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財務・自民に増税丸投げの野田君 米国最後の旅でBSE牛など貰ってくるなよ!
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2012年04月30日 世相を斬る あいば達也
野田佳彦がオバマ米大統領との首脳会談のため、米国に旅立った。いっそ旅立つなら、永遠の……なら、もっと悦ばしいところである。ところで、野田はなんの目的で訪米、大統領の謁見を受けるのだろう?色々言っているようだが、どれ一つピンと来ない。無目的で、用無し国家の首相と会う程オバマも暇ではないだろう。野田は、民主党政権になって初の公式訪米と云う、金字塔を打ち立てに行く目的がある。
その金字塔の為に、あらゆる米国政府の命令を聞きいれたのだ。野党からも、党内からも、国民からも総スカン食うような政策を実行すべく、蛮勇を奮って身を粉にして働いたのだ、メシくらい食わせて貰う権利はある。野田は、そのように思っているだろう。しかし、オバマは、野田の功績など毛ほども認めていない。何故なら、そのあらゆる命令に従ったが、実績にまでは至っていない。どちらかと云うと頓挫の確率の方が高まっている。出来たら会わずに済ませたいところだが、今さら来るなとも言えない。
であるならば、何か明確な土産が欲しい、或いは新たなミッションを授けたいところだ。何が欲しいか?日本から貰えるものは一つしかない。昔も今も、貰えるものは限られている。金だ!グアム移転の諸費用の上乗せを為替分とか金利上昇分とかのレベル以上に貰いたいもの、そう考えるのは当然だ。移転費は3億ドルほど上乗せさせたが、まだ不足だ。3億ドルはルースの脅し分だ。オバマの脅し分には、相当の覚悟が必要だろう。おそらく5億ドル以上ではなかろうか。
外務省のリークで情報で、28億から31億ドルへの増額がバレテしまったが、これはもう既定の事実であり、オバマへの土産にカウントは出来ない。米国議会を満足もさせられない。財務省に泣きついたであろう野田に、勝は5億ドル増額まで保証したような気がする。理屈は何とでもつけるだろう。野党連中が、米国への貢物で、本気に追求してくる筈もない。財務省にしてみれば、「大丈夫です。特別会計から処理しますので、予算には影響しません」だろう。霞が関の役人達の意識は驚くほど面白いのだが、特別会計に貯め込んだ金は、霞が関の金であって、国民の金ではない、と云う信念がある。我々の苦労が勝ち得た果実なので、そもそも無い所から有を生んだのだと錯覚の世界に住んでいるのだ。
それにしても、財政赤字で国債は暴落寸前、格下げも時間の問題だと、嘘の限りを尽くして増税論を展開する傍から、IMFへの拠出金にせよ、韓国へのスワップ保証にせよ、ミヤンマー、ベトナムへの債権放棄とあらたなODA円借款も大盤振る舞いの様相を呈している。対中国への牽制等々の理屈はあるが、経団連企業の東アジア進出を加速させる基盤整備の側面も強い。素人目から云えば、その金を国民から毟り取るのは如何と云う気分になるのは当然だろう。マスメディアは、この辺をまとめた話として出さない。バラバラに情報を出された多くの国民は、これらの情報がリンクしないのである。御用記者クラブの最たる弊害である。
北朝鮮の核問題など野田と話して何になる?通り一遍の話以外に何を野田が話すのだろう?半年もしない内に政権の座を去る野田が、トンデモナイ約束をしてこないことを祈るのみだ。日本時間1日未明に会談は行われるようだが、ダルビッシュの登板日、その方が筆者には余程大切だ。(笑)
野田は出かける寸前「党の方針は既に決まっている。長い時間をかけて決めた」、と壊れたテープのような事を言い、藤井の爺は「うそをつくな、ぶれるな、この二つを徹底しろ」と不安になっているのだろう、野田を叱咤激励している。返す刀で「小沢の国会証人喚問は当然」と聞き捨てならない暴言まで吐くに及んでいる。耄碌した人間特有の症状で、心配事を隠しておけず、苛立ちは過激な言葉となって吐き出される。ナベツネ、石原慎太郎と云う男にも同様の耄碌傾向が見られる。
どうも民主党内の空気は、外野から観察している以上に消費増税法案への逆風が吹いているようだ。26日の本会議で、消費税特別委員会が設置された。民主党は27日の本会議での審議入りを求めていたが、野党側の反対が強く、大型連休明けとなる。8日から漸く消費増税法案などの本会議での趣旨説明と質疑が行われる。野党は100時間以上の審議を要求しているので、5月中法案採決は困難だろう。その間に、小沢一郎の控訴のありなしも決定するので、その党内反転攻勢への防御にも時間は取られる。
そのような日程の中、もう一つ注目すべき“衆院特別委”の顔ぶれだ。「消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案」の審議をするのだが、民主党からは中野寛成を委員長とし、筆頭理事には鉢呂吉雄、 自民党からは伊吹文明が就任。民主党の他の委員は判らんが、自民党からは町村信孝、野田毅が委員となった。この顔触れはお笑い草だ。社会保障も税もド素人同然の中野に鉢呂。野党から伊吹に野田毅、これは椅子に座った時点で勝負ありじゃないのか?このメンバーを見ただけでも、野田は民主党の法案を見捨てている。
おそらく、自民党と財務省が結託して、民主党内でギリギリ纏めた一任していない了承原案を反故にしてしまう魂胆のようだ。どこまで行っても詐術を弄する野田政権と云うか、霞が関官僚だ。このまま、ジッとしていると、消費税は段階を踏まずに10%に引き上げる方向に走るかもしれない。景気条項も削除だろう。行政改革など、岡田がトップに就いた以上、もう形式的なものであり、行革の“ぎ”の字も現れず、名前だけ「土光臨調風」を模すに違いない。
こうなると、小沢一郎の政治的手腕に頼る以外、どうもトンデモナイ税制が国会を通過してしまいそうだ。当面この事態を回避するには、マスメディアになんと喚かれようと、政争を起こすしかないだろう。国民を愚弄する政策を、与野党と官僚が結託して実行しようとするなら、政争でもクーデターでも、起すしか手立てはない。ここは正直輿石幹事長の出番であり、小沢一郎の出番である。目標は法案自体の継続審議入りと民主党代表選での小沢代表の誕生である。
このような場合、気になるのは指定弁護士が控訴するか、しないかだ。99%控訴の可能性はないのだが、何らかの資金提供があれば、控訴の可能性はあるかもしれない。裁判所も検察庁も都合が悪いので、霞が関系ではない勢力からのバックアップだ。指定弁護士の主任格山室氏は消極的だが、一人口数少なく控訴に傾倒している弁護士がいる。ヤクザの親分みたいな名前の弁護士だ。この男が、悪名高き民主党事務局と強い繋がりがある点が気がかりだ。小沢側のウルトラCは、“無罪ではなく控訴棄却が筋だ”と云う理由での逆控訴である。この逆控訴の効き目があるのは、指定弁護士達に先んじて“控訴”する事である。この時点で、マスメディアが得意とする“刑事被告人”のフレーズは使えなくなる。また、国会証人喚問云々の話も公判中と云うフレーズが残される。まぁ筆者の考え過ぎだろうが、饒舌コラムニストの性癖で、ひとことつけ加えた。
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