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小沢一郎衆議院議員に対する政治資金規正法違反事件の判決前夜
今日26日の小沢裁判の判決を前にして、毎日新聞24日朝刊に いよいよ小沢一郎衆議院議員に対する政治資金規正法違反事件の判決が、明日4月26日午前10時に東京地裁刑事第11部で言渡される。私は全ゆる観点から考えて無罪判決しかあり得ないと確信するものであり、明日の判決をターニングポイントとして、日本の政治をまともに立て直す活動に邁進出来るようになるものと大いなる期待を抱いている。
私が無罪判決しかあり得ないと確信する理由は公訴事実をめぐる直接的な立証活動において指定弁護士の冒頭陳述が維持出来なくなって完全に破綻し弁護側立証が圧勝しているという事実もさることながら、本裁判が謀略的な政治裁判であることが満天下に明らかになり、裁判所も世論も検察の悪辣な意図に与することが出来なくなっていると考えるからである。
後者の点は、昨年12月15日の田代政弘検事の証人尋問と、翌16日の前田元検事の証人尋問によって疑問の余地なく明らかになった。
即ち、田代検事は石川知裕元秘書の虚偽の供述を記載した捜査報告書を捏造して東京第5検察審査会の起訴議決を誘導したものであり、裁判所は本年2月17日の石川元秘書の検察官調書の証拠却下の決定の中で、記憶の混同等の言い訳は信用できないと田代検事を厳しく断罪し、東京地検特捜部の組織ぐるみの行動と疑われるとまで言及している。
又、前田元検事は「特捜と小沢との全面戦争だ」と上司から言われて捜査に駆り立てられたが、ゼネコンをはじめ殆どの建設関係の会社・業者を取り調べても何一つ不透明な金の話は出て来ず、現場の検事は皆やる気をなくしていたし、金の流れはなかったという何十枚というメモは検察審査会には見せていないのではないかと証言し、私が裁判官なら無罪判決を書く外ないとまで言い切った。
裁判所が第1回から第16回までの公判における訴訟指揮等の中で心証の一端を明らかにしたのは先述の証拠却下決定だけであるが、公判の攻防を冷静に見守り公判回数を重ねる毎に被告・弁護側の立証活動の真意に対する理解が深まって行ったように感じる。私が弁護人として無罪判決を獲得した体験時と似たような公判廷の雰囲気が醸造されてきたというのが率直な実感である。
前者の点に関して言えば、指定弁護士の論告は冒陳を論証する形になっておらず立証の破綻を示している。即ち、冒陳で述べていた4億円の出所が不透明だとする点や、犯罪の動機の点について論告は主張自体を放棄していると理解される。又、共謀の点についてはスワット事件の最高裁判決に専ら依存して論陣を張っているが、全く似て非なるケースの判例を取り上げるしか術がないというのは立証活動の失敗の端的な証左以外の何物でもない。
秘書裁判の判決は、推認の積み重ねのみによる認定という、刑事裁判の大原則である証拠裁判主義に悖る不当極まりないものであった。しかし本裁判おいては、推認の根拠となるカケラすら存在しないのであり、推認判決すら書きようがない。即ち、秘書裁判の判決がいう「西松事件での天の声」や「水谷事件での金銭の接受」は、公判前整理手続という緒戦の闘いで立証命題とは無縁であることを裁判所に確認させており、従って証拠調がないのは勿論としてそもそも主張すら存在しない。推認による判決という紛れが生じる余地のない判決活動を実現させたのである。
以上のとおり、明日の判決はどう引っくり返ったところで有罪判決を書ける筈のない事実関係と証拠構造にある。政権交代を妨害し、又政権つぶしを企図した東京地検特捜部の悪辣な意図が断罪され、小沢一郎衆議院議員を中軸とした民主党のホールスタッフで、明日以降心おきなく、日本の政治の再生に全力で取り組める状況が実現することを切望するものである。
以上
2012/04/25
つじ恵事務所
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