13. 2012年5月09日 21:05:54
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穿った見方かもしれないが、すべてが筋書き通りに進んでいるように思えるのは私だけでしょうか。事実を追ってみます。 市民の会の告発状は、1月に東京地検刑事部で受理されているのに、これまでは捜査要請書を提出しても全く無視されていたのではないでしょうか。 そして、この間の大善裁判長による無罪判決。 この判決によって、小沢支持層を中心とした司法への批判は相当ガス抜きされました。 長らく心配されていた大善裁判長による判決は、正しい司法の判断という事で多くの国民から支持され、裁判所の信頼は回復して面子も保たれたように見えます。 あれだけ批判された登石裁判長の「推認」判決など遠い過去。今では霞んでしまったようにさえ見えます。 しかし、無罪判決で単純に喜んでしまったのは安易だったのかもしれません。 一審での「無罪」判決はあくまで妥協の産物であり、本来であれば「公訴棄却」でなければいけなかったのです。 もちろん「公訴棄却」を望んでいた小沢派の議員さんも多かったのですが、私自身も「有罪判決」を心配していただけに、つい「無罪判決」で良かったと思ってしまいました。これは妥協以外の何者でもありません。 先般の「無罪」を認めるという事は、大善裁判長が述べたように起訴議決自体の有効性を認めた事になってしまっています。 考えてみれば、捏造捜査報告書が元になっている裁判において、起訴議決を有効と認めた大善裁判長の判断は、とても正当とは言えないのではないでしょうか。 しかも、多くの事実認定をしてしまっています。 本来であれば、起訴自体が無効であり、虚偽記載でもなんでもないのです。 しかも、その背景事情には違法献金という架空の事実認定が必要になりますが、それすらも秘書の裁判で明らかになったように、単なる妄想の推認なのですから。 いま話題になっている、八木氏に渡った流出書類は検察内部の良心派からの流出という見方が多いと思います。 しかも現状では表向き裁判所の判断によって司法の正義も示されて、小沢氏も完全に復帰するように見えます。 党員資格停止処分も解除されました。控訴期限の2日を待たずに何故か解除されました。 この順序のおかしさには疑問を持ちます。普通に考えて余程鈍感でない限りは控訴されることがわかっていたからの判断としか思えません。 おれだけ反対していた岡田氏のコメントもなく、あっさり解除される事がどうにも腑に落ちません。どの道、控訴審で逆転するのだから、それまでは国民感情を逆なでするよりも、解除しておけばいいという余裕すら伺えます。 そして国民感情と批判の矛先は司法裁判所から、流出書類によって検察へ完全に切り替わりました。 このタイミングで最高検の告発状受理通知です。 しかも、通常は通知しないものをわざわざ通知するという事実。 しかも誰もが納得せざるを得ない、最高検が受理したという事が重要ですね。 大阪地検の前田元検事を同じです。これは当然、最高検にが捜査するという前振りではないでしょうか。 普段受理通知しないものを自ら通知しているのですから、当然告発された面々は捜査されるでしょうね。 更に穿った見方をするならば、八木氏へ渡った流出書類も検察内部の良心派からのリークなどではなく、既得権勢力によって練られた自ら発したリークだったということも十分有り得るのではないでしょうか。 いや、むしろその可能性のほうが高いようにも思えます。 ようは、すべてが想定内の中で動いているように思えるという事です。 間違っているかもしれないが、物事を多角的に判断する時、可能性の一つとして頭には入れておいても損はない。 リークも想定内、控訴も想定内、党員資格停止処分解除も想定内として考えた時に初めて、何故あと2日待てば正式に解除できるのにあわてて解除されたかが見えてくるような気がします。 普通に考えるならば、2日待てば良いだけの話です。2日前に解除という事実を自然に見てみれば、当然控訴されることは知っていたという事が考えられるし、市民の会から出されている告発状もいずれは決着を付けなくてはいけない。 決着を付ける前の流出。 意図的に検察批判を高め、地検刑事部が受理している告発上を5ヶ月後にこのタイミングでわざわざ最高検が受理、そして通知。 捜査前の宣伝というところでしょうか。 力のあるものは、何かが起こってからそれに対処するのではなく、対処する事を決めてから何かを起こす事が多いという事です。風を吹かすのですね。 この最高検の捜査をきっとマスコミは批判するのではなく、検察の自浄努力としてあくまで肯定的に報道する事でしょう。 これで裁判所は正義を示し、検察も正義を示した形になりますね。検察自らも痛みを伴って改革するという形にはなりますね。 これで控訴がなければ絶賛したいところですが、やはり控訴です。 控訴審では、被告側の証拠は却下されるケースが多く、小沢氏の弁論など許可されないでしょう。 しかも、被告側の証拠は却下されても、検察指定弁護士側の証拠が採用されるケースが多いのが控訴審。 まともな審理すら行われるかどうかわかりません、控訴審では一審での判決に瑕疵があったかどうかを見るだけなのですから。 あえてマスコミの論調に合わせて考えるなら、一審判決は限りなく黒に近い無罪という事です。 多くの事実認定もしていますので、無理矢理こじつけるならばぎりぎり白だったものがわずかに傾いて黒になったという筋書きを作る事も可能なのではないでしょうか。 「原判決には瑕疵がある。」とか前振りをして、認定した事実を法に照らし合わせて考えれば、「共謀」した事実が推認できる。とか有り得るのでしょうか・・。 控訴審では、代表選前にタイミングを合わせてスピード結審することすら可能に思えるのですが、実際どうなのでしょうか? 法律に詳しい方とかいないかな。 現段階では多くの国民が「まさか有罪には出来ない」と思っています。 検察問題は多分、最高検による特捜部の捜査によってガス抜きされるでしょう。 問題の検事を捜査されたら、批判のしようがないのですから当たり前ですね。 後は叩かれるのはマスコミだけです。 しかし、代表選での小沢氏の復権に盛り上がっている時に控訴審で逆転されてしまったらどうなるのか。 そうなれば最悪で、最終的にはマスコミすら正当化されてしまう。 小沢氏はこういった可能性があることを分かっていたからこそ、控訴期限前に記者会見をしなかったのでしょうね。 伊勢神宮へ参拝に行かれたときの気持ちを考えると、このまま控訴しないで欲しかった。 小沢氏の記ずれの問題なんかよりも指定弁護士の行動による国民への被害のほうが遥かに重い事は間違いない。 いったい普通の政治はいつになったら行われるのだろう。 |