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黄川田議員:消費増税法案で副総務相辞任のわけ
http://mainichi.jp/select/news/20120410k0000m010107000c.html
毎日新聞 2012年04月09日 23時40分(最終更新 04月10日 00時00分)
消費増税法案の閣議決定を受けて副総務相を辞任した民主党の黄川田徹衆院議員(岩手3区)が9日、毎日新聞のインタビューに応じた。「被災地のため一生懸命やれるポスト。辞める気はなかった」としたうえで、黄川田氏が出した「被災地で焼香してほしい」という条件に小沢一郎元代表が応じたため、元代表が求めた辞任を受け入れたと説明した。
津波で父母や妻、長男を失った。いよいよ新年度。具体的な事業をしっかり進めていくつもりだった。他の小沢系の政務三役と同じく、辞任は全く考えていなかった。
しかし(3月30日の面会で)元代表は「岩手の議員として方向性を一つにしてもらいたい」と。政務三役を離脱すれば、私は被災地のため汗をかく場所から撤退することになる。「親分」に復興への気持ちがしっかりあるのか、逃げてばかりじゃないのか、確認する必要があった。
亡くなった父母は(元代表の父)佐重喜元建設相時代から50年の付き合いだ。「(黄川田氏の)仮設住宅に線香をあげにいくか」。そう聞くと「よし分かった」という返事だったので辞表を出した。元代表も(辞任する政務三役が少なく)もくろみが外れたんだろう。政務三役が10人も辞表を出せば、岩手の2人(黄川田氏、主浜了前総務政務官)を連れ込んで辞めさせずに済んだはずだ。
元代表は1日、陸前高田市の仮設住宅を訪れた。私の支援者から「辞任の『落とし前』をどう付けるのか」と聞かれ「復興に向けて一生懸命やる」と答えていた。岩手の中でケンカもしていられないが、どう落とし前を付けるのか、それは小沢先生に聞いてもらいたい。【聞き手・竹島一登】
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