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鳩山元首相がシロアリ退治なき消費増税案を粉砕 (植草一秀の『知られざる真実』) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo129/msg/255.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 4 月 22 日 16:09:11: igsppGRN/E9PQ
 

鳩山元首相がシロアリ退治なき消費増税案を粉砕
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-0aeb.html
2012年4月22日 植草一秀の『知られざる真実』


 昨日、4月21日夕刻、東京池袋の豊島公会堂で、

「シロアリ退治なき消費増税粉砕講演会」

 
が開催された。

 
『消費増税亡国論−三つの政治ペテンを糺す−』
http://uekusak.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2012/04/22/31caonx8gpl__sl500_aa300_.jpg

の出版を記念しての講演会でもあった。


会場には400名を超すみなさまが参加くださった。一昨日の「ストップ!権力の暴走国民大集会」に引き続き出席くださった方も多数おられた。

 
 みなさまの温かいご支援に対しまして、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。

 
 講演会終了後、私に打ち合わせの所要があったため、お見えくださったみなさまに十分なお見送りのご挨拶ができなかったことをお詫び申し上げます。

 
 講演会には、元参議院議員で日本一新の会代表を務められ、小沢一郎民主党元代表の右腕として活躍してこられた平野貞夫氏が、

 
「消費税増税の絶対的タブー」
 

の演題でご講演を下さった。

 
 また、鳩山由紀夫元内閣総理大臣がお見えくださり、スピーチをしてくださった。

 
 さらに、小沢一郎民主党元代表がわざわざ講演会に際して、メッセージをお送りくださった。

 
 講演会の締めくくりに際しては、ライフコーポレーション会長兼CEOで、消費増税反対の国会議員40名が参加して発足した「消費税を考える国民会議」会長の清水信次氏がご挨拶をくださった。

 
 また、国民新党前代表の亀井静香氏の秘書、衆議院議員の橋本勉氏がご臨席くださり、衆議院議員の宮崎岳志氏は祝電を送ってくださった。

 
 身に余るご厚情を賜りまして、この場をお借りして心より厚くお礼申し上げます。


 平野貞夫氏は衆議院議長を務められた前尾繁三郎氏の衆議院議長秘書を務められた経験を有するが、前尾氏が常に消費税に類する間接税の研究をされていた事実を披歴された。

 
 その後、1989年に竹下内閣が消費税を導入したが、その消費税導入の陰の主役として実務を仕切ったのが平野氏であった。

 
 こうした経緯から、竹下登氏と平野貞夫氏の共同監修の形で、

 
『消費税制度成立の沿革』

 
と題する、厚さ4センチもある著書が(株)ぎょうせいから、1993年5月に出版された。

 
 平野貞夫氏が執筆されている「『日本一新運動』の原点」86http://nipponissin1.blog136.fc2.com/blog-date-201112-2.htmlから、この書物に関する平野氏の記述を以下に転載させていただく。

 
「私の本棚の一番目立つところに、『消費税制度成立の沿革』という、厚さ約4センチほどの分厚い本がある。明治26年に京都で誕生し、主として法令集を出版している(株)ぎょうせいから、平成5年5月に刊行されたものだ。著者の名はなく、監修として、竹下登・平野貞夫の名前が載っている摩訶不思議な書物である。

 
 まず、この書物がどうしてつくられたのかを説明しておこう。海部政権が、本格的に政治改革をやることを決めた平成2年春、竹下元首相がブレーキをかけるようになる。当時、自民党幹事長の小沢一郎が「何か対応を考えないと・・・」と、悩みごとのひとつになり、相談があった。

 
 私が「さんざん苦労をして消費税制度をつくり、長期政権になるかと思いきや、リクルート事件にけつまづいて辞めざるを得なかった。そんなことから権力への欲求不満、消化不良があるのですよ。鎮魂のために『竹下神社』をつくりましょう」というと、真面目な小沢幹事長は「生きてる人の神社をつくれるのかなぁ・・」と、まともに応える。

 
「神社というのは、竹下さんの功績を記念する行事か、出版のことですよ」と説明すると小沢幹事長は「わかった。そうなると消費税制度をつくった経過などを書物にして、竹下さんの名前で出版するか」と、言い出しっぺの私がその原案を執筆することになった。

 
 早速、小沢さんが竹下さんに会い、計画を説明したところ大喜びで準備にかかった。当時の私は衆議院事務局の委員部長職で、多くの部下を管理・監督する立場にあった。そんなことから、私の名前が絶対に出ないことを条件に執筆を始めた。

 
 平成3年12月には書き終えていたが、翌4年2月、私は参議院選挙に出馬するために衆議院事務局を退職した。原稿は当時の石原信夫官房副長が点検・監修し、職員がワープロに打ち込んだと聞いている。

 
 参議院選挙が7月末に終わり、8月末には経世会騒動が始まる。竹下さんの“皇民党”問題が国会で採り上げられ、証人喚問要求が出る。その頃、竹下さんから電話があり「竹下監修で出版の話だったが、皇民党問題で国民から批判をうけている。平ちゃん、すまんが君も国会議員になったんだから、名前を出してもよいだろう。二人の監修で出すことにしよう」という経過があった。

 
 この本は税制の専門家には評判が良く、これを参考にして博士論文を書いた学者が数人いたと漏れ聞いたが、社会の役にたてば結構なことだ。当時の大蔵省の職員もこれで勉強したことがあったようだ。消費税の改革や、増税をいうなら必読の資料だとは思うが、今の与野党の政治家だけではなく官僚も、そして学者ですらこの本の所在を知らないと思う。これだから、消費税制の本質論がすっぽり抜けて、技術的な枝葉末節の低レベルな議論に終始し、国民の側を向いていない。」
   
 これらの経緯を披歴されたうえで、平野氏は消費増税に関する、三つの鉄則を強調された。

 
 その第一は、「国民をだまさないこと」

 
 一昨年の政権交代で、民主党が「予算の組替え」で16兆8千億円の行財政改革を断行すると公約した。これこそ日本再生の鍵であると平野氏は指摘する。国民に約束したことは必ず守る。民主党が総選挙で政権公約した政治目標は「国民の生活が第一」であった。消費税を含む税制改革は、この発想で行うべきであると指摘する。

 
 第二は、消費税というのは危険な税であり、財政の赤字を理由に税率を上げてはならないこと。これは、竹下登元首相の遺言でもあるということだ。

 
 そして、第三は低所得者に対する配慮を確実に行うこと。生活必需品に対する非課税措置、低所得者に対する特別の配慮などを絶対におろそかにしてはならない。

 
 極めて貴重なご高話をいただいた。


 スペシャルゲストとしてご臨席くださった鳩山由紀夫元首相にも、誠に身に余る、そして素晴らしいご高話を賜った。

 
 誠にありがたいことに、拙著『日本の独立』を精読くださり、米官業政電の利権複合体が支配する政治を、国民が支配する政治に変えてゆくことの大切さを改めて提唱された。

 
 鳩山氏は、「シロアリ退治なき消費増税粉砕講演会」のサブタイトルがついている講演会だから、おそらく講師は野田佳彦氏であるのだろうと思われて会場に来られたのとのことであった。

 
 消費税の問題に取り組むには、国民の広範な理解と支持が不可欠だと訴えられる。そのために、まずは、官僚機構が支配する予算の構造を、徹底的に洗い直すことが必要であることを訴えた。それが、そのまま主権者国民との契約、約束になった。

 
 官僚機構の厚い壁を打破するには、極めて大きなエネルギーが必要である。1年、2年で打破できるものではない。だからこそ、4年の時間をかけて、徹底的にこの問題に取り組もうとしたのが鳩山内閣の基本姿勢であった。

 
 それをたった1年半で官の無駄を除去する作業をやめて、消費増税に走るなら、絶対に官の無駄排除などできない。

 
 国民との約束を踏みにじる野田政権の消費増税の方針は、断じて受け入れることができないことを強調された。

 
 社会保障・税一体改革との名前が付けられているが、社会保障改革の内容が盛り込まれていない。一体どこが改革なのかという感じだ。

 
 鳩山元首相がイランを訪問したことを批判するメディアの論調が目立っているが、自分自身で評価して、イランを訪問したことは本当に良かったと考えていることも披瀝された。

 
 日本はアジアの国であり、日本とイランとの間には、大きく深い歴史的なつながりがある。

 
 日本が日本の独自性を発揮して、イランともしっかり対話し、日本が世界の対イラン関係について、ひとつのリーダーシップを発揮してゆくことは、決して間違っていることではない。

 
 それが、日本の本来進むべき道であることを強調された。

 
 まさに、これが正論である。

 
 日本のマスメディアの圧倒的多数は、対米隷属派に属する。米国にひれ伏さないものを徹底して攻撃し、排除しようとする。

 
 こうした「偏向」の色に染まっているのが、日本のメディアの実態であることを、私たちは十分に認識したうえで、メディアの偏向報道に接してゆかねばならない。


 小沢一郎民主党元代表から賜ったありがたいメッセージは、明日ご紹介させていただく。また、清水信次会長の締めのご挨拶についても同様にさせていただく。

 
 多くのみなさまのおかげで、極めて意義深い、有益な講演会を実施させていただくことができた。改めてこの場をお借りして心よりお礼を申し上げます。


 

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コメント
 
01. 2012年4月22日 16:28:55 : 95pkPCjkuQ
◎4月21日「シロアリ退治なき消費増税粉砕講演会」録画
Citizen Live
http://www.ustream.tv/recorded/22008023
 講演会スタート:33分ごろから
 平野貞夫氏:36分ごろから
 鳩山由紀夫氏:1時間11分ごろから
 植草一秀氏講演:1時間24分ごろから(小沢一郎氏からのメッセージ紹介あり)
 清水信次氏(ライフコーポレーション会長):2時間56分ごろから(最後、録画切れの模様)

02. 2012年4月22日 16:34:56 : RXXPD25u5M
鳩山が首相やっていた時はシロアリ退治しなかったね。

当時の民主党の幹事長は小沢じゃなかったっけ?


03. 2012年4月22日 17:02:45 : VyRVZEyj8Y
あるとき政治と金の話が吹いて湧いてテレビや新聞は連日大騒ぎ。
鳩山と小沢が退いたが、このときすでにシロアリばかりが残っていた。
皆がそのシロアリをクリーンと大絶賛、今に至る。
最近は小沢の裁判がらみだと思うが、鳩山と小沢が党を分裂させようとしている、
二人に騙されるなと言わんばかりの報道が目立つ。

そもそも野田内閣から、国民生活を守るなんて話は一度も聞いたことがない。
何かと、アメリカアメリカと言い出し、消費税を上げなければ、財政破たんすると言い出し、TPPは中身も分からないうちから、バスに乗り遅れるなと言い出し、原発がなくなると集団自殺と言い出し…
何なんだよ、こいつら。早く去ってくれ。



04. 2012年4月22日 17:41:00 : q68eO53Cxc
原因を作った無能なポッポがよく言うよ。取り巻きも海江田、平野で無能で

権力欲ばかり。


05. 2012年4月22日 17:44:02 : rWmc8odQao
「日本はアジアの国であり、日本とイランとの間には、大きく深い歴史的なつながりがある。日本が日本の独自性を発揮して、イランともしっかり対話し、日本が世界の対イラン関係について、ひとつのリーダーシップを発揮してゆくことは、決して間違っていることではない。それが、日本の本来進むべき道であることを強調された。まさに、これが正論である。」

私もそう思います。アメリカに追随するだけじゃなくて、自分の頭で考え行動できる国にしましょう。

植草氏、がんばってください。応援しております。


06. 2012年4月22日 18:55:39 : rZhCZUlcyc
鳩山は自分自身が脱税白アリだということがわかっているのかね。

07. 2012年4月22日 19:20:52 : khIVpiP5sA
そもそも政権交代当初に小沢氏の反対を押し切って、
財政再建派で消費税増税論者の藤井裕久を財務大臣にしたのは鳩山氏。
いまの勝事務次官は元大蔵官僚の藤井氏の直系だし何を言ってるんだか。
鳩山氏自身が菅〜野田政権の増税内閣を作った張本人でしょうが。

シロアリ退治をしようが、するまいが
デフレで個人消費を減退させる消費税増税やったら
経済全体に致命的な打撃をあたえることを、この人が理解できていたら
藤井氏など財務大臣にするわけがない。

最初から政策観に芯のとおった論理も信念も無い、
ただの経済音痴のバカなんですよ鳩山氏は。


08. 2012年4月22日 19:28:02 : khIVpiP5sA
『増税をもくろむ財務省の真の意図@』高橋洋一 AJER2011.12.3(1)
http://www.youtube.com/watch?v=gDEBjfCfGIQ&feature=related

09. 2012年4月22日 19:38:52 : khIVpiP5sA
『江田議員が叱る みんな騙されてる 増税は財務省の陰謀だ』
http://www.youtube.com/watch?v=UWaIAqBkyIk&feature=related

みんなの党が嫌いであろうが、どうあろうが経済理論には関係ない。
江田氏の主張は正論である。


10. 2012年4月22日 23:25:15 : rWmc8odQao
あれず氏
「行くのはいいんじゃん。対談の扉を閉めないことは一番必要なことだけどイラン側はそれを分かっているかどうかだ。内部でなにも決められず返事しないかも。鳩山さんがんば!閉まった扉かもしれないけど」
https://twitter.com/#!/arezjaponi/status/187540988472987648

むしろ向こう側に対話をする気があったかどうか、何か約束できる状態かどうかが問題と…
それも少し分かる気もします。どうだったのだろう。


11. 2012年4月23日 09:13:27 : GqSxitx6i2
先生の正論に拍手喝采をお送りすると同時に、先生のご努力に心よりかたじけないと感謝感激しています。

大多数の国民大衆のためにさらに一層ご奮闘下さいますようお願い申し上げます。


12. 2012年4月23日 17:30:59 : oDZLjorBrU
小沢氏排除内閣を仕組んだのは、そもそも鳩山じゃないか!
応援したのに!
岡田よりは、ましだったってだけじゃないか!

何で小沢氏をはずして組閣たのだ!
何で小沢氏をあんなに街頭であしざまな物言いした枝野を拾い上げたのだ!
何であんな藤井を比例の1位にしてまで当選させたのだ、引退表明していたのに!
何で菅の問責の邪魔をした!

もし小沢氏を騙したら、鳩山だとて許さないと、初めから心に決めていた。
私は鳩山を絶対信じない、絶対許さない!


13. 2012年4月23日 17:41:57 : oDZLjorBrU
大体鳩山氏は地下原発推進じゃないか!
地下だったら地上に放射能を抜く事は無いないとでも言うのか!
たとえ事故になら無くたって、放射能はいつだって煙突から抜いているだろうが!
地上に抜くに決まっているだろうが!
COが何だっての!
植物はCO2無しには生きられないよ!
植物はCOを吸って酸素を出すんだろう。
人間は植物無しには生きられないよ!
だったらCOを減らすには植物を植えれば良いだけじゃないか!

だけど原発から出る放射能は何に吸ってもらえば良いのだ!
毎日出る、使用済み燃料や放射能廃棄物は鳩山氏の庭にでも埋めてくれるのか?

小沢氏を総理にするには必要な人かと思って応援しただけだ!
小沢総理樹立を邪魔した鳩山はコンリンザイ許さないから!



14. 2012年4月23日 23:55:44 : 42WLGuDM8Y
植草さんは鳩山をかばっているが、私も鳩山は政治家として失格。
 それだけ。 個人として付き合えばいいところもあるでしょうが、私達国民は鳩山は政治家として顔を出しているだけ。
 もう政治家をやめて小沢先生を振り回さないで欲しい。 信念の人小沢一郎先生。 雲泥の差。 鳩山は去れ。



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