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工夫次第で真夏も楽に乗り切れるのに…>
「(この夏の)計画停電の可能性は否定していない。少しでも不安があれば、関電管内に限らずあり得る」
枝野経産相が国民をドーカツだ。大飯原発再稼働への反発が強まる中、“言うこと聞かないと、電気を止めるぞ”と言わんばかりである。
枝野は「再稼働しないまま一昨年並みの猛暑になれば、18.4%の電力不足になる」と強調するが、ハッキリ言って、この数値はまやかしだ。
「想定する最大ピーク時が極めてレアケースなのです。18.4%の電力不足のベースは10年8月19日の午後3時に記録した3095万キロワット。一昨年の猛暑は、偏西風の蛇行による数十年に一度の異常気象が原因です。観測史上まれにみる猛暑だった1年のうち、たった1時間の需要を基準に、電力不足をあおっているのです」(科学ジャーナリスト)
政府は、大飯など関電の原発が全停止したままの供給力を2631万キロワットと説明する。昨年夏(6月30日〜9月22日の節電要請期間)、この量を超えたのは、6日間の計22時間だけ。ひと夏全体のわずか1.08%にすぎない。
しかも、計22時間の半分の11時間は、いずれも最高気温35.6度の猛暑日となった8月9、10日の2日間に集中していた。7月と9月はゼロ。ようするに、電力が不足するのはせいぜい、この程度なのだ。
その不足分も、大飯原発の2基(出力計236万キロワット)を再開しなくとも、工夫しだいで十分にまかなえる。
「昨年の最大使用量は8月9日午後2時の2784万キロワット、供給力との差し引きは153万キロワットです。この程度なら、ほかの電力会社から、余った電力を融通してもらえば解決できる。関電は北陸以西の4電力会社と同じ周波数(60ヘルツ )で、計2900万キロワット以上の送電可能な連系線でつながっている。すでに中部電力の水野明久社長は『昨年の実績に対し、12%ほどの供給予備力(電力の余裕)ができる』と公言。300万キロワット以上の余裕が生まれます。加えて中国電力も昨年実績で243万キロワットの余裕が生じる計算です」(前出のジャーナリスト)
関電が運転停止中の火力4機(計195万キロワット)を動かせば、ますます盤石だ。しかし関電は17日、停止中の多奈川第2火力の2機の再稼働を見送った。なぜ、本気でやりくりしないのか。努力すべき対策に手をつけないまま、枝野が「計画停電」を強行する気なら、原発ゼロの見せしめ以外の何モノでもない。
(日刊ゲンダイ2012年4月18日掲載)
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