかし都バス運転手の平均年収は736万円と、大阪市と同様に民間より格段に高い。都交通局関係者はこういう。
「退職直前には年収800万、900万円になるドライバーもいます。2007年には都議会で民間の年収より高いという指摘が出ましたが、改正は10%削減にとどまったのでホッとしました」
過剰なバスの所有も疑われる。東京の路線バスの営業距離は781キロで、大阪府の587キロと比べる と1.3倍ほどの長さだ。ところが大阪市が保有する車両台数が663台であるのに対し、都は1462台と大阪の2倍。地下鉄網が発達する東京で、これだけの台数が必要なのか疑問だ。
都では豊富なバスを観光車両としても運行しており、年間で延べ794台、4億円近い売り上げを計上している。民間業者からは「民業圧迫だ」という声もある。
労働条件や手当も充実している。都バス運転手は1週間に2日連続の休日を取ることが義務づけられる。長時間拘束に対しては「交代制勤務者等業務手当」があり、2時間以上待機した場合は10分ごとに50円の手当が支給される。
こうした厚遇ぶりにもかかわらず、都バスは大阪のような形で問題視されてはいない。それは“黒字”だからだ。2010年度決算の黒字額は10億900万円に上っている。
ところが、これがインチキなのだ。この黒字はバス事業収入ではない。あまり知られていないが、都の交通局は東電株だけで毎年25億円の配当を受けており、その収益によって黒字となる。東電利権が「ドライバー貴族」を支えていたというわけだ。
そもそも、なぜ東電株の配当が交通局の、しかもバス部門に入っているのか。
「都の交通局の前身は東京市電気局でした。戦中の配電統制令で、電気局の設備を東電の前身である関東配電に現物出資したため、交通局が株を取得し、配当もこちらに入っています。
元々は都電の収入にしていたのですが、都電の多くがバス路線に転換したためにバス事業の収入にしました」(交通局総務部)
ところが、その頼みの綱の東電株は原発事故で配当がゼロに。インチキで“黒字”といえなくなった。 「2012年度予算では、バス事業は約10億円の赤字を見込んでいます」(同前)
貴族もいよいよ年貢の納め時だ。≫ (ZAKZAK・NEWSポストセブン:※週刊ポスト2012年5月25日号)
後段の記事はZAKZAKを褒めるつもりだったが、週刊ポストの記事の拝借だったので、褒めるのはやめておく(笑)。それはさておき、石原が自慢げに語る東京都の収支構造においても、怪しい部分や大改革を要する部分は東京都交通局に限らず、まだまだ未知の構造的問題点があるのだろう。前段の景気のイイ話を真に受けているのが、さしずめ福岡政行と云う預言者かもしれない。筆者は、石原が「三大都市圏連帯」を高らかに語っているのは耳にするが、橋下、河村、大村らの方から、石原慎太郎へのラブコールは必ずしも積極的に行われていない事実認識が必要なようである。
小沢の政治理念である「中央から地方」がいつの間にか、地方勢力にぱくられた感があるが、本家は明らかに小沢一郎である。石原慎太郎もパクリをしたに過ぎない。東京都と云う一国に値する首長が、何を色気を出してしまったのか、どうにも迷惑な騒乱を愉しんでいるようだ。青嵐なら、保守の矜持として受け入れられるが、騒乱はマズイでしょう。東京都でも内情を分析すれば、霞が関同等の支配構造の問題があるのだろう。これが、地方に行けばいくほど、酷い状態である事は想像に難くない。つまり、中央から地方と云う根本的課題と、今度は受け皿となる地方の改革までが、セットで行われなければ、霞が関のバケツの穴を塞いで、次の穴のあいたバケツを用意する間抜けな改革劇を見るかもしれない。
野田は胡錦濤国家主席に会いたいよ〜と何度も頼んだが、会談拒否。李明博とは会うけど、野田はいいよ。これを朝日などはウィグル会議の所為にしているが、それも一つだが、最も最悪なのが石原慎太郎の尖閣を都が買うと云うことが問題なのである。触らぬ神に祟りなしで行こうと云う外交的表面上の暗黙値を破壊したのだから、中国が野田を無視するのは理にかなっている。早く、まともな首相が会いに来て欲しいと催促されたようなものである。
輿石幹事長が、急に元気になって、言いたい事を言いはじめた。輿石が民主党代表であると錯覚するほど力強い発言に終始している。あきらかに、俺は絶対に「話し合い解散など認めない!」と野田に挑戦状を叩きつけた感がある。野田が混乱するだけならまだしも、自民党の谷垣はじめ幹部どもがキャーキャーピーピーと文句をブー垂れている。いと滑稽な政治シーンだ。谷垣などは、審議が始まったばかりだと云うのに、1カ月も先の会期末の延長の話を堪らずする羽目に陥っている。この梅干しのタネ風貌のオッサン、お主中々の使い手、と云った感想を持つ。
こうなると、野田が選択できる手は、党主導の継続審議で消費増税法案を棚上げにするか、小沢と話し合いを持ち、実効性の乏しい消費増税法案にして、法案が通ったと強弁するしかないようだ。仮に現在最も有力となっている「消費増税成立・解散なし」を野田と谷垣・山口で強行した場合、民主党、自民党の分裂を早めるだろうし、1年数カ月後には小沢新党・地域新政党との集団一騎打ちとなり、早々に野党に転落する大連立と云う喜悲劇が起きることは程度は、幾らバカな野田でも判るのではないだろうか。当分は、輿石幹事長が政局中心に鎮座している模様である。ホント、政治と云うものは面白い。最後になったが、輿石会見を産経が実況中継風に書いてある記事を見つけたので、オマケに添付しておく。
≪ 輿石氏、話し合い解散を否定 深まる首相との溝
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120514/stt12051423420004-n1.htm
民主党の輿石東幹事長は14日の記者会見で、消費税増税関連法案の成立と引き換えに衆院を解散する「話し合い解散」に否定的な考えを示した。輿石氏は次期衆院選について、来年夏の衆参同日選になるとの見通しを示したばかり。狙いが「断固解散阻止」にあるのはもはや疑いようがなく、「話し合い解散」 もカードに法案の今国会成立を探る野田佳彦首相との溝は深まる一方だ。
「なかなか話し合い解散にならないんじゃないですか。何のために話し合いをするのか…」
会見で輿石氏はそう言い放った。首相は消費税法案成立のために「話し合い解散」も模索しているだけに、首相との距離感を鮮明にした格好だ。
「衆参ダブル」発言について、14日の役員会では「聞かれたから答えただけ」と火消しに走ったかにみえたが、直後の会見では態度を一転させた。
前原誠司政調会長が12日に「解散に他の人間が言及することは控えるべきだ」と批判したことに「首相の専権事項に触れたわけでも何でもない。役員会で前原君は一言も言わなかった」と強弁。「今すぐ解散する状況でもないし、できる状況でもない」と述べ、行政改革 の実現や衆院選挙制度の「一票の格差」是正など、解散の前提条件を次々と列挙した。
藤村修官房長官が「(一票の格差問題で)解散権が縛られる規定はない」と断言していることに対しても、輿石氏は「ホー。最高裁を無視していくということだね?」と開き直った。
党内融和をはかるために自ら必要と認めていた首相と小沢一郎元代表との会談についても「首相が『小沢氏と話をしたい』ということが先行する。僕が小沢さんに呼びかけて何をやるのかね」と開催の判断を首相に丸投げしてしまった。
それでも一連の輿石氏の解散先延ばし発言をめぐって民主党内では「みんなの本音を代弁してくれた」(若手)などと好意的な受け止めが大勢だ。だが、その本音とは、敗戦濃厚 な総選挙を回避したいだけの“党利党略”ともいえる。
思いの丈をすべてはき出したからか、14日に76歳の誕生日を迎えた輿石氏は「かなり丁寧にやったんじゃないか」とスッキリした表情で党本部の会見場を後にした。≫産経新聞
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