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【小沢裁判「控訴」強行】同業者からも非難噴出! 検察官役 指定弁護士3人の経歴と評判
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2012/5/14 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
小沢一郎元代表を控訴した検察官役指定弁護士3人への批判が噴出している。政界や識者だけでなく、同業者である弁護士の間でも「『控訴は同じ弁護士として考えられない』『無罪の人間をいつまで被告にしておくつもりなのか』と異論が続出している」(都内の弁護士)という。弁護士会では以前から「検察官の上訴禁止」を求める声が強かったから、なおさらだ。そもそも、この3弁護士はどんな人物なのか。同業者の“評判”は意外なものだ。
◆次々出てきた"意外な過去"
主任格の大室俊三氏(62)は、京大法学部を卒業後、77年に弁護士登録。過去にはリクルート事件や旧日債銀の経営破綻事件などを手がけ、「ベテラン」「発言力のある大物弁護士」と持ち上げたメディアもある。しかし、ある弁護士は「大室さんは年齢の割に、これまで弁護士会や日弁連で“大物”といえるほどの役職には就いていませんけどね」と首をかしげる。
3人に共通しているのは、民主党の仙谷由人(66)に近いということだ。
「大室氏ら指定弁護士3人は、小沢潰しの“黒幕”とされる仙谷政調会長代行とは浅からぬ仲です。3人とも仙谷氏と同じ第二東京弁護士会に所属し、仙谷氏が今でも顔を出す『全友会』という人権派の“派閥”にそろって名を連ねています」(法曹関係者)
とりわけ、村本道夫氏(57)は仙谷とは東大法学部卒の先輩・後輩の間柄でもある。85年に弁護士登録し、08年には政治資金に関する論文を執筆したと紹介されているが、「メディアで取り上げられるような実績はそれほどない」(別の弁護士)という。事務所のサイトには、趣味の山登りの話を中心に日記を書き、プロフィルではこんな“告白”もしている。
〈(若いころは)法律など大嫌いで見向きもせず、文学や哲学に首をつっこみ、高校で、現代国語や漢文を教えていましたが、思い立って弁護士となりました。それでもしばらくは、法律になじめませんでした〉
高校の教師をしていたとは珍しいが、弁護士が「法律嫌い」で「法律になじめなかった」とは、驚きだ。
山本健一氏(48)は早大法学部を卒業後、99年に34歳で弁護士登録。検事役指定弁護士を受ける以前に、東京地裁の民事調停官(非常勤裁判官)としての勤務経験もある。次々に「国」の仕事を引き受けている。
都内の飲み屋で何度か居合わせたという関係者は、「たいていひとりで飲んでいて、面白い話をするわけでもなく、ただただ、マジメという印象しか残っていません」と言う。一方で、こんな話も持ち上がっている。
「いま、法曹関係者の間で、山本弁護士のものとみられるツイッターが話題になっています。指定弁護士になって以降、なぜか“消えたつぶやき”があるのです。例えば、大阪地検の証拠改ざん事件について、『検察は前田検事の個人的な問題という方向で終わらせるつもりかね』『検察は、過失なら証拠品を改変してしまっても問題ない、そのことを言わなくてもいい、という発想をするんだね』と厳しく非難していたが、これら検察批判はきれいサッパリなくなっている。このほか、検察審や指定弁護士などの語句を含む複数のつぶやきが消えています」(司法関係者)
元検事で弁護士の郷原信郎氏(関西大特任教授)は指定弁護士らの控訴について、「冷静な判断を失っているとしか思えない」と指摘した。一体、何があったのか……。
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