http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/770.html
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PAC3配備「意味ない」元官房副長官補(沖縄タイムス)
2012年4月9日 09時51分
元内閣官房副長官補で、2009年の北朝鮮「ミサイル発射」に首相官邸で対応した柳沢協二氏が8日までに沖縄タイムスの取材に応じ、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を今回沖縄へ配備したことについて、「軍事的な意味はない。展開の訓練と、先島進出に向けた地ならしが目的だ」と明言した。(阿部岳)
防衛省出身の柳沢氏は、04年から09年まで安全保障・危機管理担当の官房副長官補を務めた。09年の発射では「破片が日本に落下する可能性を検討した結果、ほぼゼロだと考えていた」という。
しかし、鳴り物入りでPAC3を導入した防衛省は当時、「何もしないわけにはいかない」と主張。政府として「万が一に備える意味」で、北朝鮮が発射する軌道の真下に当たるよう秋田、岩手に配備した。
これに対し、今回は予想される軌道から約300キロ東に外れた沖縄本島を含め、宮古島、石垣島と東西に広がる形で配備。PAC3の射程は半径約20キロの範囲とされている。
柳沢氏は「PAC3は届かないし、北朝鮮の技術の進歩を考えれば、破片が落下する可能性は09年よりさらに低い。それでも配備するのは、別の思惑があるからだ」と指摘する。
「念のため中枢である那覇基地に置くことはあり得るが、知念分屯基地は完全に(既存の基地なら)置きやすいから置くだけ。先島では、自衛隊と地元がお互いに慣れるための関係づくり、既成事実づくりを意図している」
また、仮に破片が落下した場合について、「ミサイルと違って放物線を描かず、空気抵抗で揺れるため、軌道が計算できない。PAC3の有効性は不明、というのが自衛隊のプロの見方だった」と明かした。
自衛隊は今回、大型輸送艦や輸送機、ヘリ、化学防護車を動員し、与那国島の「救助部隊」を含め県内に約950人を派遣した。「必要以上にはしゃいでいるが、移動訓練としての意味がある」と分析した。
配備をめぐる報道については、「全国メディアは絵になるミサイルばかり報じるが、北朝鮮に対しては地道な方法しかない。制裁強化など、外交的にどう解決するかを議論してほしい」と、冷静さを求めた。
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<参照>
前回の過剰反応はこちら ⇒
MD PAC3展開配備
http://www.youtube.com/watch?v=9xp9DaHxOTo&fmt=22
http://www.veoh.com/browse/videos/category/news/watch/v180966413sspZPYT
米軍側が模擬弾を発射する時間を事前に知らされている場合は迎撃実験に成功したが、実戦形式でやれば失敗 ⇒
費用60億円のハワイ沖でのイージス艦迎撃ミサイルSM3発射実験、海自が失敗
http://www.asyura2.com/08/wara4/msg/697.html
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【関連記事】
PAC3が那覇、宮古到着 陸路 自衛隊基地へ(琉球新報)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-189552-storytopic-3.html
> 長距離弾道ミサイルの落下速度が秒速約5〜10キロのため、PAC3の射程内でも「百パーセント確実に打ち落とせるわけではなく、高度な技術を要する」(自衛隊幹部)との指摘がある。元防衛大学校教授の孫崎享氏は「軌道を外れたミサイルを迎撃するのは物理的に不可能だ」と指摘。PAC3配備を契機に防衛省が南西諸島への自衛隊強化を進める狙いがあるとの見方を示している。
北朝鮮のミサイル発射で日本が過剰反応、「武装強化が目的」=韓国(サーチナ)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0409&f=national_0409_038.shtml
「しんぶん赤旗」 012年4月11日(水)
主張/北朝鮮「ロケット」計画/やみくもな軍事的対応でなく
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-04-11/2012041101_05_1.html
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