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4月26日に東京地裁で小沢氏の無罪判決がでた。今まで座敷牢に閉じ込められ「国民の生活が第一」の政治を進められなかった小沢氏が今回の判決によって2年半の空白を埋めるべく国民に対し最後のご奉公を始めようとしている。一方我々市民はこの1年の間、小沢氏に対し陰湿な陰謀を企ててきた利権集団の正体を垣間見ることができた。
そして心ある多くの人々は日本の行政や司法、マスメディアがこんなにも腐敗・堕落しているとは想像もできなかったに違いない。今回の「小沢無罪」を契機に、小沢氏は「国民の生活が第一」の政治を加速していくだろうが、一方、問題の本質に目覚めた市民は、国民を操り好き放題のことをやってきた利権集団から民主主義を取り戻すための運動を活発化させていくだろう。
これこそまさに小沢氏の言う「自立した市民」の誕生ではなかろうか。さてこの一年間を振り返ると、檀公善氏に始まり藤島利久氏や小吹伸一氏、西岡正士氏らによって引き継がれた小沢支持デモや街頭演説、植草一秀氏や平野貞夫氏、山崎行太郎氏、天木直人氏、二見伸明氏、三井環氏、山崎康彦氏、世川行介氏、日々坦々氏等のネット論壇や講演会などの活動が大きな盛り上がりを見せた。
さらに検察審査会事務局や最高裁事務総局など利権集団実行部隊の懐に飛び込み真実を明らかにしようとした一市民氏や、小沢裁判で捏造報告書を作成した検事を告発した八木啓代氏、また小沢裁判で偽証した水谷建設などを告発した藤島利久氏など勇気ある市民も現れるようになった。まさにチュニジアやエジプトでネットを媒介として発生した革命「アラブの春」の日本版である。
このような市民運動がついに国会を動かすようになった。現在、多数の国会議員が連名で検察審査会を調査するための法務委員会「秘密会」の開催申請がなされており、いよいよ利権集団の陰謀追及が本格化しつつある。この市民活動の盛り上がりに対し、マスメディアを含む利権集団も相当追い詰められ浮き足立っているように見える。
たとえば「小沢無罪判決」に対しマスコミや反小沢の政治家など利権集団は「限りなく黒に近い無罪判決」などと訳のわからないことを狂ったようにわめき散らし、さらには告発者である札付き不良記者や正体不明の審査員X氏などをTVに登場させ、捏造報告書で捻じ曲げられた検察審査会の議決を無理やり正当化しようとするなど下手なサル芝居を演じている。
ところでこれら利権集団が一番恐れるのは、市民の手によって検察庁や最高裁事務総局の違法行為、さらには放送法に違反するマスメディアの「でっち上げや人権侵害報道」などの告発が相次ぎ、それが国会を動かし国政調査権の発動によって官僚や政治家による組織的陰謀の全容が白日の下に晒されることであろう。そうなればマスコミの世論誘導で作り上げられた「小沢=悪徳政治家」という虚構も崩壊する。恐らくその時期は小沢氏の復権と並行して、ここ1年くらいの間に起こるのではないだろうか。
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