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花見は大いに楽しんでいただきたいが、野田政権の動向に最大警戒を!!
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2012年4月13日 神州の泉
(作品はパロディスト、マッド・アマノ氏によるご提供です)
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毎年春が訪れると、緯度によって若干のずれは生じるが、誰もが桜花を愛でて春を寿(ことほ)ぐ。ウィキペディアを参照すると、花見は、奈良時代に梅花を鑑賞したのが始まりで、平安時代になってから桜花の鑑賞にウエイトがかかるようになり、それが現在まで続いているという。花見の宴席と言えば、一見優雅だが、酒を飲み過ぎて乱痴気騒ぎを起こしたり、花見会場を汚したりする例は後を絶たない。それでも日本人が桜の木の下に詣でる心性は、世界で唯一日本人にだけ見られる民族性であり、批判したり、ただの行事扱いにはできない深い連続性がある。
桜は清く美しい。そして儚い。神州の泉は、桜の落花に戦艦大和の最後を見ることがある。昭和20年4月1日、アメリカ軍は沖縄に上陸、その総力は、艦船1500隻以上、航空機1700機だった。日本軍部は4月5日、「天1号作戦」別名「菊水作戦」を発令、出撃命令が下った戦艦大和は沖縄に船首を向けた。日本海軍は昭和19年10月のレイテ沖決戦で事実上壊滅状態にあり、大和出撃時には万に一つの勝ち目もなかったが、不帰の特攻作戦であることを知った乗組員は、二度と見ることのない本土を後にした。
作戦は、大和を沖縄の海岸浅瀬に乗り上げて、自ら砲台となり、敵の上陸部隊を砲撃して殲滅するというものだった。特攻出撃して22時間後、大和に最後が訪れた。4月7日早朝、戦艦大和を察知した米軍は、全体で艦載機800機を擁する新鋭空母12隻で迎撃に向かった。大和には護衛機がなく、敵戦闘機100機の襲来を皮切りに、雲霞(うんか)のような敵機群の急降下爆撃を浴び、最後は十数本の魚雷攻撃を受けて大爆発、沈没した。護衛機が居なかった大和。反撃できないボクサーが滅多打ちされて殴り殺される様相である。戦争だから制止するレフリーはいなかった。
この時、生き残って駆逐艦で本土に帰還した乗組員の桜にまつわる話が残っている。戦艦大和の壮絶な最期を目撃し、命からがら洋上に逃れた乗組員が帰途、佐世保の岸辺に差し掛かった際、沿岸部では鮮やかに桜の花が咲いていたという。それを眺めた大和乗組員の生き残りは、全員嗚咽して涙を流したという。吉田満氏の「戦艦大和ノ最後」にも、八杉康夫氏の「戦艦大和 最後の乗組員の遺言」にも、そのことは書かれている。生存者たちは、駆逐艦上で、佐世保に咲いていた桜と「青空」を見て、皆悔し涙にくれ、中には「チクショー」と号泣したものもいた。それは、たった一日違いの天候の差で、一発も主砲を撃てなかったことへの慙愧の思いであったらしい。
戦艦大和をサンドバック状態で襲った米軍艦載機は、グラマンF4Fワイルドキャット、グラマンF6Fヘルキャット、チャンスボートF4Uコルセアの3機種。これらの戦闘機は厚い雲の彼方から飛来したので、大和は一発の主砲も撃てなかった。生存者は帰途に、佐世保の桜花を間近に見るにつけ、それも青空のくっきりした桜木の光景を見て散華した戦友を思いながら、敵戦闘機群に向けて、46センチ主砲の一発も撃てなかったことに、強い悔しさを持ったということである。対戦時、雲が無くて晴れていたとしても結果は同じであっただろう。だが、世界最大の主砲を、日本人の魂の叫びとして撃って欲しかったと思うのは、当時の生き残りの偽らざる心境だったに違いない。桜の美しさがその思いを増幅したのであろう。歴史の局所点ではそういう「花見」もあったのである。
戦艦大和の壮絶な最期を看取って生き残った者たちにも、桜花を見て涙を流すという、もののあはれがある。戦後の日本人にも過去から営々と受け継がれてきた花見の心情がある。日本人は明日世界が滅んでも花見を享受する民族である。実に能天気だが、それでいいと思う。今は春、彼方此方で美しく桜が開花している。日本人は桜を大いに満喫して欲しい。桜花の宴(うたげ)で大いに酔い痴れて欲しい。
だが、今の野田政権を見ていると、第二の敗戦が迫っていることをつくづく感じている。米国を操っている悪魔のような強欲集団は、人間の命を何とも思っておらず、彼らは日本人の花見の心情とはかけ離れた地獄に生きている。言わば人類のクズ集団である。この人類のクズ連中に魂を明け渡した小泉政権、菅政権、野田政権は日本人を殺し始めている。花見に興じるのは大いにやって欲しいが、国民全体を敵視している野田政権には大いなる警戒心を持ってほしい。奴らにこれ以上国家運営を任せたら、確実に日本は滅ぶ。米国の悪魔集団と戦う気概を持とうではないか。そうしないと、子供たちや孫が桜を慈しむことができなくなる。そういう未来は御免である。
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