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“大飯原発再稼働、おおい町議会が容認”分からないでもないけどガッカリ
2012.05.14 :(まるこ姫の独り言)
分からないでもないけど、旧態依然とした意識にはがっかりだ。
>大飯原発再稼働、おおい町議会が容認
読売新聞 5月14日(月)11時54分配信
>政府から関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働への同意要請を受けているおおい町議会は14日、全員協議会で採決を行い、賛成多数で再稼働容認を決めた。
原発の立地地区にある地元としては、大飯原発に稼働して貰わなければ、補助金も交付金も貰えないし、雇用も厳しい状態に置かれるというのは良くわかるが、福島原発の大事故を考えれば、政府の出してきた安全基準が、事故前の安全基準を手直ししただけで、早く稼働させろと言うのは、あまりにも時期尚早だと思わないのだろうか。
福島を例に見ても、一度事故が起きれば、補助金や交付金を貰っていた本来の地元だけの問題ではなくなる。
放射能は、交付金をもらっていようが、もらっていなかろうが、何十キロに渡って降り注ぐ。
はっきり言えば、貰っている方は自業自得かもしれないが、貰っていない方への放射能汚染は非常に理不尽だ。
広大な範囲で被害を被るのは、福島事故を見ても良くわかる。
アメとムチのアメの部分を享受してきた地元は、補助金や交付金が来なければ死活問題かもしれないし、雇用も大変だろうが交付金も貰わず、電力会社からの補助金も貰わず、それでも一生懸命生きている自治体も多数ある。
原発依存は麻薬みたいなもので、交付金を受けていた自治体はそのサイクルになっているのだろうが、これだけの大事故を見たら安易な原発容認ではなく、皆で本当に原発が必要なのか必要でないのか、これからのエネルギー政策を、今一度立ち止まって考える事が出来なかったのだろうか。
言うは易く行うは難しで、なかなか依存から脱却できないのは良くわかるが、それでもこれから人口が減少して行くのが見えている日本の現状を考えたら、日本に54基もの原発は異様に映る。
廃炉にしても何十年もかかると言われているが、耐用年数の面や廃炉の年数も考えて、本当に原発が無ければこの国は立ちいかなくなるのか、使用済み燃料棒はどこに永久保管をするのか、根本的な論議が欠けている。
やはり何と言っても、政府がこの国のエネルギー政策をどのように考えているのか、さっぱり分からないのが一番の問題なのではないだろうか。
電力会社を指導する事も出来ず、かえっていいなり状態にも見えるが、そんな政府の姿勢を誰が信用するだろうか。
その政府に、やいのやいのと言われたのだろうが、おおい町町議会の、再稼働ありきの採決は非常に残念だ。
元記事リンク:http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2012/05/post-eaf6.html
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