116. 2012年5月10日 14:48:55
: WLGCFxYdcU
事実の認識が甘いのかもしれませんね。小沢派、疑問を抱く国民、一部マスコミ vs 司法、検察、大手マスコミ等の既得権益 構図はいたってシンプルです。 後者の目的はあくまでも旧体制の既得権益の保持であり、小沢政権樹立の阻止ということしょう。 私は小沢氏が諦めてしまうことを最も危惧しています。 もし、小沢氏が諦めてしまったら一体誰が消費税を止めるのでしょう? 司法、検察の暴走、原発再稼動、マスコミの腐敗など、他に止められる人はいるのでしょうか? 今後一体誰が「国民の生活が第一」を実現できるのでしょう。 国民との約束を守り、それを実現しようとする人がいなくなってしまったらどうすればよいのでしょうか。 どう考えても政治や官僚、マスコミの暴走を止められる政治家が他にいるとは思えません。 ここまでやって来るのに小沢氏でさえ十年以上掛かっています。 もし今回小沢氏に出来なければ、政治主導による民主主義の樹立「国民の生活が第一」という夢は、もはや誰にも達成出来ないように思います。 そして、その事実は今後の歴史にも重くのしかかっていくことでしょう。 小沢一郎があそこまでやって駄目だったのだから、当然誰もが無理だと思うようになる。 多分誰もが諦めてしまうようになるし、普通の国会議員は「改革」という言葉すら言えない社会になってしまうかもしれません。 ここで諦めないためには、小沢氏をサポートしている小沢派議員の皆さんが、事実を正確に認識して戦略を練った上で行動を起こすことがより重要になってくると考えます。 ここからが本当の山場と言えるほど、今回の控訴という事実は重いです。 報道での小沢派議員のコメントを見る限り、「意外だ」「信じられない」などのコメントが多かったですが、簡単に言ってしまえば事実の認識が甘かったという事に他なりません。 事実を認識できていなければ、戦略という言葉すら存在しません。 なので後手後手の対応になってしまう。これでは小沢氏を支えることが出来ません。 司法の不正を批判しているだけでは決して先手は取れませんし、相手の出方に対応して動いている限りは常に後手に回ってしまいます。 それと、正論が通用しないことを知るべきですし、期待という甘い願望もないものと思ったほうがよい。主導権は常に相手にあると認識すべきでしょう メディア戦略も必要でしょうし、バラバラになっている力も一点に集中させるべきでしょう。 事実の認識とは、既得権勢力側の目的を知ることです。 知っているようで知らないのということは多々あること。しかし、それでは無意味です。 阿修羅の人は皆さんよくご存知です。この問題に関しては、国会議員やメディアより詳しい人も多いと思います。 ・旧体制の既得権益の保持 ・小沢氏の復権阻止 単純に見てみれば、目的はこの2点に集約されると思います。 大手メディア報道に多少でも疑問を持つ視点があるならば、誰もが知っています。 ただ、知っているだけで、認識が甘いのかもしれません。 無罪判決で小沢支持層の多くが安心しました。やっと終わった、これでやっと小沢氏が返り咲くことが出来る。誰もがそう思います。 しかし、「無罪判決=相手があきらめた」ではないのです。 そんなに簡単に目的を諦めるでしょうか、犯罪まで犯すという相当なリスクを取って既得権益を守ろうとしているのです。 上記2点の目的に更に付加するならば、以下のことをあげることが出来ると思います。 ・国民に気づかれないように目的を達成すること 正義を下すところが裁判所なのでしょうか? 正しいことを中立公正に伝えることがメディアの存在意義なのでしょうか? 巨悪を撲滅させるところが検察なのでしょうか? 確かにその通りだとは思いますし、実際そうなのでしょう。 「既得権益を脅かさない限り」という一点を除けばの話ですが。 「国民の生活が第一」は既得権益を脅かすという、この一点に触れています。 その時、裁判所は既得権益を守るために存在し、メディアは世論誘導に邁進する。 巨悪を撲滅させるべき検察でさえ、自ら犯罪を犯してしまう。 目的は「旧体制の既得権益の保持」でしょう。 バラバラに見えているようでも目的は一つであり、同じ目的で結集したその力はとてつもなく強大です。その事を熟知した上で、裁判の冒頭陳述で真っ向から検察批判を行った小沢氏は相当なことをやろうとしているわけです。 小沢氏自身が言っていっるように、まさに「革命的な改革」です。 並大抵の人物では到底出来ないでしょうし、しようとすらすないでしょう。 相手側の目的を正確に認識した時に、もはや「控訴」という流れが自然なことのようにも思えてくることが分かります 。 目的は正義ではなく、既得権益を守ることなのですから、すべての動きの裏にはこの目的があると思うくらいで丁度よいのではないでしょうか。 諦めていないということです。 正確に目的を認識していれば、何故、大善裁判長が無罪にしたのかが見えてきます。 すべては、目的に到達するために作られた、階段の一段一段なのではないでしょうか。 目的を認識した上で階段を振り返りますと 西松事件 → 見込み捜査 → 違法献金なし → 秘書逮捕 → 違法献金証拠なし → 収賄罪無理 → 訴因変更 → 政治資金規正法で秘書を起訴 → 証拠却下 → 違法な金銭授受を推認して背景事情を妄想で認定 → 秘書有罪 → 政治資金規正法では政治家の罪が問えない → 検察審査会申し立て → 共謀の事実で罪に問えるようにする為に検察が捜査報告書捏造を捏造 → 強制起訴決定 → 陸山会裁判開始 → イカサマソフト疑惑発覚 → 田代検事の捏造捜査報告書発覚 → 1月市民の会が田代検事告発 → 何故か東京地検刑事部受理 → 走査進展なし → 市民の会捜査要請書提出 → それでも進展なし → 判決主文 無罪 → →捜査報告書流出 → 党員資格停止処分解除 → 突然最高検からの第二段告発受理 → 控訴。 ざっと書いたので間違っているかもしれませんが、大体こんな感じでしょう。 これらのすべては、一つの目的のために行われているのではないのでしょうか。 そうでなく見えることでさえ実際はその目的のためなのかもしれません。 まずは小沢派議員の皆様と、多くの国民にもっと疑問を持ってもらわなければ駄目かもしれません。 間違っているかもしれませんが、私の認識ではすべてが意図的な筋書き通りに動いているような気がします。 疑問点 ・ロシアからの検察書類流出は単なる仕掛けの可能盛大。既得権益勢力側が自らおこなった意図的なリークの可能性もあるということ。 理由は、検察問題にいずれは決着をつけなくてはいけないから。リークの直後に市民の会の告発状を最高検が受理したということ。 最高検が受理した以上、告発された数名は捜査される。これで国民からの検察への批判はなくなる。逮捕と同時に批判的な世論はガス抜きされる。 そのことで、目的の達成が阻害されるわけではない。 ・2日待てば控訴期限なのに、あわてて党員資格停止処分解除は不自然。 考えられる理由、解除せずに控訴したのでは世論がうるさくなるから。 これも国民批判を収めるためのガス抜き処置と見ることも出来る。 被告人の立場で代表戦に出ることは許さないと、マスコミで流し続ければいい。 これを逆手にとって行動するならば、すぐにでも代表戦に立つという、相手の想定を超える行動もありではないか。指定弁護士の控訴に服従しないという行動は大事です。 早くしないと、マスコミの攻撃が9月に向けて厳しくなる。 ・控訴棄却ではなくて無罪にした疑惑。 大善裁判長の判決は、一見公正なように見える。しかし、本当に公正ならば控訴棄却のはずである。弘中弁護士の主張は認められていない。 控訴の機会を与えている。 判決要旨がおかしい。しかし、無罪判決と同時にマスコミから批判された内容に、小沢支持層は裁判所で無罪なのだからそれが正しいと、裁判所の判断を肯定してしまった。 控訴で逆転有罪されたら、同じ裁判所判決なので文句が言えない構図になる。 相手側の目的を鑑みて、判決要旨を見るならば控訴審で目的を達成するためにあえて真っ白判決にはしなかったという見方も出来る。 真っ白から黒よりも、黒に近いグレーを黒にするほうが簡単なのだ。 控訴審とは、言葉を変えた強制起訴なのである。 門前払いの控訴却下などはない。ようは、検察審査会と同じことがまた行われているのです。 それと、一審と控訴審は全くの別物なので、これだけ証拠の乏しい無理やりの裁判でもし「有罪」を下すならば一審で下すよりも控訴審の方が下しやすいとも言えます。 一審と違って審理なんて実際には殆ど行わないのですから。 あくまでも、一審での判決に瑕疵があるかどうかを判定するので、万が一「原判決に瑕疵があった」と控訴審で言われたらそれでお終いなのです。 まあそうなったら結局最後まで行くとは思いますが、これでは小沢氏は仕事になりません。 控訴審に出廷義務はないですが、普通は出廷するでしょう。 でも、被告の弁論なんて事実上不可能でしょうし、弘中弁護側が提出する証拠すら却下される可能性があります、控訴審が検察側に有利といわれるわけですね。 その間に、最高検によって数名の検事が逮捕されるでしょう。 ようは、国民が批判できないように持って行きながら、目的を達成される恐れがあるということです。 私はロシアからのリークなんて全く信じてないです。なので第二段なんて多分ないと思います。 自らリークして風を吹かしておけば、あとはそれに対応するだけです。 普通に対応するよりも、批判の中で颯爽と仕事をしたほうが最高検や検察への評価は高まりますので。 じゃなきゃ、わざわざ受理通知を市民の会という目立つところに送らないのではないでしょうか。 大室伊弁護士が、控訴の記者会見で「政治への影響は考えなかった」なんて言っていましたが、9月に代表戦があって影響がないわけないでしょう。 確信犯でない限りこんな台詞はでないのではないのでしょうか。慎重に検討したとかいられても全く鵜呑みには出来ませんね。 本当に慎重に検討するなら、2日から9日まで一回も話し合わないなんて考えられません。 ちょっと長いですね。 しかし「控訴」とは・・一体いつになったら諦めるのでしょうね。 小沢氏には、もはや受身ではなく攻めに転じてほしいです。党員資格停止処分は解除しないと言われても控訴されたのでは、これから9月の代表戦に向けてマスコミの総攻撃にさらされるでしょう。 とにかく後手に回って不利になるのではなく、先手を取って攻めてみることも一つの手かとは思います。 もはや、これからもマスコミ批判されるのは分かっているし、目的が小沢政権樹立の樹立阻止なことは明らかなのですから、いつまでもいい人では負けてしまいます。 被告人が代表戦にでるなとか言われる前に、控訴されてもそんなことには服従せずに、強気で代表戦出馬をすぐに表明してしまうとかはどうなのでしょうか? 囲碁の達人の小沢氏はこの局面でどう考えているのだろうか。
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