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実は瀬戸際の最低政権 自爆に進む野田愚鈍 もう正気でない
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2012/4/9 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
マトモな思考、判断力を失っている指導者ほど国民にヤバいものはない
消費増税法案の成立はとても無理、刻々近づいている野田頓死のとき
【最後のあがきで自民との党首会談に闇取引を画策しているが、死に体が明白な政権党党首を助ける野党などあるわけなし】
消費増税に取りつかれた野田首相が八方ふさがりになってきた。「命をかける」「先送りは許されない」「今国会で」と繰り返し発言しているが、言葉だけがカラ回りで、何も前に進まないのだ。この調子だと、野田の頓死は遠くない。そういう瀬戸際なのだ。
世論調査では相変わらず増税反対が6割を占め、内閣支持率も3割あればいい方である。大マスコミや御用学者に弱い世論だが、この問題だけはいっこうに“洗脳”が進まない。それくらい、この不況下における大増税に大義はないのだ。「増税なんてとんでもない。その前に景気をよくしろ」が多くの国民の生活実感なのである。
世論を懐柔するのが無理となって、野田は「それなら世論無視で国会内で強行してしまえ」と、独裁に走ってきた。民主党内の反対を蹴散らして増税法案を国会提出したのが第1弾で、次は自民党との闇取引を画策している。
「民主・自民で消費増税法案を成立させた後で、解散・総選挙。第1党になった方から総理を出して大連立政権をつくる」というものだ。しかし、あからさますぎて、これも思うようにいかない。自民党と公明党に党首会談を呼びかけたが、「儀礼的にやっても意味がない」と拒否されている。
◆今週にも「小沢切り」迫られる野田
おまけに、消費増税をめぐって民主党内は分裂状態だし、国民新党との連立関係にもヒビが入った。片翼飛行のようなもので、政権の体をなしていないのだ。これで今月26日、小沢元代表の裁判で無罪判決が出たら、党員資格停止の処分が解かれ、小沢グループは一気に勢いづく。増税反対派が党内に広がり、そうなれば、国会審議入りや特別委員会設置どころではなくなってしまう。消費増税は風前のともしびだ。
「それを見越して、輿石幹事長や樽床幹事長代行は、増税の国会審議入りを急いでいない。小沢判決の結果を見て、5月連休明けからでも始めればいいし、党内に反対派が増えれば、今国会でやらず、継続審議でもいいという姿勢です」(民主党関係者)
これじゃあ、党首会談を持ちかけられた自民党だって、バカにされているようなもの。「死に体同然の野田と心中なんてまっぴら」と、談合から逃げるのも無理はないのだ。
政治ジャーナリストの泉宏氏はこう見ている。
「野田首相が生き残る道はひとつ。自民党が求めるように、消費増税に反対の小沢元代表をバッサリ切ることです。それをすれば、自民党は党首会談に応じるし、審議入りも始まる。法案成立も見えてくる。26日の判決を待っていたら、流動化してしまい、審議入りは連休明けに先送りになるから、この1週間のうちに野田首相は決断しないといけない。直接、小沢氏と会って、“あなたがいると法案審議が進まない。出ていってくれ”と言うかどうかです。そういう命がけの行動がとれるかどうかです」
判決日前に野田が小沢追放に走ったら、それこそ政権内はハチの巣をつついたような騒ぎに陥る。
だが、それをしないと大連立も増税法案強行もない。そんな袋小路へ野田は追い詰められているのだ。
【判決日4・26過ぎたら増税タナ上げと不信任案】
さらに今月は、原発再稼働の問題、TPP参加の党内調整、田中直紀防衛相の問責決議など、次から次へ野田に危機が押し寄せる。とてもじゃないが、野田ひとりでは背負いきれない。どうするのか。なす術なく野垂れ死にか。
民主党に詳しい評論家の塩田潮氏が言う。
「野田首相は無理して突っ走らないでしょう。3月末までは、財政危機を口実に日本国債が売られる事態を避けるために、増税法案を無理して閣議決定まで持ち込んだ。一応、その目的は達成した。この先は、増税法案の審議は立法府の国会に任せる。小沢さんのことも判決まで様子を見る。それで本人は国会議員の定数削減、行財政改革、経済活性化など、増税の前提条件に手をつけるんじゃないかと思います」
目くらましの延命策に走るわけだが、野田の政治能力からいえば、この3つの前提条件をさばくのも至難のこと。ダラダラと時間だけが過ぎておかしくない。前出の泉宏氏が言う。
「今月26日の小沢判決は無罪の可能性が高いといわれる。それを待っていたら、野田首相は小沢切りがますます難しくなります。切れなかったら、自民党は協議に応じないし、増税法案成立のメドは立たなくなる。逆に6月の会期末に、自民党などが内閣不信任案を突きつける。“今国会で成立させる、命をかける”と、野田首相は約束してきただけに、大義名分ができてしまう。ほかの野党も乗るし、小沢グループだって賛成に回る。そうなったら不信任案可決です」
◆野垂れ死にの前に自爆解散
それだけに、野田が小沢判決や党内情勢をおとなしく見ているとは考えられないのだ。4月危機をしのげても、6月危機がやってくる。今国会中に増税法案成立の道筋くらいつけないと、黒幕の財務省に捨てられ、応援団の大マスコミにもソッポを向かれる。待っているのはクビだから、先手を打ってくる。自爆覚悟の解散だ。
前出の塩田潮氏は「自民党と手を組んで、何でも強行して、消費増税法案を仕上げてから解散という状況がないとはいえません。ただ、それをやったら、民主党は分裂、惨敗で政党も政権もなくなる。選挙で反増税議員が勝ったら、法案さえひっくり返されてしまう」と語った。この国は収拾不能に陥るのだが、これまでの野田の言動からすれば、常識で考えていても仕方ない。まともな判断力、思考力を失っているだけに、自爆を承知で何をしでかしても不思議じゃないのだ。
「まず小沢氏とその側近数人を除名。ただちに谷垣総裁と会談し、“要求通り、話し合い早期解散に応じる。ついては増税法案に賛成を”と持ちかけ、選挙後に自民党と大連立を組むことを確約する。結局、このシナリオから野田首相は離れることができない。そこへ向かうしか道はないのです」(政治評論家・浅川博忠氏)
八方ふさがりの今、狂気首相を早く潰してしまうしかない。そうでないと、この国は最悪の翼賛大増税体制か、グチャグチャのカオスになってしまう。
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