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2012/04/15 https://twitter.com/#!/nobuogohara
4月12日、民主、自民、公明3党が共同提出した郵政民営化法改正案が、衆院本会議で賛成多数で可決、衆院を通過した。改正案は参院に送付され、4月中に成立する見込みだ。
改正案は、郵便局会社と郵便事業会社を合併し、現行の5社体制を4社体制に再編する。政府出資の日本郵政が保有するゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の株式については、時期を定めずに「全てを処分することを目指す」と努力目標にとどめる内容で、完全民営化路線を見直した。
そもそも、小泉純一郎と竹中平蔵が推し薦めた完全民営化路線を修正して、郵便貯金と簡易保険を担う金融子会社の全株売却方針を事実上撤回し、政府の間接的関与の余地を残した内容である。
政治の混乱で宙に浮いてきた郵政改革が一歩進んだといえるが、この悪法を推進してきた主犯の竹中平蔵氏と、郵政民営化暴走の経過・問題点を指摘してきた郷原信郎氏が、Twitterでやり取りをしています。お二人の意見の食い違いが明確なので、今後の展開がどうなるのか楽しみです。
(以下郷原信郎Twitterより転載)
竹中平蔵氏より郷原信郎氏宛(2012年4月12日 23:52)
今日、郵政改悪法案が衆院で可決された。2005年の郵政国会で、私は衆参あわせて1500回答弁して、郵政民営化が決まった。しかし今回、ほとんど審議もなく選挙を意識した政治的妥協だけで新制度が決まったことになる。既存政党は、国民の不信を最大化するために行動しているかのようだ。
郷原信郎氏から竹中平蔵氏宛(2012年4月15日 8:16)
私も、今回の郵政民営化法改正には問題があると思います。それ以前の問題として、竹中・西川路線で進めてきた郵政民営化の方にも重大な問題があったことをまず反省すべきです。2年前に公表した日本郵政ガバナンス問題調査専門委員会報告書http://bit.ly/9MI8BPに「郵政民営化暴走の経過・問題点」を詳しく書いています。
(以下参考記事)
日本郵政ガバナンス検証委員会<郵政民営化暴走の経過・問題点>報告書(委員/郷原信郎氏ほか)
●日本郵政ガバナンス問題調査専門委員会報告書
●日本郵政ガバナンス問題調査専門委員会報告書(別添)検証総括報告書
●日本郵政・不動産戦略への意見書
●小泉竹中「郵政民営化」による「日本収奪」の構造(植草一秀)
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