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国民をナメた野田訪米談話 オバマへの参勤交代で政権維持
http://gendai.net/articles/view/syakai/136372
2012年5月1日 日刊ゲンダイ
だが帰国したら恐らく総理の椅子は火の車、自衛隊員の息子の処世術はとにかく姑息で小ズルイ
<「日米関係の将来ビジョンを強化する」とは、日本をもっと属国化するということ>
民主党政権初の公式訪米に出発、内閣支持率“暴落”の野田首相が、オバマ米大統領の後押しで政権浮揚を図ろうと必死だ。29日、「大統領とは日米同盟の将来に向けてのビジョンを忌憚なく意見交換したい」と言っていたが、なんのことはない。ポチ外交で延命するハラである。
5月1日の会談後の共同声明でも「日米は、あらゆる能力を駆使し、……役割と責任を果たすことを誓う」と、日米同盟の深化を強調した。文言は事前に外務省が米事務方と詰めたもの。「日米関係の将来ビジョンを強化する」とは聞こえがいいが、真に意味するところは「今まで以上に日本の属国化を進める」なのである。
元外交官の天木直人氏がこう言う。
「今回の訪米は最初からシナリオができている。国民の関心が薄い連休のドサクサに紛れて訪米したのは、米国に促されるままに、共同声明に出ていないことも決めてくるつもりだから。在日米軍再編計画の見直しについて、先に日米で合意していますが、米国側の最大の関心事は、軍事費の肩代わりです。『日米同盟の深化』という建前の下、財政難の米国のためにさらにカネを積み上げる可能性は否定できない。対米従属、ここに極まれりですよ」
もしかしたら、「TPP参加は間違いありません」「消費増税は命がけで実現します」という約束もしたのじゃないか。野田周辺は「今回の訪米で政権交代前の日米関係まで戻すことができそう」とニンマリしているらしい。昼食会に夕食会と歓待もされた。ちょっと粉をかけられようものなら、大喜びでシッポを振る。何ともみっともない姿だが、それもこれも、参勤交代で米国のお墨付きをもらえば、政権維持できるという浅知恵から。中曽根にしろ、小泉にしろ、米国の言いなりになった政権は長持ちしている。普通だったら恥ずかしくてやれないが、自衛隊員の息子の野田は、屈辱的な従属外交に何の疑問も抱かないのだろう。権力亡者の姑息で小ズルイ処世術で、国益はドンドン失われていくのだ。
もっとも、オバマにどんなにすがっても、帰国後の首相のイスは火の車だ。かつてのポチたちのようにはいかない。消費増税の実質審議は16日までズレ込み、今国会での成立は限りなく困難だ。小沢無罪で民主党内の消費税反対派は勢いづいている。自民党だって、そうやすやすとは話し合いに応じない。「政治生命をかける」と退路を断った野田は八方ふさがり。訪米の成果なく、追い込まれることになる。
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