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株式日記と経済展望
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政府権力による「国策捜査」の乱用は、警察ならびに検察の腐敗の結果
なのだ。財務省や政府に都合の悪い人物は事件をでっち上げられてしまう。
2012年4月29日 日曜日
◆「あえて小沢さんに近い人達に申し上げたいんですけれども、浮かれないで欲しい」佐藤優氏 4月28日 ニコニコ動画要約&書き起こし
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1495.html
魚住昭氏
この判決がどうなるか、というのが23日前からドキドキしていた。
無罪か有罪かで、この日本の司法の未来がどうなるか非常に影響を及ぼす。
一番懸念していたのが、有罪になって、虚偽報告書問題、田代検事とか、特捜部の上層部が関与したのがうやむやになることを一番恐れていた。
この虚偽報告書問題というのは特捜検察が抱えている病理というものが、如実に表れている話であり、この真相を解明しない限り検察の改革の道は拓けないだろうと思っていて、検察の将来のためにも、この虚偽報告書問題を徹底究明してほしい。そのためには、無罪が出てほしいというのが私の気持ちだった。
判決では、確か裁判長が「虚偽報告書問題を徹底究明しなさい」と言っていた。
検察庁も人事で処分してお茶を濁すというようなことは、もうできなくなったんではないか。
江川紹子さんや郷原先生が検察庁や法務省にそういった申し入れをされているので、これからの世論の盛り上がり方にもかかっているが、そうでもしないと検察庁は自浄能力がないから、同じ過ちを繰り返していく。
無罪判決が出たことで、検察庁の改革に向けて新たな動きが始まるだろうと期待が持てた。また、何よりも日本の裁判所が「法と証拠」に基づいた、ある程度まともな判決を出す可能性があるんだということについて、望みを繋いだ。裁判所の将来にとってもいいことではないか。
佐藤優氏
魚住さんに教えて欲しいんですが、もし石川知裕さんが、もし隠し撮りをしていなければ、判決に影響があったでしょうか、なかったでしょうか。
魚住
あの隠し撮りがなければ、たぶん、今の裁判所の動向だと、世論に迎合するという形で、ほぼ確実に有罪だったと思う。
やはり隠し撮りをしてそれに照らし合わせて虚偽の捜査報告書がつくられていた、ということがあかるみに出たっていうことは、今回の裁判を決定づけたというふうに思っています。
佐藤
そこが一つのポイントだと思う。
隠し撮りの問題に関して、いろんな有識者の方と是非メディアのみなさんも聞いてほしいんです。要するに、検察官出身の人とか、検察に批判的ではないような法曹の専門家に今回、隠し撮りがあった場合と無い場合でどう違ったのか。
隠し撮りが無かった場合を今シミュレーションしてみましょう。そうしたら、私は小沢さん、有罪になっていたと思う。
それはどうしてかというと、そういう証拠があるから。
世論の迎合してとか小沢さんを陥れてやろうということでなくして、そういう証拠を見て本当に小沢さんが犯罪をやった、そういうふうに思ったから。ただ、小沢さんのこと、今回隠し撮りがあったから真実が明らかになったんですけれども、石川さんのことでも大久保さんでも、もし隠し撮りがあったら、はなし全然違ったかもしれない。
鈴木宗男さんにしても。
・・・
昨日の晩、石川知裕さんとご飯食べてて・・・、
石川さんが「やっぱり佐藤さんに言われて隠し撮りしてよかったと思ってます」と言われた。「検察官より私のほうが怖かった」っていうんです。要するに、私は「隠し撮りをしろ」とすごく強く言ったんです。そしたら石川さん「したくない」っていうんですよ。
どうしてかっていろいろ突き詰めると、「自分の性に合わないんです」と、そういうことは・・・。それはどうしてかと聞くと、「卑怯だ」と。
(中略)
それで、日本の司法の立て直しのために、この件を使うってことなんだと思うんですよ。
昨日、やっぱり、結局勇気をもって録音してよかったという話になって、今日、小沢さんに判決出た直後、石川さんと電話で話したら、彼がほんとにしみじみと言ったのは、「国策捜査はこれで最後にしてほしい。ほんとにそう思います」と。
それで石川さんと二人で話したんですね。
結局、この小沢騒動で何か日本の国家にとって、世界にとっていいことありました?この無駄なエネルギー。これもっと別のことに使うべきだったと。特に去年の3月11日の東日本大震災以降、まだ日本は危機的な状況にある。
それだから、政治部の記者たちを中心に政局の話の流れのほうに、いろんなことを聞いてきて、もっていこうとするんだと思う。それもほんとにいいのかなあと。
もっと根源的なところで、どうやったら日本が危機から抜け出して、日本の国を強化していくのかと。そっち方向で考えないといけないと思うんですね。
だから、検察が憎いであるとか、今回のよくもあいつやりやがったな、というところで、こっちの調子がいいからやり返してやれ、あるいは小沢が何やってくるかわかんないから、これはどういうふうにして締めるやるかと。
こういうの、もう止めにして、それこそ、その小沢さんの問題を卒業して普通の政治をやらないといけないし、普通の司法になってほしいと、こう思うんです。
ただ、そのためには、誰が何をやったかという事ははっきりさせて、その持分に応じて責任をやっぱりとってもらわなければいけないと思うんですよね。
だから、そこのところは、心を鬼にしてまでも、石川さんには取調室の中で、何があったのかということを、別の観点から真実を明らかにしてもらわないといけない。
魚住さん、本を読んで混同したということ、どう思います?
魚住
5月17日付の捜査報告書なんですね、田代検事が報告したというのは、田代検事は法廷で、5月17日の石川さんを再聴取した後数日かけて書いた、と・・・。
なぜ事実と違うことを書いたかというと、数日かけて書いたので記憶が混同したということと、もう一つは石川さんの著書などを読んでいたので、記憶が混同したと二つ理由を公判で証言している。
5月17日の時点であるいは5月17日から数日間の時点で、石川さんの著書というのは全く出ておりません。
さっき佐藤さんがあげてくれた本というのは8月付の本なんですが、その前に、6月の5日前後に『G2』という月刊誌があるんですが、私が石川さんの獄中日記のエッセンスみたいなものを出してますので、一番早くても6月5日。
ということは、5月17日から後数日かけて書いたということと、本を読んで記憶が混同したという証言が矛盾してしまう。
もしかしたら、本を読んで記憶が混同したというのが事実ならば、あの5月17日付の調書は、実は6月5日以降にバックデートされて書かれたものかもしれない。
どっちにしろ田代検事が法廷で言ったことはウソになる、事実に反します。記憶の混同などはおこりようがない。
佐藤
そうするとコンピュータのサーバーに何時に更新されたか文章の、そのデータ残ってるはずですよね。
ですから、そのデータの保全をきちんとしておく。そのデータがもし無くなっているならば、それはそれとしてまた問題ですよね。ですから、これは物証がちゃんと取れる話なんです。
それからさらに本を読んで、記憶まで混同しているということならば、この人はいったい大丈夫かっていう話になっちゃうんですね。それで、石川さん、録音の時の話をもう一回してほしいんですね。もう一回と言っても、皆さんの前でしたことないですよね。
石川知裕議員
そうですよね・・・。
・・・・
佐藤
・・・
けっこう検事って途中で席立ってたでしょ?
石川
東京拘置所っていうのは私が取り調べを受けてると、目の前が取調官だとしましたら、ここに(あための上の後ろ側を手で指して)光るボタンが二つ付いてまして、1・2と番号があったかどうかは記憶してませんが、光ると別室にいくわけです、呼ばれる、それが合図になってるんです。音が鳴らないようになってるんですが、呼ばれて上司に説得されて、もう一回来て取り調べる、というのが日常的にありましたね。
・・・
佐藤
あえて、小沢さんに近い人達に申し上げたいんですけれども、浮かれないで欲しいということです。
国民の小沢さんや小沢さんのグループに対して見てる目は非常に厳しい。そこのところは是非浮かれないで、勝った時こそそこのところで・・・。
要するに、こんな騒動が起きたっていうことは率直に申し上げて、皆さんの力が足りないからですよ。
力がきちんとあれば、検察がこんな事件作り上げることできなかった。ここで浮かれると、国民からの遊離は益々拡大すると思う。
ですから、民主党は中で政争を起こすということになるんだったら、相当に双方共にズレているということになると思う。
・・・
野田総理を支持している人達に・お願いしたい。
こんなのそもそも党員資格停止したのが間違いなんですよ。無罪推定の原則があるわけでしょ。
あのクソ外務省だって最高裁確定するまでクビにしなかったんですからね。その外務省以下のことを民主党がやるというのはおかしな話だと思う。
その点からして、最初から間違えていたんだから、党員資格停止をしたっていうこと自体が、これは民主主義の原則に反している。
・・・
小沢さんの力を政権の中にきちんと取り入れて欲しいと思うんですよ。小沢さんが副総理として入る。それで、復興のためにきちんとやっていただくと。
・・・・
(私のコメント)
4月22日に「植草一秀氏の『消費増税亡国論』出版に伴う講演会に参加してきました。小沢一郎氏からの応援メッセージがあり、鳩山由紀夫元総理も講演に参加」と言う記事を書きましたが、秘書3人が有罪と言うことで小沢氏自身の裁判も有罪が有力でした。例え控訴しても数年かかるから小沢氏の政治生命は絶たれたに等しくなるところだった。
植草氏の講演会には、鳩山元総理も挨拶に立っていただいた。しかしながら講演会の参加者は400名程度であり、一般国民の関心の薄さが浮き彫りになりました。「株式日記」ではデモや講演会など呼びかけていますが、このような政治的活動に参加する人は非常に少ない。特に若い人は本当に少ない。
消費税増税や年金問題など若い人の生活にも関係が深い問題なのにもかかわらず、若い人が政治に無関心だから年金の掛け金も毎年引き上げられていく。フリーターなどの低所得者などには食費などで5%も消費税が上がれば生活に直せい響く。それでも女性や若い人たちはデモにも参加せず講演会にも参加しない。
テレビを見れば、B層向けのバラエティー番組ばかり放送されていますが、若い女性アイドルやお笑いタレントがテレビカメラの前でふざけあっているだけだ。政府権力から見ればこのように国民がバカでいてくれたほうが政治はやりやすくなりますが、昨日の株式日記に書いたように国民の政治意識が問われている。
佐藤優氏や植草氏は「国策捜査」の犠牲者ないなりましたが、政府や霞ヶ関に不都合な人物が警察や検察の「国策捜査」の罠にかけられて社会的に抹殺されて行きますが、最近の検察はやりすぎだろう。フロッピーディスクを改竄したり、石川議員の虚偽報告書を捏造したり、やりたい放題のことをして罪に陥れている。
石川氏の場合は、佐藤優氏のアドバイスでICレコーダーで録音していたから虚偽報告書の証明が出来ましたが、このように検察は普段から証拠を捏造したり偽造したりしているのだろう。このようにして検察から起訴されれば99%有罪判決が出されて、実質的に検察が司法の役割までしている。これでは政治家も罠に嵌められれば失脚させられてしまうだろう。
しかし小沢氏が無罪だったからと言って、灰色であることには変わりがない。政治家にとって「政治とカネ」の問題は避けて通れませんが、田中角栄を失脚させたのもたった5億円の金を受け取った疑いで裁判になり、結局は無罪になっている。小沢氏の政治資金も灰色ですが、国会議員で叩いてほこりの出ない議員はいないだろう。
日本の国会議員ももっとスマートに金を集めるべきであり、実質的には企業献金であっても分散して社員名で献金すればいいだろう。オバマ大統領だってウォール街からの献金は実質的には企業献金だった。また純粋な個人献金を集めるにしてもブログにもっと力を入れて書かなければ読者も集まらず献金も集まらない。
もともと日本の国会議員は政党助成金や議員秘書経費や通信費などを含めれば一年に一億円以上の金が支払われている。それでも足りないと言うのだから呆れ返りますが、選挙運動に金を使っていたらいくらあっても足らないだろう。しかし政治活動資金としては十分すぎるくらいだ。小沢一郎にしても小沢不動産と言われるくらいの資産家になり、かなりの政治資金が個人の資産に化けた。
ネットなどでは小沢一郎を救世主のように書いているブログもありますが、鳩山・小沢政権の時にも何が出来たというのだろうか? 参院選挙までは衆参で過半数だったのだからマニフェストに書かれたかなりのことが出来たはずだ。だから小沢内閣が出来たところで期待するのはあまり無い。むしろ「維新の会」と自民公明の連立政権が出来て公務員制度改革を実行して欲しいものだ。
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