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「毎日記事 矛盾や問題を指摘し批判を交えて書いてこそジャーナリズム:郷原信郎氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/7472.html
2012/5/11 晴耕雨読
https://twitter.com/#!/nobuogohara
(毎日)http://t.co/jl6B4v53この記事の前半の『田代検事は「石川議員の供述を維持させろという一部幹部からの指示があった。」と内部調査で説明』と、記事の最後の『「故意」の立証は困難』は明らかに矛盾している。
田代報告書では、石川氏は従前の供述を維持しつつ、小沢氏との関係を慮って調書への署名を渋っていた、という状況。
上司から供述を維持するよう指示されたのは、石川氏が従前の供述を覆したからであり、報告書の内容は実際の取調べ状況とは異なることになる。
そういう上司の指示があったのなら「犯意の立証が可能」になるはずだが。
この毎日記事を書いた記者は、「検察幹部が言った通りに書いているのだから自分は悪くない」と言うかもしれない。
それが、当局の捜査や処分に関する報道姿勢の最大の問題だ。
矛盾や問題を指摘し批判を交えて書いてこそジャーナリズムであり、そのまま垂れ流すのであれば「かわら版屋」に過ぎない。
ロゼッタストーン日記『「検察」vs3人の女性』http://t.co/lIKPBDDK 八木啓代さん、江川紹子さん、森ゆう子さんという3人の女性、確かに、三者三様だが、いずれも強烈な行動力の持ち主。
検察問題について、大きな原動力になっていることは間違いない。
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石川議員再聴取:担当検事「供述維持、幹部が指示」http://t.co/jl6B4v53
毎日新聞 2012年05月11日 03時00分
小沢一郎・民主党元代表=中村藍撮影
拡大写真
小沢一郎・民主党元代表の政治資金規正法違反事件に絡み、元秘書で衆院議員の石川知裕被告(38)を10年5月に再聴取した際に「虚偽」の捜査報告書を作成したとされる田代政弘検事(45)が検察の内部調査に「(元代表の関与を認めた)石川議員の捜査段階の供述を維持させるよう一部幹部から指示された」と話していることが分かった。検察当局は指示の意図を確認するため、田代検事の当時の上司らから聞き取りを進めている模様だ。
石川議員への再聴取は、東京第5検察審査会が元代表について最初の起訴相当議決(10年4月)をした後の再捜査時に行われた。複数の検察関係者は「通常こうした再聴取では相手に自由に話をしてもらう」と指摘する。
だが、関係者によると、田代検事は「石川議員の供述を維持させろという一部幹部からの指示があった。別の上司からは『(再聴取を)頑張れ』などと言われた」と内部調査で説明しているという。
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◆「検察」vs3人の女性 ……5月10日(木)日記 ▲http://t.co/lIKPBDDK
小沢裁判で指定弁護士が無罪判決を不服として控訴を決めたという。検察が不起訴にした事件を、検察審査会が強制起訴したという特殊なケースなので、無罪という判決が出たら控訴まではしないんじゃないかと思っていたけど、この感じだと、とことん最後まで争いそうだなあ。国費を使ってそこまでやるべき裁判なんだろうか。
個人的には、裁判の当事者ではなく、裏で話題になっている検察の在り方のほうに興味がある。特に検察と果敢に戦っている3人の女性に注目している。
1人は、歌手の八木啓代(のぶよ)さん。「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」会長として、村木裁判でフロッピーデータをねつ造した前田元検事を特別公務員職権濫用罪で最高検察庁に刑事告発。さらに、石川議員(小沢氏の元秘書)の取り調べで事実と違う報告書を作成した田代検事を、虚偽公文書作成及び行使罪で最高検察庁に刑事告発するなど、真正面から検察の正義を問いただしている、勇気ある女性なのだ。
※健全な法治国家のために声をあげる市民の会 http://shiminnokai.net/
つい最近、石川議員の取り調べの録音内容や、田代検事、木村検事、齋藤検事らの捜査報告書がネット上に流出した。これは、誰かがこれらの書類をロシアのサイトにアップし、八木さんにその存在を知らせたことで一気に広まったもの。私もダウンロードしてみたが、取り調べの内容と、田代検事の捜査報告書を見比べると、まったく別物になっていることがよくわかる。木村検事や齋藤検事の捜査報告書は、田代検事の作成した石川氏証言が引用されたり、小沢氏の疑惑を示す部分にアンダーラインが引かれるなど、小沢氏の関与を強調する内容になっている。これらの資料は検察審査会に送られていることから、検察の不起訴方針に納得できない一部の検事たちが、検察審査会が小沢氏を起訴するように誘導するのが目的だったのだろうと言われている。読売新聞ニュースによれば、アンダーラインを引くなど捜査報告書に大幅に加筆したのは、当時、東京地検特捜部長だった佐久間検事らしい。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120505-OYT1T00181.htm
八木さんの会のサイトを見ると、先月25日に、「佐久間達哉元特捜部長、大鶴基成元次席、木村匡良元主任検事、斎藤隆博特捜副部長、吉田正喜元副部長を偽計業務妨害、田代政弘検事を偽証、堺徹特捜部長、斎藤隆博特捜副部長を犯人隠避で、告発状を提出。同時に、すでに告発済みの田代政弘検事の虚偽公文書作成および行使に関して、告発事実補充書を提出」したとある。
昨日、八木氏は、「……最高検事務課で、非常に丁重に、告発を最高検で受理したとの連絡だった。通常、受理の連絡はない。受理通知というものは、検察でも検審でも存在しない。なので、これは異例の扱いである。最高検の強い意思を感じる」とツイートしている。
あの剛腕政治家、小沢氏でさえ、翻弄され続けてきた検察を相手に、ここまで正面からぶつかっていく勇気はすごいと思う。
実は、私ははるか前に八木さんに取材したことがある。以前勤めていた女性誌で、恋愛についての取材だったと思う。また、女性国会議員メルマガ「ヴィーナスはぁと」を発行していたとき、メルマガあてにご意見をいただいたことがある。イラク戦争を憂うような内容だったのかなあ…、記憶がちょっとあいまいだけど、社会的関心の強い人なんだなとそのとき思った。しかし、ここまで行動力のある女性だったとは…。
2人目は、ジャーナリストの江川紹子さん。郵便不正事件の村木裁判や小沢裁判などで傍聴を続け、ツイッター等で情報発信してくれている。フリージャーナリストの江川さんは、裁判所の記者席に入れないので、毎回傍聴券を求めて行列に並んでいる。傍聴券がはずれたときは、彼女いわく「傍聴券乞食」をして、当選した人に譲ってもらうそうだ。毎回、毎回、なかなかできることではない。
江川さんのツイートによって、私はいち早く裁判の動向を知ることができたし、江川さんの独自の視点はいつも興味深い。こういう優秀なジャーナリストが、裁判を確実に傍聴できる方法はないものかしら。
その江川さんは、有志を集めて、4月23日、虚偽の捜査報告書が作成された経緯などについて検証するよう、小川敏夫法務相と笠間治雄検事総長に真相究明を求める要請書を提出した。19名のメンバーは、弊社の「理想国会」に登場してもらった元検事の郷原氏や、ジャーナリストの田原総一朗氏、脳科学者の茂木健一郎氏ら、江川さんの呼びかけに応じた有志。江川さんは、他の冤罪事件の取材もしているので、なんとか検察を改革しなければという思いが強いのだろう。
※ニコニコニュース http://news.nicovideo.jp/watch/nw244777
江川さんといえば、オウム事件で、信者たちに命を狙われたりしながらも、オウムの実情を報道し続けた人。こうと決めたときの江川さんは強いのだ。
3人目は、参議院議員の森ゆうこさん。森議員は、小沢グループの一員で、検察審査会の実態が不透明であることなどを疑問視し、議員の立場で真相をずっと追及している。4月23日には、他の小沢支持議員らと共に、検察審査会の実態調査を目的とする法務委員会秘密会を開催するよう、衆院議長、参院議長に要請した。要請書には衆参の与野党議員約140人分の賛同署名が添えられていたという。
※産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120423/stt12042314450001-n1.htm
今日(10日)のツイッターで、森議員は「新政研『国民と司法の関係についての特別研究会』を正式に発足。国民の基本的人権を脅かす検察による『捏造報告書』の問題や、検察審査会の問題等を徹底的に検証し、法改正も視野に政策提言していく。 明日5/11、10:00から、第一回目の研究会を開催する」と述べている。この会の座長は森ゆうこ議員で、幹事に原口一博議員、川内博史議員、辻恵議員らが名前を連ねている。
検察に目をつけられてしまったら、否応なく刑事被告になってしまうなんて、他の政治家にとっても他人事ではないと思うのだが、政治家たちは小沢氏との権力闘争のほうが重要なようで、検察の現状を憂う声は強くない。もしかすると、検察ににらまれたくないという気持ちもあるのかもしれない。そんななかで、先頭に立って検察や検察審査会の問題を訴え続けている森議員には、ある種の覚悟を感じる。今回の起訴でイメージが悪化した小沢氏を擁護することで、けっこう批判の矢も飛んでくると思うのだが、まったくぶれないところがたくましい。
そういえば、検察の問題が大きくクローズアップされたきっかけは、郵便不正事件で村木厚子さんが無罪になってからだ。「人質司法」で、罪を認めないかぎり長期間にわたって拘束される日本では、納得できなくても罪を認めてしまう人が多いという。そんななかで、無罪を訴え続けた村木さんも、凛とした人だった。
前田検事がフロッピーを改ざんしたときに、検察内部でそれを批判したのも女性検事だ。
立場の違うところで、それぞれの女性が自分の信念に従って動いていて、それが結果的に、検察の問題点を明らかにすることにつながっている。検察組織は強固なので、本当に改革が進むかどうかは監視していく必要があるけれど、これからも女性たちが果たす役割は、大きいはずだ。女性が本気になったら、世の中が変わるんじゃないかな…。
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