http://www.asyura2.com/12/senkyo129/msg/513.html
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小沢氏裁判の判決文の内容は、指定弁護士らの言い分をほぼ認めながら無罪判決を下すという奇妙なもので、各方面に気を使ってそれぞれのメンツを立てたためと善意に考えていました。ところがここに来て、当初は有罪として書かれていたものが、土壇場で無罪に書き直されたのではないかという見方が出てきました。
誰かが東京地裁に圧力をかけて、その結果有罪が無罪になったというのです。確かに判決文は論旨が上手く繋がっておらず、こう考えると辻褄が会います。ジャーナリストの板垣英憲氏が、こうした裏側の事情をすっぱ抜いています。
板垣氏の「フリーメーソン=イルミナティ情報」は、このところ空振り続きでしたが、今回(本日付)の話は検討するに値する内容です。有料メルマガですが、重要な事柄なので、急所となる部分に絞って私見を交えながら紹介したいと思います。
日刊スポーツは、石原慎太郎東京都知事の27日の会見について、次のように報じていま
す。(28日付
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20120428-941651.html)
石原知事 新党は「小沢抜き」が条件
東京都の石原慎太郎知事は27日の会見で、「陸山会」事件で民主党の小沢一郎元代表に無罪判決が出たことについて「無罪といっても、限りなくクロに近い灰色だ。国民はますますそっぽを向く」と指摘。「検事役の弁護士が、半ば勝ったようなものだと。私も同感だ。あれでシロと言えるのかね」「4億円は我々には大金だが、彼にとっては小さな問題だったんじゃないの」とも述べた。盟友の亀井静香前国民新党代表が、新党構想で小沢氏とも接触していることを認めた上で、「ちょっとでも小沢の影が差してくるような話には乗らない」と、新党は「小沢抜き」が条件との考えを示した。
一方、沖縄県・尖閣諸島の購入に向け、上陸許可申請などを進めるため、5月1日に事務局を置き、国民からの寄付を受け付ける専用口座を開くと発表した。上陸の時期は「仮契約ができてから。国が許可を出さなければ、こっちは下りるまでやる」と述べた。
会見に先立ち、野田佳彦首相と官邸で会談。「横田基地の話のついでに」尖閣諸島にも触れたとして、「1番のバリアー(壁)は外務省だ。気を付けなさい、あなたのイニシアチブでやりなさいと言った。彼は、外務省にひどい目にあった経験がないんだから」。首相は、「分かりました」と応じたという。
呆れた発言で、「国民がますますそっぽを向く」のは石原氏の方ですよ。無罪になったのが余程気に入らなかったようです。しかし、「盟友の亀井静香前国民新党代表が、新党構想で小沢氏とも接触していることを認めた」のですから、有罪の場合は連携することも考えていたわけです。無罪になって小沢氏が党を割って出ることもなくなったので、連携話も立ち消えとなり、石原氏は最初から乗り気でなかったように装っているのです。政治家ですから、そうした駆け引きは一瞬で行います。
石原氏は、有罪判決を前提として行動していたので慌てて連携話を打ち消したのですが、有罪の事前情報が流れていたことは間違いないようです。小沢派議員も、有罪になりそうだということで意気消沈していたそうですから。では一体誰が東京地裁に干渉したのでしょうか? 民主党幹部・最高検・最高裁事務総局が談合して小沢氏有罪のシナリオを進めていました。これに干渉できるのは、米国だけでしょう。
無罪にすべく動いたのは、カート・キャンベル国務次官補とされています。切っ掛けを作ったのは、石原氏のようです。石原氏は、4月17日に行われた米国ヘリテージ財団での講演で尖閣諸島購入案をぶち上げたのですが、この訪米中にカート・キャンベル国務次官補と会談しています。(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120414-00000506-san-pol)
4月14日に会談し、米軍横田基地の軍民共用化問題や、北朝鮮情勢などについて意見を交わしたとされていますが、板垣氏は、この時小沢氏有罪の情報がキャンベル氏に伝えられたと見ています。有り得る話だと思います。石原氏は、特別情報を伝えたつもりだったのでしょうが、蓋を開けてみたら無罪。メンツを失って八つ当たり気味に記者会見に望んだと考えれば、一連の流れが理解できます。
キャンベル国務次官補は、翌15日に来日し、16日には北沢俊美元防衛相と米軍再編計画について会談、27日には、CSIS(戦略国際問題研究所)でのイベント「The Coming U.S.-Japan Summit」にスピーカーとして登壇しています。つまり、キャンベル氏は、判決が下される11日前に来日し、判決後まで張り付いていたのです。当然、何らかの働きかけをしたと思われます。
キャンベル氏はもちろん、米国支配層の意向を受けて動いているわけですが、米国と小沢氏との関係は決して良好なものではありませんでした。良好だったら、これだけ陥れられるはずはありません。キャンベル米国務次官補は、2010年2月3日にソウルで金星煥外交安保首席秘書官と会談した際、民主党政権(鳩山-小沢)はこれまでの自民党政権とは全く違う、やりにくい政権なので、菅や岡田などの次の世代の人と交渉するつもりだと述べています。これはウィキリークスの情報ですが、この結果、鳩山政権は潰れてしまいました。
それが今度は一転して、小沢氏を救済する方向で動いたというのですが、政治の世界は一寸先は闇で、「昨日の敵は今日の友」となることが日常茶飯事です。小沢氏は議員歴が長いですから、外から見ると米国とくっついたり離れたりして節操がないように見えます。
しかし、日本は米国の支配下に置かれているわけですから、これは致し方ありません。米国に真っ向から反旗を翻したら、政治の世界では生きて行けません。政治目的を達成するために、悪魔と手を結ばざるを得ないこともあります。こういうことを出来る人は数少ないですから、小沢氏は政界で非常に怖れられています。これに較べれば、松下政経塾出身者など赤子同然です。
米国が小沢氏救出に動いたのは、使えると思ったからでしょう。菅や野田といったB級の人材を使おうとした愚を悟ったということで、米国の政治力もかなり落ちていることが判ります。小沢氏の背後に米国(ジェイ・ロックフェラー)の姿が見えたことでガッカリする人もいるでしょうが、どこと組もうが国がよくなればよいわけで、余り悲観する必要はないと思います。
デビッドが失脚したので、米国も徐々に変わって行くでしょうし、今の民主党幹部が権力の座から一掃されれば我国の政治状況も改善されるはずです。今後の行動如何で、小沢氏の評価は定まります。
http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-609.html
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