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「問題は穴だらけの検察審査会法 控訴で青ざめてるのは検察庁の「良識派」ぢゃないのかな:市川寛弁護士」
http://sun.ap.teacup.com/souun/7458.html
2012/5/10 晴耕雨読
https://twitter.com/#!/TriggerJones42
控訴したということは上告審もあるということだ。
起訴議決とは「最後の最後まで争ってくれ」という「民意」の表れなのだろうか。
そもそも司法とは、民意の多数決原理によって「取りこぼされた」少数者を個別に救済するのが使命であり、多数者の意見に押し切られてはならないのが本質だと思うが。
指定弁護士の方々はそれなりの職責を感じて控訴されたのだろう。
だから非難はしない。
問題は穴だらけの検察審査会法だ。
指定弁護士だってどうしたらいいのかわからない。
「そもそも論」は実は説得力に乏しいのだが、かくなる上は刑訴法も含めて検察官(と指定弁護士)控訴を廃止するとともに、一審の充実を図るべきだろう。
今の刑事裁判には無駄が多すぎる。
再審が決まるにも三審制なんだからわけがわからない。
再審で無罪になっている事件を見て、検事や裁判官は何を思っているのだろう。
> いや、検察審査会の要求は裁判でシロかクロカをハッキリさせて欲しいというもの。裁判でシロが出た段階で、指定弁護士は十分に職責を果たしたことになると思う。素人からみると何かゲーム感覚で法律と人の人生を弄んでいるように見える。
そうですね。
ただ、制度として可能である以上は、たった3人で激務をこなしている指定弁護士を責めることによって真の問題解決にもならないとは思うのです。
それは無罪判決後に小沢さんを「灰色だ」と叩くのと同レベルなので指定弁護士はともかく、検察官はなにしろ国家権力を行使して捜査できるし、それこそ刑事事件専門の法律家なんだから、一審でベストを尽くして負けたなら「失礼しました」と引き下がるべきだろう。
ただし、被害者の意向が重視される現在、一審でベストを尽くすことは大変な労力がいるんだが。
検察官控訴は、内部的には訳の分からないエライさんの独断で決まってたりすることがあっても「検察庁という組織の控訴」だから、それによって個々の検事が攻撃されることはない(それも問題かもしれないが)。
が、指定弁護士は丸裸だ。
まずは指定弁護士バッシングをしないことが肝要だろう。
繰り言だが、これをきっかけに、検察官控訴とは何なのかを見つめ直し、「それでいいのか?」と考えることが有益だと思う。
「裁判官がばかだからこんな判決が出た。ムカつくから控訴する」というケースもあったが、そんな裁判官を説得しきれなかった検事も同程度にばかだと自省しなければなるまい。
少なくとも検察官控訴をするためには、一審判決から控訴期限までの間に猛然と再捜査して「新証拠」がある(少なくとも「ありそうだ」)ことを高検に納得してもらう必要があった。
ちんたら一審をやってた間に見つからなかった証拠が、なぜ14日間で見つかるのかが不思議だった。
要するに、一審で尋問した証人をもう一度事情聴取して、証言に出てこなかったことを引き出して検事調書をとったり、ぼ〜っとして提出した実況見分調書が間違ってなかったかを現場に行って確かめたりといった、あまり見栄えのいい捜査しかなかった印象。
ただ、見方によっては、検察官控訴のためには「新証拠がなければダメ」という内部での縛りがあったとも言える。
「とにかく一審判決は理屈が気に入らない」という控訴は高検が許さなかった(例外もあったとは思うが)。
これと対比すると、指定弁護士は控訴審で大変な苦労をされることだろう。
やれやれ。
「指定弁護士バッシングは、無罪判決後の小沢さんバッシングと全く同じレベルだと思う」ともう一度述べておく。
> 「上級審の判断を仰ぎたい」という上訴は、民事事件の敗訴側には許されても検察官控訴の場合は、人権感覚としてひっかかる。新証拠が合ってこそ上訴、が健全なバランス感覚かと。
いつも誰かを叩いていないと落ち着かない世の中になって久しい。
ときには政治家、ときには犯罪者(にされた人)、ときには芸能人。
今日び生きていくにはストレスが多すぎるが、だからと言って誰かを不満のはけ口にしていいわけではないだろう。
僕は誹謗中傷はまずいと言っている。
また、どうやら指定弁護士には「(無知な)国民」という味方がいるらしいが寡聞にして知らない。
さらに、虚偽報告書で「問い詰める」べき相手は指定弁護士ではなく検察。
さらに誰にその「責務」があるんだろうか。
責務って重たい言葉ですよ。
指定弁護士が何を思って控訴したかは、少なくとも今詮索しても意味がない。
せめて控訴趣意書が出てからでしょう。
控訴できるんだから控訴したってそれ自体は違法でもなんでもないし、直ちに道義的責任を問うのは、まさに無罪判決後の小沢さんに訳の分からない責任を問うていたのと全く同じ。
僕は控訴してほしくはなかったけどね。
その理由は既に複数回述べたとおり、指定弁護士の方々はそもそも刑事弁護をされる方々だと聞いていたから。
「そこまで無理して検事ごっこをやらなくてもいいですよ。
それに今後本業で困るんぢゃないですか」と言いたかった。
> 強制起訴で一番違和感のある部分なんですよね。付審判だったらまだしも、通常の犯罪について、弁護士が検察官役というのは…… そんなに事件数があるわけでもないでしょうから、別組織を作るとか、最高検に直接担当させるとか。
> 指定弁護士が叩かれているけど、弁護士が職務を全うするときは、得てしてそういうことになる。
「世論」に影響されるべきではないのが「司法」の本質。
控訴で青ざめてるのは検察庁の「良識派」ぢゃないのかな。
へたをすると木村、斎藤検事や佐久間元特捜部長が証人尋問に引きずり出されるかもしれない。
> 郷原信郎 私も同感。少なくとも一審判決が公訴棄却の申立て棄却に関連して検察に求めた、虚偽捜査報告書作成等の問題の経過と原因についての組織的背景も含む「調査等」は徹底して行わざるを得ない。
> あんたらさあ、「控訴できない、できない」とわめいたことは、「ごめんなさい」した方がよい。制度上は、控訴可能だった(刑訴法384)のに、さも「できない」とデマをばらまいた。
こういう方がおられるから困る。
僕は制度上控訴できないとは一度も言ってないよ。
むしろ判決当日に「控訴は控訴で一つ楽しみがある」とツイートしてる。
もういちいちお相手しませんからね。
> 小沢弁護団の一人は「石川調書が証拠排除された時に、指定弁護士は異議を言わなかった。それは、普通控訴せずのシグナル。だから裁判所もサービスしたんだろう。秘書公判で検察は異議出してるでしょ?それが無罪になった時の担保。それもやらずに控訴とは、まったく常識を欠いている」と憤慨していた。
そう言えばそうだ。
控訴審議では、例えば自白調書却下決定にきちんと異議を述べていたかどうかを厳しく上司からチェックされた。
異議を述べていないと控訴理由に不備が出るし、趣意書にもきちんと書けない。
> 指定弁護士による控訴が犯罪行為のように叩かれているわけですが、検察官による控訴が行われたこれまでの全ての事件について、同じことがいえるんじゃないでしょうか。
> 小沢一郎ファンの怒りはごもっとも。私も新証拠も無しで、権力と公費を使って一市民を上訴した法律感覚には辟易します。しかし他方、違法操作捏造問題をはっきりさせる結果にむしろつながる事を期待。特捜検事こそ震えているかも。
僕の何よりの目標は「打たれ強い弁護士」否「打たれ強い人間」になることだな・・・(嘆息)
田代検事、月内処分へ 法務・検察当局 http://t.co/MkxhY6Cu
前も同じ事を言ったが、なぜ嫌疑不十分と起訴猶予で迷ってるんだかわからん。
前者は無罪、後者は有罪なんだよね。
若い頃上司から「これは嫌疑不十分ぢゃない、捜査不十分だ!」ってよく怒られたよ。
しっかりしてよ
> 本人にも言い分はあるのだろうが,例え過失にしろ,虚偽の捜査報告書を作った以上,自らの持っていた権限の重さを考えると処分される前に検察官は辞職するのが倫理観ではないだろうか。
これは彼を多少知っているがゆえのバイアスありのものと受け取っていただいて結構ですが、彼はとっくに辞表を出していると思います。
が、検察庁がそうさせないでいると思ってます。
> 市川さんの著書も拝読致しましたが、検察庁では組織至上主義じゃないと残れないのでしょうか。検事になった同期もどんどん変わっていく気が
いつも同じ答えで申し訳ありませんが、本当に芯が強くて上司に毅然と意見を言える検事は間違いなくいます。
私が同僚だった頃の田代検事もそうだったのです。
下っ端から中堅どころになると背負うものが質的、量的にも変わってくることで、その検事も変わるのかも知れません。
ここまでくると「元検事」だったことが何の役にも立たない戯れ言になってしまうんだが、特捜部はそうでない部署(要するに大多数の検事がいるところ)とは違う、なんとも言いようのない「別の検察庁」、まさしく「特別」捜査部なのかもしれない。
同じ検事でも思考が違う気がする。
無論全員とは言わない
僕が大阪地検にいたとき、特捜部が何をやってるのかは刑事部のヒラ検事なんぞにはさっぱりわからなかった。
公判部は特捜部が起訴した事件を担当すればわかったが、それは後の話。
特捜部のフロアに入るにはドアが複数あって、先輩から誘われてもおいそれと遊びに行けなかった(旧庁舎の話です)。
>Shoko Egawa 検察元幹部。「判決が無罪にしたのは、(石川氏の小沢氏への)報告の中身が(違法行為を共謀したと)証明されていないから。我々が不起訴を決めたのも同じ理由だ。報告の中身が薄すぎた。仮に石川調書が採用されていたとしても無罪になっただろう。裁判ってものは白か黒かで、グレーなんてものはない」
> 『政治的影響考えて結論出す思い無かった』というと如何にも無色透明中立的に聞こえますが、そもそもの検審議決を誘導した検察の政治的テロそのままで結論出したということですよね?
端から見える形はそうだと言うしかないでしょう。
ただ、指定弁護士が「検察審査会という『民意(嫌いな言葉ですけどね)』から託されたことを安易に放棄してはならない」という重圧に自縄自縛になったための控訴とも考えられます。
なんにせよ諸悪の根源は「テロリスト検事たち」ですが。
> 東京高裁の控訴棄却はありえないでしょうか?最高裁の名誉回復のチャンスだと思うのですが。
それはもちろんあり得ます。
むしろその可能性が大きいのではないでしょうか。
だって、証拠が全然足りませんから。
ただ、私は占い師ではないので、保証はできかねます(汗)
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