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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120428/waf12042810070010-n1.htm
大阪府や大阪市などが出資する財団法人「国際花と緑の博覧会記念協会」(花博記念協会、同市鶴見区)が、資産運用に失敗して約14億円の含み損を出した問題で、松井一郎知事と橋下徹市長が協会の評議員就任を辞退し、府職員の派遣も打ち切ったことが27日、わかった。府市は協会の理事会に解散と出資金返還を求めたが、理事会は否決。協会側は今年度から年約1400万円の専務理事の報酬1割カットや資産運用委員会の設置を決めたが、府などからは「見直しが不十分だ」との批判が出ている。
府などによると、花博記念協会は、旧国土庁事務次官の三井康寿(やすひさ)氏が理事長、元農林水産省近畿中国森林管理局長の日尾野興一氏が専務理事を務めている。府と市は設立時に計約34億円を出資しており、知事や市長が評議員を務めるのが慣例になっていた。
しかし今年2月、府監査委員は、協会が元本保証のない外国債券などの購入で失敗し、平成22年度決算で約14億円の含み損を出していると指摘。松井知事は「協会は完全な天下り団体。明らかに高リスクの債券を買っており、金の使い方がめちゃくちゃだ」と批判した。府と市は3月29日に開かれた協会理事会で解散を提案したが、理事会は反対多数で否決した。
このため、松井知事と橋下市長は今年度の評議員を辞退。府から常務理事など2人を派遣していたが、昨年度末で打ち切った。非常勤で理事を務めていた副知事と副市長もいったん続投を辞退したが、協会の在り方について指摘できるよう再就任したという
協会の財政は22年度決算で約1億2千万円の赤字に陥り、昨年度も赤字の見通し。資金運用などを担当していた総務部長は昨年度末で退職し、協会は任期付きで後任を公募している。
府市の批判を受け、協会は、20年度から常勤で専務理事に就いている日尾野氏の年収1割カットや、外部委員らで構成する「資産運用委員会」の設置を決めた。
しかし、非常勤の三井理事長については、平均月1回程度の出勤で10万円(年120万円)の報酬を支出しており、業務の抜本見直しは行われていない。
府幹部は「見直しが不十分で、さらなる組織改革を求める」としている。
専務理事「優秀な民間人なら2千万円でも来ない」
日尾野専務理事は、産経新聞の取材に、資産運営や報酬の妥当性を強調した。
――府監査委員は高リスクな外国債券の購入が不適切だと指摘したが
リスクが高いのは事実だが、ルール違反をしたわけではない。含み損の原因はリーマンショックや急激な円高だ。
――府と市から解散や出資金返還を求められた
出資金の根っこは税金だが、補助金を受けているわけではなく出資金を返す返さないという話ではない。
――約1400万円の報酬は高すぎないか
見直しで今年度から1割減を決めた。ただ、民間の人がこの額で専務理事を引き受けるかといえば疑問だ。民間で仕事のできる人を引っ張ってきたら2千万円でも来ないだろう。
――地元への貢献度が低く、親しまれていないと指摘されているが
府と市との関係は大事にしたいが、協会は全国事業の団体だ。直結するものは少ないかもしれないが、いろんな意味で情報発信はしている。
――「天下り団体」との批判もあるが
関係省庁と関わる仕事もそれなりにあり、霞が関との関係は必要だ
際花と緑の博覧会記念協会
平成2年4月の「国際花と緑の博覧会」(花博)終了後、基本理念を継承発展させる目的で、大阪府や大阪市、経済団体などから出資を受けて3年11月に設立された。寄付による基金を含め、約90億円の資産運用による利益を事業財源としている。職員は約10人で、コスモス国際賞をはじめとする表彰事業やフォーラム、自然観察教室などを行っている
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