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古賀茂明 (元経産官僚) 日本の中枢はさらに劣化し腐っている [政治経済インタビュー] (日刊ゲンダイ) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo129/msg/648.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 5 月 03 日 00:12:18: igsppGRN/E9PQ
 

古賀茂明(元経産官僚) 日本の中枢はさらに劣化し腐っている [政治経済インタビュー]
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-5671.html
2012/5/2 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ


民主党の自民党化に官僚は高笑い

昨年の今ごろ「日本中枢の崩壊」(講談社)という本を書きました。国家を動かす権力の中心、すなわち、霞が関も永田町も腐っている。そんな危機感から書いたのですが、あれから1年が経ち、事態はさらに悪化しています。この間の政治状況を一言で表せば、民主党が自民党化し、自民党は完全に以前の自民党に戻ってしまった。身を切る努力をタナ上げして、増税に走るだけでなく、整備新幹線の予算は付くし、高速道路建設は復活している。これらに「おかしい」と反対しているのは、自民党のごく一部か、みんなの党くらいですが、いかんせんあまりに少数。つまり、事実上、野党が消えてしまったのです。

自民党は消費増税と大飯原発の再稼働についても、財務省と経産省の根回しを受け、洗脳されている。官僚が最大野党を抑えてくれるのだから、民主党政権は安心してメチャクチャをやれるのです。

こうなった責任は、やはり自民党化した民主党にある。野党時代、「民主党はしがらみがない」「クリーンだ」といわれてきました。国民も「しがらみの一掃」を期待した。しかし、「民主党の人は立派だから変なところからお金をもらわない」と思ったのは国民の錯覚で、単に権力のない民主党には誰も来なかっただけだった。権力を握れば、業界、団体はなびく。お金も票もくれる。農協に医師会、最近は電力会社まで来てくれる。そうなった途端、民主党は自民党と全く同じになったのです。

財務省は完勝です。消費増税では民主、自民だけでなくマスコミも抑えた。

今の財務省の課長クラスは、20年ほど前に入省して以来、ずっと消費増税を実現するために仕事をしてきた。増税で頑張れば出世できる。そんなDNAが染みついているのです。
5%や10%の増税では問題は解決しません。借金を返すためには「稼ぐ力」が必要なのに、日本経済はそれを失っている。既得権を排し、自由な経済活動の分野を拡大する「闘う成長戦略」を打ち立て、日本を再び成長経路に戻すことが大事なのに、そんな議論すらない。

私は昔、官僚というのは、青雲の志を持って入省してくるものだと思っていました。しかし、どうも違う。官僚には2種類しかいないのではないか。そんな気がしてきました。権力が欲しい、あるいは、自分が頭がいいことを証明したい人。もしくは、親方日の丸で食いっぱぐれなく、億単位の生涯年収で過ごしたい人。給料に関係なく国家国民のための仕事をやりたい、という純粋な人はもともとごく一部だったのでしょう。

もはや行き着くところまで行って、国民が大反乱を起こすしかない。この国の「権力の中枢」の劣化を見るにつけ、最近はそう思っています。


 

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コメント
 
01. 2012年5月03日 03:10:41 : lvOQ76Y29E
こうなった責任は民主党にある?
何故民主党が変質した?

小沢、鳩山を官僚総出で潰したからだよね ?
官僚が怖くなったから言いなりになったんだよ。

肝心なところが都合よくねじ曲げられている。

この人も分かってるじゃない。
野党には金は集まらないって。

なのに小沢さんが検察につけ狙われ、マスコミにバッシングされる中何で何も発言も行動もしなかったの?

何かこの人信用出来ない。


02. 2012年5月03日 03:55:50 : wtJ3G6Ew8s
日本は“官僚独裁国家”であり、これをぶっ壊そうとしたら検察官僚が牙をむく。
検察の違法捜査がなければ、衆参ねじれは起きず、官僚支配打破の2009年民主党マニフェストは実現できていた。
■きょうで小沢裁判は終わったのか
■小沢が無罪判決でどうなるこれから
<小沢抹殺は何のため 誰のためだったか>
長く不毛な裁判にようやく一区切りがついた。
26日、検察審査会によって強制起訴された小沢一郎・元民主党代表に対し、東京地裁(大善文男裁判長)が無罪判決を出したのだ。
小沢の政治資金団体・陸山会の土地取引を巡り、政治資金収支報告書の虚偽記載が問題視された裁判は、政治的謀略以外の何モノでもなかった。
政権交代の立役者・小沢の元秘書らをいきなり逮捕し、小沢自身も裁判にかけることで、その政治活動を封印することが狙いだった。
ありえないような裁判の過程で明らかになったのは、魔女狩りのごとく、最初から小沢を狙い撃ちにしていた検察の横暴と、
そのためには捜査報告書すらも捏造するというデタラメ捜査手法だった。
これで小沢が有罪になったら、まさに日本の司法は戦前の暗黒時代に逆戻りだったのだが、寸前で踏みとどまったとはいえる。
しかし、それで「めでたし」と言えるのか。
小沢裁判は多くの課題と疑問を投げかけた。小沢の今後も気にかかる。
これにて一件落着といえるのかどうか。さまざまな角度から探ってみる。
<この暗黒裁判は歴史的にどう見られるか>
オランダ人ジャーナリストのカレル・ヴァン・ウォルフレン氏は小沢裁判について、こう言っていた。
「小沢一郎氏の裁判で考えなくてはいけないのは、捜査、逮捕、起訴、裁判が先進国として、きちんとバランスのとれたものであったかということです」
「小沢氏を標的にして進行していることは人物破壊です。
長年かかって築き上げてきた既得権益を破壊しようとする人物(=小沢一郎)に銃口を向け、そして引き金を引く。
体制側にとって、新種の人間というのはいつの時代も脅威なのですが、こういうことが許されていいのか」
これが先進国の第一線ジャーナリストの見立てなのだ。この裁判がいかに異常で異様だったか分かる。
言うまでもなく、小沢は政権交代の立役者だ。政治主導、官僚支配打破の先頭に立つべき政治家だった。
だから、検察は狙い撃ちにした。
2009年3月に西松事件で小沢の元秘書を逮捕すると、翌年は「陸山会」の土地取引に目を付け、現衆院議員の石川知裕など元秘書ら3人を逮捕。
がんがん締め上げ、小沢への裏金を暴こうとした。
結局、裏金の証拠はなく、小沢本人の起訴は断念したが、検察審査会が強制起訴した。
検察審査会が強制起訴の根拠とした捜査報告書は捏造だった。恐怖の謀略と言うしかない。
小沢に無罪判決が出たが、21世紀の日本でかくも異常な魔女狩り裁判が行われたことは歴史にハッキリ記さねばならない。
あってはならない「政治的謀略」と「人権破壊」が白昼堂々と行われ、
しかも、大メディアはそれを批判するどころか、暴走検察のリーク情報を垂れ流し、そのお先棒を担いだのである。
ウォルフレン氏は小沢の元秘書で衆院議員・石川知裕ら3人に有罪が下った判決にも驚いていた。
「判決は推認による有罪でした。私に言わせれば、あれは司法による“大量虐殺”に等しい。
秘書3人は、別に政治献金を着服したわけではありません。
単なる記載ミスです。推認によって有罪判決を受けるといったことが先進国であっていいのでしょうか」
これがこの国の司法の姿だ。だから、小沢無罪でも喜べない。
「これにて一件落着」にしてはいけない。司法の責任を徹底追及する必要があるのである。
http://gendai.net/articles/view/syakai/136330

■民主党政権の最大の功績は、日本の権力は我々が選ぶ政治家にはないとの事実を明らかにしたこと。
最大の罪悪は、選挙による政権交代という平和的かつ民主的手段で政治を変えるのは不可能ではないか
との疑念を国民に抱かせたこと。
選挙は傀儡選びにすぎない。
傀儡を責めても何も変わらない。
http://twitter.com/#!/namiheiAMURO/status/149859118813937664
■私がフォローしている自民党関係者のツイートを見ていると、
自民党は国民の生活に何にも興味がないみたいで残念だ。
北朝鮮ガー、中国ガー、日の丸ガーばかりだ。
毎日、人身事故で電車が止まっているというのに。
http://twitter.com/#!/namiheiAMURO/status/151639322406293505

■話し合い解散=官僚の陰謀
「話し合い解散」というのは、事実上の大連立で、
官僚がやりたがっている「消費税率引き上げ」「年金支給年齢引き上げ」「社会保険料引き上げ」などを
一挙にやってしまおうということ。
官僚が野田・谷垣会談を仲介したようにすべて官僚がシナリオを書いている。
「話し合い解散」=「官僚支配の永続化・年金支給年齢70歳引き上げ・消費税大増税翼賛内閣」への道。
大多数の国民にとっては、災厄でしかないのだ。
断固阻止しよう!

カレル・ウォルフレンが指摘するように日本の場合は、「官僚支配」が諸悪の根源。
官僚とその家族のハッピーリアイアライフのために、
国民が納めた莫大な金額の税金・保険料が私物化されている。
年金問題もまさに官僚による国家的詐欺。


官僚は、国民の不幸を望んでいる。「国民の不幸=官僚の利益」
■国の不幸を長期化させる霞ヶ関株式会社の「ビジネス・モデル」
山崎 元 [経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員]
▼「霞ヶ関」には国民の不幸が好都合なのか?
さて、日本にとっての諸々の課題を眺めてみて、一つの仮説に思い至った。
それは、「霞ヶ関」は、震災や円高、あるいはデフレのような困難をむしろ歓迎しているのではないか、
もう一歩進めて考えると、長引く困難を利用することが
彼らの「ビジネス・モデル」として定着しつつあるのではないかということだ。
▼たとえば、震災復興
ここでは、現役官僚の権限が強まることと、これを背景にして将来の天下りの機会が拡大することを、
霞ヶ関の「利権」と考え、利権を拡大することが彼らの利害に叶う「ビジネス」なのだと考えてみることにする。…
現金の交付(個人への直接給付)、特に複雑な手続きや審査が伴わない単純な見舞金支給は、
官僚(この場合、「霞ヶ関」と自治体両方だが)の「利権」につながらない。
現金配布は、子ども手当が「霞ヶ関」に憎まれたのと同様、利権にならないばかりか、
他の利権に活用すべき予算を圧迫する。
従って、「霞ヶ関」としては、菅前首相をたきつけて(或いは、有効な手立てを教えずに)、
具体策がまとまりそうにないメンバーで東日本大震災復興構想会議のような会議を作って
時間を稼いだのではなかろうか(こちらは、私の仮説だ)。
また、「霞ヶ関」としては、震災からの復興は増税のための仕掛けを仕組みたい重要なイベントだった。
このためにも、直ぐに国債で資金調達できてしまう即効性のある復興作業ではなく、
「財源」の議論と並行して、復興のあり方がぐずぐず論じられる展開が好都合だった。(後略)
http://diamond.jp/articles/-/14090?page=6

■官僚支配を打破しようとした小沢一郎が検察官僚(+官僚の御用メディア)につぶされた理由。
ウォルフレンを引用するまでもなく、
日本は、自民党政権時代から“顔がない”官僚が専横する準独裁国家なのである。
右肩上がりの高度成長時代は、税収があまりあるほどあったため、その弊害が露呈することはなかった。
ところが、高度成長時代が終わるとともに、“独裁”の弊害は露呈し、
「失われた20年」と呼称される長きにわたる停滞を招いた。
そして、いまだこの閉塞状況を打ち破れないまま、時間と税金だけを浪費し続けている。

■カレル・ウォルフレン氏は1994年に上梓した本の中で、
当時の大蔵省は無能であり、日本を破滅に導きかねないと述べている。
確かに90年以来20年間、日本経済は超低迷状態にある。
自民党+財務省の経済政策に大きな問題がある。
http://twitter.com/#!/h_hirano/status/109414981426085888
カレル・ヴァン・ウォルフレン氏は、当時の大蔵省について、
次のような重要な指摘をしています。◇
日本の「事実上」の国策の指導者である大蔵省(財務省)の高官は無能である。
彼らには国の舵を取る能力はもはやない。彼らは日本を破滅に導きかねない。
(カレル・ヴァン・ウォルフレン著/篠原勝訳
『人間を幸福にしない日本というシステム』毎日新聞社刊)
さらにウォルフレン氏は、多くの日本人が「日本は根本的変革が必要である」と考えていることを認めながらも、
その変革が一向に果たされていないと述べています。
ウォルフレン氏がこの主張をしたのは前掲の本が出版された1994年ですが、
2011年の現在まで日本はずっとその状態のままなのです。…
ウォルフレン氏は、日本は堕落し続ける「有害な惰性」に陥っていて、
そうなった原因は、事実上の国策の指導者たちの「無能力」とそれに干渉すべき国民の「無関心」によるものである──
こういっているのです。…
もし、このようなことが外国で起これば、現在英国で起こっているように国民による暴動が起こってしまうでしょう。
ところが日本人はどんな不当なことが起こっても、「仕方がない」とあきらめ、暴動など起こそうとしない国民性があります。
これはけっして誇るべきことではなく、干渉すべき国民の「無関心」に過ぎないとウォルフレン氏はいうのです。
 さらにウォルフレン氏は、無能な経営者に率いられた組織で、その組織の構成員たちに無関心の幅が広がれば、
それは組織の衰退と破滅の決定的な要因になるといっています。
そして、日本はまさにそういう状態にあるのです。
 既に指摘しているように、日本は1990年以降経済の成長が止まっています。
このような先進国は日本だけです。
表面的には自民党の経済政策の誤りが指摘されますが、そのバックにいて自民党を操ってきたのは大蔵省(財務省)なのです。
 自民党政権は長期にわたったので、党と官僚の一体化が進み、
官僚抜きでは物事は決まらないのです。
つまり、この国を実際に動かしているのは官僚組織なのです。
 民主主義を標榜している先進国で、政府が使う金の額と入手方法が、選挙で選ばれていない官僚によってすべて決定される国は
日本以外どこにもない──ウォルフレンはこういっています。
こういう厳しい官僚の壁を唯一突破できると期待される政治家は、小沢一郎氏以外見当たらないのです。
メディアの扇動に騙されてはならないと思います。
http://electronic-journal.seesaa.net/article/223749837.html

■カレル・ウォルフレン氏は1994年に上梓した本の中で、
当時の大蔵省は無能であり、日本を破滅に導きかねないと述べている。
確かに90年以来20年間、日本経済は超低迷状態にある。
自民党+財務省の経済政策に大きな問題がある。
http://twitter.com/#!/h_hirano/status/109414981426085888
ウォルフレン氏がこの主張をしたのは前掲の本が出版された1994年ですが、
2011年の現在まで日本はずっとその状態のままなのです。
既に指摘しているように、日本は1990年以降経済の成長が止まっています。
このような先進国は日本だけです。
カレル・ヴァン・ウォルフレン氏は、当時の大蔵省について、
次のような重要な指摘をしています。◇
日本の「事実上」の国策の指導者である大蔵省(財務省)の高官は無能である。
彼らには国の舵を取る能力はもはやない。彼らは日本を破滅に導きかねない。
(カレル・ヴァン・ウォルフレン著/篠原勝訳
『人間を幸福にしない日本というシステム』毎日新聞社刊)

★「人間を幸福にしない日本というシステム」カレル・ヴァン・ウォルフレン(鈴木主税訳)
・「公式には民主主義国である日本が、なぜこれほど官僚に支配されつづけているのか−−
これは、日本の市民がつねに自問すべき最大の問題である。
なぜなら、官僚は選挙で市民に選ばれたのではなく、市民の選んだ代表によって任命されたのでもないからだ。
官僚は、政府の省庁につとめているというだけで、権力を手にしている。
彼等がこれらの省庁に入れたのは、たいていの場合、東大の入学試験に合格できたからにすぎない。
彼等は、国家の運営に必要な英知を東大で吸収できたとでもいうのだろうか。そんなはずはない。
東大にしても他の有名大学にしても、政治についてはずっと以前からひどく時代遅れの教育機関になっているからだ。
このような遅れた環境のなかでは英知は育まれない。」
・「日本では社会秩序が正義より重要視される。従って現状維持が何よりも重視されている。
社会秩序は、政治に関する日本人の考え方においては、当然のようにいいものとされている。
正義よりはるかにいいものと考えられている。
そのため、日本の司法制度には、社会に正義が行われるようとりはからう人間はあまりいない。
日本はうわべだけの民主主義国になっている。そうした構造のなかで多くの
『民主主義的』儀式が行われ、日本の市民を欺く偽りの現実が維持されている。
うわべだけの民主主義のなかで実際に機能している権力システムは、『官僚独裁主義』と呼ぶべきものだ。」
・「日本の社会現象をじっくりと観察し、欧米の先進工業国とくらべてみると、驚くべき事実に気がつく−−
日本には、政治に影響をもつ中流階級がほぼ完全に欠落しているのである。」
http://ac-net.org/common-sense/00b-wolferen.html
●日本には市民が存在しない。市民とは、社会のありかた自分も責任があること自覚し行動する存在のことである。
●日本では官僚が完全な権力を掌握し、社会の管理を使命と考えている。
●官僚には責任感responsibility はあるが、説明責任accounatbility が完全に欠けている。
それが日本社会の最大の欠陥であり、また、悲劇である。
●大新聞は、官僚を支持し架空の現実を作り出し市民社会を乗っ取ってしまっている。

■シロアリ官僚 30万人以上の避難生活者がメシのタネに見える
震災から1年経っても進展を見せない復興事業。
その裏で各省庁は復興予算獲得に血道をあげるばかりか、
その補助金を、自らの天下り財団に流そうとしている。
それらの財団の中には、枝野幸男氏や蓮舫氏が華々しく活躍した事業仕分けでやり玉に挙げられたものもある。
事業仕分けに民間仕分け人として参加した水上貴央・弁護士は嘆息する。
「どの省庁でも、天下り財団の傘下に業界組合を置いて補助金を餌にまとめるというスキームは常套手段として使われている。
これらの天下り財団法人が近年、新公益法人制度に移行していることも根を深くしている。
以前よりも民間企業に近い法人格となったので、一度補助金が流れてしまえば、
どう使おうと、天下りがあろうと、厳格にチェックすることができなくなっている。
役人は既得権益を守るために必死だから、潰しても潰してもゾンビのように復活する」
本誌はかねてより、事業仕分けが財務省の仕掛けたパフォーマンスに過ぎず、実際には財政削減に結びつかないことを指摘してきた。
財務省に担がれた枝野氏や蓮舫氏、そして彼らをチヤホヤした新聞・テレビは、この実態に知らん顔することはできない。
これも本誌は指摘してきたことだが、消費増税を進めたい財務省は復興予算を青天井にして、
「年度内に使い切ってしまえ」と各省庁に大盤振る舞いした。
予算が余ると増税の根拠を失うからだ。そこにシロアリのごとき官僚たちが群がってきたというおぞましき光景である。
たとえば、経産省管轄の独立行政法人で、同じく天下り批判を浴びている中小企業基盤整備機構にも、
震災復興の「中小企業支援策」として補助金が流されている。
財務省が「二重ローン対策」のため3月に設立した「東日本大震災事業者再生支援機構」(所管は金融庁)は、
すでに被災県ごとに対策機関が設立されていたため、“二重”二重ローン対策機関と揶揄されている。
これが他省庁からは「新しい天下り先ができた」とうらやましがられているのである。
「今回の復興予算は、先に金額が決まってしまったため、どこの団体に配るかについて、
それぞれの官庁が自由にグリップを利かせることができるようになった。
交付先の団体を指定するという構図は、厚労省だけでなく、他の官庁の予算でもかなりあるのではないか」(前出・水上氏)
カネの匂いを嗅ぎ分け集るシロアリの貪欲さと執念には寒気がする。
今も30万人以上が避難生活を続ける大震災さえ、奴等には“メシのタネ”にしか見えていない。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120404/dms1204041600016-n1.htm
>どの省庁でも、天下り財団の傘下に業界組合を置いて補助金を餌にまとめるというスキームは常套手段として使われている。
だからこそ、こういう天下り団体に対する補助金(血税)は、禁止するべきだ。
それが“シロアリ”退治だ。つまり、“シロアリ”を退治するには、“餌”を絶つことが肝要。

以下、改革案。
復興事業や福祉事業などの補助金は、天下り団体を介在した間接給付ではなく、直接給付とする。
そして、補助金などの給付行政は、官僚・公務員の裁量による「裁量行政」ではなく、
官僚・公務員による裁量を排し、客観的なルールに基づいて、自動的に政策が運用される「普遍行政」へ転換する。
原田泰氏(大和総研顧問)や斉藤淳教授(米イェール大教授)のほぼ受け売りだが、以上の改革が必要だ。


03. 2012年5月03日 08:58:03 : bH65yl36Co
そんなことはもう充分わかってる。じゃぁ具体的に何をどうすればいいんだ?

04. 2012年5月03日 10:46:24 : awwBYYUdeM

官僚制度を改革して更に強固な官僚支配体制を築く使命で
霞ヶ関権力が送り出してきた経産官僚古賀茂明は、
憲法改悪集団橋下維新の会と一体である。
http://esashib.web.infoseek.co.jp/mitubishi01.htm

(2月11日)の新聞報道。
 橋下徹大阪市長は10日、次期衆院選で掲げる政権公約に環太平洋
経済連携協定(TPP)への参加と、日米同盟を基軸とした外交政策
を盛り込む方針を明らかにした、と。

  これだけで十分だ。

 新聞はそのほかにもいくつかの政策を並べ、「国政進出を目指す
維新の会の公約『船中八策』の骨格がほぼ固まった」と伝えている。

  しかし対米従属の象徴であるこの二つの政策だけで十分だ。

  見ているがいい。
原発推進・核武装論者大阪維新の会代表の橋下はいまに沖縄普天間基地問題についても辺野古移転を進めよと言い出すに決まっている。

原発推進・核武装論者大阪維新の会代表の橋下が原発密会
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-05-01/2012050101_03_1.html
大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長が政府の原発再稼働方針を進める経済産業省幹部と2月に都内で隠密裏に会っていたことが4月30日までに分かりました。
橋下氏は、政府が進める原発再稼働に向けた手続きにクレームをつけたものの、再稼働そのものに反対を明言していません。
背景として、再稼働を推進する政府・民主党関係者との水面下の接触の影響が指摘されます。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-03-19/2012031915_01_1.html


05. 2012年5月03日 11:15:20 : QmyrjoZuIs
この人の本を読んだが完了の時の「恨み節」でしかない。
何も判っていない厄人である。

06. 2012年5月03日 14:30:02 : FAZiXAlgu5
昨日の夕方に日刊ゲンダイを購入し、勿論全頁読みましたが、この方の記事は斜め読みしたまででした。



07. 2012年5月03日 16:30:13 : PAPmpm5TAY
外部経済、外部不経済など教科書的概念はTV御用ではまったく話題にならない。気に入らない対象には、外部不経済をくらわす。この不経済行為がどのような扱いを受けるか、歴史的経緯でもわかることであろう。

08. 2012年5月03日 18:23:55 : IGsElo8PxQ
古賀は怪しい。

官僚批判をしているが、彼が喧伝しているのは、本物の改革ではなく、新自由主義政策にすぎない。

彼が主張する、発送電分離も、発電部門を規制緩和し、競争原理を導入することで、外資の参入を招こうとしてる。原発問題で、正義の人のように見えるのも、実際は単に、市場原理を徹底したいからだ。

電力自由化か進んだ90年代のアメリカで、当初、エネルギー商社に過ぎなかったエンロンが州政治家と結託し、さらにブッシュ大統領の下でも、あたかも寡占・独占企業のようにのさばった事実を無視している。

私が、小沢氏に期待するのは本物の改革をしてくれると思うからで、似非改革者の古賀などはお呼びでない。維新の会の公約にも、対米従属・市場原理主義べったりでがっかりした。橋下氏は、即刻、売国竹中等と手を切るべきだ。


09. 2012年5月03日 20:05:22 : PCIZeFQqpE
私は古賀氏の大ファンであります。あの「似非」ぶりが素敵ですね。

彼は「改革」・「改革」と叫けば、駄犬である国民は、尻尾を振ると考えているようですね。口元を歪める微笑みに、彼の人格が時々出ます。

ですが、いつも「上から目線」で発言をしているのに、やっぱり国民はTVの前で「ワンワン」と尻尾を振っています。ダメ犬ですよ。漫画みたいな構図です。

古賀氏の心の歪みっぷりが、とっても魅力に感じるこの頃です。

08>
そうそう、橋下氏は竹中の手先です。手を切ることは政治生命をなくすことです。
米国の忠実な僕である橋下氏。古賀さんの目つきと似ていませんか?
庶民を見下す「上から目線」彼らにとって、庶民など特権階級のエサなんですね。


10. 2012年5月04日 01:37:37 : zSbOaTOFIw
ネット社会となり直情型一方通行意見が幅を利かせているが

世界一の債権国家を造ったのは民間と霞ヶ関の合作であることの事実

霞ヶ関の住人のプライドを傷つけない方法を考えないとなー。


11. のぼっさん 2012年5月04日 10:48:43 : fkt3FbbrckgTg : Dstspsbh4o
毎回小澤裁判から見えてきたことをコメントしてきましたが、この裁判は日本の戦後のあり方、戦後教育のもたらした課題、新憲法が国民の意識にもたらした課題
戦前の価値観、戦後の価値観、日本人の価値観と国際感覚ほかあらゆる課題、問題を一挙に噴き出してきたとの感じがします。
まず司法、裁判所は正義であるという「固定観念」がありましたが「裁判所は犯罪を犯すという事実が、裏金疑惑、インチキソフト疑惑ほか事務総局の疑惑」が一挙に吹き出し、登石判決で極限に達した、が大善判決で少し踏みとどまった。
官僚への不信は政権交代をもたらしたが、ここで既得権益、権力組織総動員して
検察主導の大疑獄事件と推認される「西松事件、陸山会事件」をねつ造して
政権交代で総理大臣になるべき政治家を権力の乱用で追い落とした。
この犯罪もなんと検察の取り調べの隠し録音から「パンドラの箱」の一穴が開けられたのです。
権力の乱用をけん制する力が「メデイア、ジャーナリズム」でペンは剣よりも強し
ですが、記者クラブのメデイアのカルテルは「権力に加担した犬になりさがり」
行政権力と共謀して「情報の独占、つまり情報の隠ぺい」に利権を求めるという
最大の腐敗臭を吐き続けました。
国民はその実態を騙され続けていましたが、「311大震災、原発事故報道」以降
大本営発表のウソの「垂れ流し」の被害を被った結果、政府官僚のウソに気が付きました。
大震災、原発事故のおかげで、原子力村の実態、御用学者、御用評論家、御用マスコミの実態、原発マネーによる情報操作、情報汚染の実態が顕在化しました。
その中で村木冤罪裁判で検察官が証拠を改竄すると言う事件が発覚し、一挙に検察の信頼がなくなりました、がその上、さらに小澤裁判では「検察が証拠をねつ造」するということが明るみに出ました。
「巨悪を眠らさない、正義の味方、公正の館」であると信じていた「検察と裁判所」が実は「巨悪の巣窟、犯罪の館、不公正の城」であったという、とんでもない事実が小澤裁判からクローズアップされました。
国家権力を乱用して、既得権益の利権の存在を脅かす政治家を、違法行為で抹殺することは独裁国家の常套手段です。がこれが民主主義の日本で行われていることは
世界中の恥ですが、なんと大手テレビ、新聞はこの疑獄事件に加担し、逆に小澤悪人の報道を垂れ流す、権力を規制するジャーナリズムが権力と一緒になって、被害者を叩くと言う、許せない行為を、平然と実施する、異常事態がいまの現実です。
下名はぼけ老人、認知症一歩手前のいつ死んでもいい身分ですんで、最後のご奉公
武士道、道徳心、倫理観、日本人の良き風俗、習慣、伝統を守ってほしいと願って
コメントするもの。
今の大手マスコミに「恥」の言葉と意味が理解できるにならば。「小澤裁判の総括」をして「小澤さんでなく国民に謝罪と懺悔」で再生願いたい。

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