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疑惑の深層(中) 小沢判決 控訴期限を前に/不動産取得 政治資金支出の6割超
「しんぶん赤旗」 2012.05.09 日刊紙 14面
「秘書を住まわせる寮を新たに建築するための土地」―。政治資金規正法違反(虚偽記載)事件の舞台となった東京都世田谷区深沢の土地(475平方b)のことです。
この土地をはじめ、民主党の小沢一郎元代表の政治活動の特徴の一つが、資金管理団体「陸山会」による不動産取得だということも公判などで明らかになりました。
12件約10億円
陸山会の政治資金収支報告書などによると、陸山会は1994年から2007年に、東京都港区赤坂、南青山、仙台市青葉区、盛岡市などの一等地にマンションなど12件の不動産を総額約10億円で取得していました。
これらは、小沢氏が支部長を務める政党支部などを経由して陸山会に入った政治資金で購入してきたもの。小沢氏側は、いずれの不動産取得についても「政治活動に必要だった」と説明していますが、政治団体による不動産取得はきわめて異例なことです。
昨年10月6日の初公判で、検察官役を務めた指定弁護士は冒頭陳述で興味深い資料を示しました。陸山会に保存された会計帳簿によって、その内容が確認できる小沢氏関連の五つの政治団体(陸山会、政党支部、小沢一郎政経研究会など)の政治資金の全容(5団体間の資金移動を除いたもの)です。(表参照)
これによると、2000年〜07年の8年間の収入は、27億1200万円にのぽります。支出は27億8100万円で、うち不動産関係の支出は17億1700万円。じつに61.8%に相当します。
冒頭陳述は、「政治献金や政治資金パーティー等によって集めた『国民の浄財』である政治資金の使途として、その合理性に疑問のあるものも存している」と指摘しました。
重大なことは、公判でも取り上げられましたが、「不動産関係の支出」のなかには、小沢氏の妻に支払われた「事務所貸借料」が含まれていることです。
妻に賃料4億
冒頭陳述や政治資金収支報告書によると、1995年以降、2007年までに陸山会など小沢氏関連の政治団体から小沢氏の妻に支払われた賃料は金額がはっきりしているものだけで4億円を超します。
小沢氏が不動産購入を始めた1994年というのは、小沢氏が主導した「政治改革」によって政党助成金制度が導入された年です。ゼネコンをはじめとした企業献金や国民の税金である政党助成金などを原資に不動産を買いあさり、妻への「賃料」というかたちで、小沢氏側に還流していたのではないのか―。
判決は、土地購入資金の複雑な会計処理を「マスメディアの追及的な取材、批判的報道を避けるため」と指摘しました。 (つづく)
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投稿者 gataro 日時 2012 年 5 月 08 日 09:36:58: KbIx4LOvH6Ccw
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