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2012.05.09
民主党の小沢一郎元代表が陸山会裁判で控訴されることが決まった。再び、小沢氏が「被告」となることで、同党が8日に決定した「党員資格停止処分の解除」の“駆け込みぶり”が、永田町内外で批判を浴びそうだ。こうしたなか、小沢氏と衆院当選同期(14回)である自民党の森喜朗元首相が暴露した、小沢氏の邪(よこしま)戦術が注目されている。
「不退転の決意で今国会中に成立させなければならない。『政治生命を懸ける』と言った言葉に掛け値はない」
野田佳彦首相は8日午後の衆院本会議で、「社会保障と税の一体改革」関連法案の審議入りを受けて、こう答弁した。小沢氏は増税法案に反対する意思表示の意図もあるのか、「体調不良」で本会議を欠席した。
衆院に新設した一体改革特別委員会での実質審議は、16日スタートで与野党が合意している。ただ、6月21日の会期末までの日程は窮屈なうえ、自民、公明両党は早期の衆院解散を要求しており、法案成立の見通しは立っていない。
くしくも8日夕、民主党は小沢氏の党員資格停止処分を10日付で解除することを正式決定した。小沢氏と気脈を通じる輿石東幹事長が「挙党一致で難局を乗り越えていくべきだ」と常任幹事会で主張し、押し切った。小沢氏は約1年3カ月ぶりに党員復帰するが、刑事裁判を抱えるため、政治活動は相当制約される。
こうしたなか、自民党大物が投げた“クセ球”が注目されている。
小沢氏と当選同期である森元首相が、産経新聞のコラム「単刀直言」(5日掲載)に、小沢氏が2007年秋、当時の福田康夫首相に大連立を持ちかけた裏話を披露したうえで、「(小沢氏が)今になって『消費税増税反対』なんてチャンチャラおかしい」「(小沢氏は)心の中では『自分がどう生き延びるか』と邪な気持ちを抱いてきた」などと語っているのだ=別表参照。
痛烈極まる「小沢批判」であるだけでなく、政治家・小沢一郎氏に対する「分析」であり、民主、自民連携に向けたエールともいえる内容だ。
野田首相に近い中堅議員も「小沢氏の政治手法が良く分かる。小沢氏が『増税反対論』を強めているのは、政策的な側面だけでなく、早期解散・衆院選となれば、小沢氏の『力の源泉』である小沢チルドレンが大量落選するため、それを避けたいのだろう」と語った。
野田vs小沢の最終戦争はどうなりそうか?
政治評論家の小林吉弥氏は「小沢氏に対する世論の視線はまだまだ厳しい。政局優先の行動を取るようだと、大逆風になりかねない」といい、こう続ける。
「小沢氏の最優先課題は、手勢を失わないための『早期解散の阻止』だろう。そのためには、野田首相を決定的に追い詰めるのは得策ではない。盟友の輿石氏と歩調を合わせて、『デフレ下の増税反対』『もっと身を削れ』などと存在感を示しながら、増税法案の継続審議に持ち込み、9月の代表選での『野田降ろし』に持ち込む構えではないか。一方、野田首相は強気に出ながら、自民党とも小沢氏とも合意を得て、増税法案を通す道を選ぶだろう」
官邸周辺からは「野田首相は『小沢切り』も覚悟している」という声も聞こえるが…。
自民党大物が暴露!小沢のヨコシマ戦術…要は自分がどう生き延びるか - 政治・社会 - ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120509/plt1205091810006-n1.htm
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