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“天と地ほども違う”政局の振幅 小沢裁判の判決が、政局のコアになる
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2012年04月19日 世相を斬る あいば達也
*もう野田内閣に打つ手は残されていないようだ。マスメディアのヨイショ論調に関わらず、民意は“消費増税にNO”を明確にしている。日本の財政事情も財務省、マスメディアの思惑通り、国民洗脳がことの他上手く行っていない。国民洗脳機能が有効に働かない一番の理由は、ネットメディアの存在が思った以上に国民に影響力を及ぼしている。新潮・文春以外の週刊誌陣営も善戦している。
*50万人、100万人の読者を抱える新聞と云うマスメディアの力は絶大だ。しかし、311以降、この絶大なプロパガンダ洗脳報道が突然のように機能しなくなった。勿論、原因は3月14日に起きた福島第一原発の重大事故後の各新聞社・テレビ局の報道姿勢があまりにも隠蔽体質に毒されている事を、国民が知ってしまった影響が色濃く影を落としている。政府も、電力会社も、学者も、コメンテータ・評論家も、嘘をあれだけ吐き続ければ、馬脚どころか内臓の腐臭まで漂わせたのだから、平和ボケの国民でも流石に気づいたわけである。
*この間隙を突いたのがネットメディアであり、多くの個人ブロガーやツイッターの威力だ。自由報道協会などフリー・ジャーナリストの活躍も目をひいた。原発事故、放射能に関して、マスメディアや政府、電力会社の発表は、ことごとく嘘に違いない、という“空気”が国民の間に蔓延してしまった。小室直樹の“近代国家にあらず”から、僅かに国民が“空気”を頼りに民主主義の根底を支える、自主と云う意識に目覚めた瞬間であるかもしれない。空気だから、持続的自主かどうか判断しかねるが、マスメディアの報道が正しいとは言えなくなった、と認識出来ただけでも、これは相当の国民的進歩である。
*この国民の間に起きた“懐疑”の精神は、政府が行おうとしている、あらゆる政策にも“HATENA”の枕詞を冠する傾向を齎した。消費増税・野田佳彦が立ち往生し掛けているもの、この国民の猜疑心に由来する。原発再稼働問題でも、政治決断なんて信じるわけもなく、電力会社の電力需給データもまったく信用されていない。消費増税の成立云々の前に、談合大連立構想は“泡沫の夢”と消え、野党は解散総選挙に大きく舵を取ってしまった。支持率も日増しに凋落傾向が続き、早晩10%台に突入する事になるだろう。
*このような状況になってくると、与野党の構図は連立など砕け散り、元の木阿弥だ。再び、“民主vs自民”の対立構図が再構築されると、俄かに問題になるのが、民主党内の勢力争いになってくる。一番のポイントが、東京地裁・大善裁判長が出す、小沢一郎への判決だ。筆者は今まで、有罪無罪どちらにでも転ぶみていたが、此処に来て“小沢無罪”という答えを導いた。此処でその理由をくどくど言うつもりはないが、99%“無罪”と考える。法的解釈からではなく、司法行政及び最高裁にとって、その方が彼等にとって有利だからである。
*筆者の予測が当たろうが当たるまいが、何らこの世に影響は及ぼさないが、“小沢無罪判決”は民主党内、延いては日本の政治情勢には大きな影響を及ぼすだろう。輿石幹事長は、完全に26日判決まで一切動きを止めようとしている。消費増税法案が、衆議院で通過するもしないに、小沢の意志如何になりかけている。閣議決定の内容のままなら、法案は否決され、支持率10%台になっている野田内閣は総辞職の道しか残されない。政治生命をかけると言った野田だが、パナソニック商人には、シロアリ退治で判明している通り、二言でも三言でも変幻自在だ。(笑)野田は武士ではないのだ!
*継続審議と云う線で有耶無耶になる可能性が高いが、野田に“花道”を作ってやる小沢一郎と云う場合もあるだろう。財務省は、自民党の消費増税対案丸呑みで、完璧消費増税法案の成立を画策したわけだが、小沢が“骨抜き消費増税法案”であれば、野田の顔も立つだろう、という妥協案を出すかもしれない。小沢は今までも、「いま消費増税は間違いだ」と言っているわけで、慎重であるべきと云うスタンスだった。故に、手枷足枷がメインの修正法案を通過させようと云う妥協案を出す可能性はある。少なくとも、その方が党に傷はつかない。
*輿石も“小沢無罪”の確率を信じて、2閣僚の問責を受けても、正面突破で更迭はならず。少なくとも26日を待ってからでなければ、政治は動かせない、と云う態度を取っている。二人の次に、ミサイル発射対応に不手際が顕著な藤村官房長官が問責ターゲットにされている。直近で3人もの問責では、内閣が持つとは思えない。小沢無罪の噂は、あのTBS時事放談で怪しい司会をする御厨貴(東大教授と云うより元都立大教授)が野中広務に教えられた通り「政治とカネへの国民目線が厳しくなり、小沢氏は政権交代の功労者であるが、最も罪深い人になってしまった。小沢元代表の“終わりの始まり”であり、仮に無罪になっても元には戻れないだろう」等と逃げまくり“引かれ者の小唄”のように嘯いている。おそらく、そのように野中が耳に囁いたのだろう。(笑)
*田代検事の疑惑を曖昧なまま封印しようとする検察庁の姿勢は、一定の司法の流れを示唆している。国民の空気状況は、前田検事より悪質な田代検事の虚偽記載が検察審査会の判断を誤らせた、という方向性を示しているのだから、此処で有罪を宣することは、裁判所の威信にかかわる。小沢と裁判所の公平公正と云う国民の信頼を天秤にかけるほど馬鹿ではないと考えるのが妥当だ。出来る事なら、検察審査会の実態をこれ以上詮索されたくない思惑もある。早々に隠ぺいしたいはずである。まぁ、臭いものに蓋をするのを見過ごすかどうか別の話だが、必死になって正常な形態への法整備を行うに違いない。
*いずれにせよ、26日の判決が愉しみだが99%無罪判決だ。勿論、1%が顔を出すこともある。その時はそれなりの落とし前をつけることにする。当然、厚顔無恥の筆者が、頭を剃るとか、蟄居謹慎するとか考えてもいない。(笑)いや〜外れましたね、のひと言だけだ。ただ、約束出来ることは、最高裁事務総局、最高裁判事、その他疑惑の裁判等々、司法行政、検察審査会、裁判所及び判事に関するバッシング・コラムを連発しようと決意している。以上!
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