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野田はいつまで持つか 小沢無罪の日が刻々近づいている
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2012/4/21 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
内閣支持率は来週20%を切るとなったら政局激震
予定通り、2大臣が問責可決となったが、野田の本当の悶絶はこれからだ。今年1月、田中直紀防衛大臣や前田武志国交大臣を据えた内閣改造のとき、野田は何と言ったか。「最善最強内閣」と胸を張り、どの大臣も適材適所で任命したと繰り返した。だから、参院で問責決議が可決されたからといって、簡単に2大臣をクビにできない。それで報道陣に対しても、「職務をまっとうしてもらう」「内閣改造はあり得ない」と突っ張っているのだ。
だが、そんな理屈がいつまでも通用するはずはない。野田は、一日も早く消費増税法案の審議入りをしたい。審議入りにジャマな存在の2大臣には退いて欲しい。じゃあ、やっぱりミニ内閣改造か。それだと2人以外の大臣も1人や2人代えないと格好がつかないが、 国会会期中だけに何人もの大臣を交代させるのは難しい。野田は一体どうするのか。
「しばらくはモミ合いをして、それから2人の大臣は自主的に辞任する形をとるでしょう。問責が可決したから、すぐ辞表提出では、2人とも問責理由を認めることになってしまう。とくに前田国交相は“公選法違反”を認めるわけにはいかない。そこで、国会が審議ストップになったことを理由にして、毎度の“国会混乱の責任をとって”という理由で身を引くことになります」(民主党関係者)
◆来週挟み撃ちで修羅場
野田は周辺に、「人事に手をつけるのは、5月連休明け後」と漏らしたという。だが、いまの野田に、そんな時間を浪費している余裕はない。時事通信の世論調査で内閣支持率は21・7%にまで落ち込んだ。この調子だと、来週、20%割れの世論調査が出ておかしくない。政権運営は完全に赤信号だ。
野田は、どんどん追い詰められていくのだが、さらに来週は、小沢裁判の判決が26日に控えている。
ここで無罪判決が出たら、もう野田はバンザイするしかない。政治ジャーナリストの泉宏氏が言った。
「無罪判決になったら、民主党政権内はグチャグチャになってしまう。消費増税に反対の小沢グループは勢いづく。小沢氏の党員資格停止処分を解除して、役職を与えろと騒ぐ。増税法案の審議入りどころではなくなる。そうなると自民党など野党は、なんだ増税をやめるのか、それなら約束違反だから総辞職しろと迫る。野田首相は退陣するか、イチかバチかの解散・総選挙に突き進むしかなくなるのです」
まさに「前門の虎、後門の狼」状態。そんな修羅場が待っているのだ。
◆裁判長がマトモなら小沢無罪以外はあり得ない
この状況の中、野田官邸や執行部は、あの手この手で26日の小沢判決の中身を探っている。「仙谷が最高裁と接触した」といった怪情報も永田町に流れている。
無罪判決だったら、野田政権は絶体絶命のピンチ。逆に有罪判決だったら、少なくとも後門の小沢グループが意気消沈となる。脱出口が見つかり、消費増税論議も進む。判決によって、野田は天国か地獄かだから、判決内容が気になって仕方ないのだ。だが、野田や仙谷あたりがいくら小細工しようとしても、無罪判決は動かない。民主党の大物議員が「無罪判決は決まっている」と語ったそうだが、それはともかく、裁判所の周辺人物を取材する司法記者は「8対2で、無罪判決。有罪論を言う人は、小沢嫌いだけです」と言った。
司法ジャーナリストの魚住昭氏はこう見る。
「証拠を厳密に考えて、十分でないのなら有罪にしてはいけない。これが裁判の基本原理。小沢氏の裁判は、この司法の原理に忠実な裁判長なら、有罪判決を出すのは不可能です。それくらい証拠がない。小沢氏を政治資金規正法違反の共謀に問うことは難しい。無理があるのです」
そもそも小沢抹殺を狙った東京地検特捜部が命がけの強引捜査をしても、小沢を起訴できなかった案件である。代わってシロウトの検察審査会が強制起訴したが、その審査の材料となった特捜部の捜査報告書が改ざんされていた事実も発覚したから、もうムチャクチャ。この強制起訴裁判に正当性はないのだし、ましてや有罪判決を出すなんて、大善裁判長が奇人変人狂人か、野田執行部に懐柔でもされない限り、あり得ないことなのである。
◆丸焦げになってトン死の運命
それだけに、ますます野田は苦しい。問責大臣の処理に手間取り、国会は動かず、増税審議どころじゃないとなると、ニッチもサッチもいかなくなる。政権内では無罪の小沢が息を吹き返し、増税反対を叫ぶ。野党はなおさらのこと、支持率暴落の野田になんて手を差し伸べない。そうなれば、いくら権力寄りの大マスコミも消費増税のたいこ持ちはしにくくなっってくる。万事休すなのだ。評論家の塩田潮氏はこう言った。
「野田首相に残された時間は少ない。様子見ができるのは5月までです。8カ月足らずで政権を手放したくないと考えれば、今国会での増税法案の審議は先送りにして、行革や国会定数削減などで得点を稼ぎ、9月の代表選に備えるしかない。それくらいしか延命の道はないのです」
だが、消費増税法案を放り出して延命に走れば、今度は財務省や財界もソッポを向く。「前門の虎、後門の狼」の次は、四面楚歌。雪隠詰めだ。
「いよいよ追い詰められ、野党から国会会期末に内閣不信任案を出されたら、野田首相は解散で受けて立つ選択肢はある。それで6月21日解散、7月22日投票日といった具体的日程も囁かれていますが、今の野田首相を見ていると、とてもそんな力も覚悟も見えません」(泉宏氏=前出)
6月の国会会期末。そこまで持ったとしても、丸焦げでトン死している野田の姿しか目に浮かばないのだ。
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