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消費税増税の負の影響は散々言われている。それでも野田は、「不退転」だとか「命を懸ける」とか、自分一人で盛り上がっている。野田の洗脳は解けない。洗脳を解くには、その人のことを心から心配する人の存在が不可欠なのだ。オウムや統一××とか占い師とかによる洗脳を解くには、家族の愛情と熱意が必要だっだ。それじゃ、親身になって心配してくれる人のいない奴はどうすればいいのか?強制隔離しかあるまい。
昔、松下幸之助が、税金の高さを嘆いて「一揆ものだ」と言ったことがある。しかし、今考えるとこれは松下幸之助の個人の問題だったのだろう。長者番付国内一位を続けた松下幸之助には、我慢ならない税額であったのだろう。以前は所得税の最高累進税率は75%であった。せっかく貧乏人から巻き上げて稼いだお金を税金としてとられるのがつまり貧乏人に返すことが悔しかったんだろう。今では40%に下がっている。なぜ所得税の引き上げではなく、消費税なのか?所得税率の引き上げに反対する声のいくつかを挙げてみる。
「努力した人が報われなければならない」この場合の”努力”とは儲けたお金の多寡で判断される。一生懸命働いてもお金を稼げない人は、「努力の足りない人」なのだ。
「働く意欲をなくす」結構ではないか!そいつがいなくなれば、誰か他の人がその穴を埋める。一人で埋められなければ3人でも5人ででも埋めればいい。
お金持ちが「海外へ逃げ出す」多分これが最大の嘘である。逃げ出せないのだ。海外に出て行って、日本で以上に稼げる奴なんてほんのわずかである。ダルビッシュやイチローなどのスポーツ選手ぐらいである。あとは国内に稼ぎ場所があるのだ。国内で生じた所得には国内で課税される。海外に逃げても精々住民税が安くなる程度である。これはかつて竹中平蔵が使っていた手法である。彼は1年おきにアメリカと日本の間で住所を移していた。
たくさんお金を稼いだ人は、日本という土壌・背景があってお金が稼げたのである。松下幸之助は、一個何十円かの二股ソケットを貧乏人に売ってお金を稼いだのである。「一揆」なんて言っている場合ではなかったのだ。貧乏人の代弁をしたのだ、というのなら松下政経塾なんていう悪徳政治家養成塾なんて作るはずはなかろう。
所得税収入 ……26.7兆円(1991年)
22年度収入……13.0兆円
理由……所得税減税(累進税率の引き下げ)+不景気
所得税の減少分を消費税で埋めるということであろう。消費税の逆進性は多くの人が指摘している。消費税増税は社会政策的な側面からは、明らかに誤った方策である。
経済政策的にはどうか?わたしは、こちらのマイナスの方がずっと大きいのではないか、と素人なりに疑っている。かつて菅直人が「乗数効果」の意味が分からなくて、国会で赤っ恥を掻かされた。自民党の林芳正議院が偉そうに菅を追求していた。単なる「イジメ」に過ぎなかったのだが……。菅は「消費性向」と言う言葉でも突っ込まれていた。
林はもともと消費税増税論者である。しかし、消費税増税には「乗数効果」との矛盾が潜んでいる。(乗数効果……政府や企業が投資することで得られる効果が、さらなる経済効果へと波及していき、初めの投資から何倍もの経済効果を得られること)
増税には、「乗数効果」の反対の効果がある。「逆乗数効果」と言ったらいいかもしれない。家計に余裕がある時はまだいいが、今は家計が徹底的に痛めつけられている。可処分所得=消費支出という家計が増えている。これは貯蓄へ回す余裕がないということを意味している。景気が良ければ当然、可処分所得>消費支出という関係になる。
可処分所得=消費支出=消費(財・サービスへの支出)+消費税
可処分所得が一定であれば消費支出も一定のままである。その中で消費税が増加すれば、消費が減ることになる。
個人商店を例に取ってみよう。売り上げが、2〜3%程度減ると仮定する。(余裕のある家計は消費を減らさないかもしれないからである)これは利益が2〜3%減ることを意味するのではない。固定費やその他の経費を引いた残りのもうけの部分のあらかたが無くなってしまうところが出てくるのだ。
しかしその商店経営者の家計としての消費支出は確実に5%分増えていく。その家計は収入・支出の両面でダブルパンチを浴びることになる。これが全国津津浦々で起きることになる。もちろん低所得階層ではきっちり5%分消費が減る。
これはまたもう一つの側面も持つ。消費税は、消費性向の高い部門から、最も経済効率の悪い政府部門への資金移動なのである。完全に負のスパイラルに突入し、しかもそれは大きさと激しさを増していく。消費税増税は二重三重の「逆乗数効果」を持つ愚策中の愚策である。どうしてもお金が欲しいのなら、所得税の増税、特に累進税率の上限を上げていくのが正しい。それは、消費性向の低い家計から消費性向の高い家計への所得移転を意味し、それでこそ乗数効果も期待できるというものである。
こいつも、菅をいじめて偉そうにしていられる立場ではない!
自民・林芳正議員に非難ゴウゴウ!“3・11”にパーティー (zakzak 2012.03.19)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120319/plt1203191119001-n1.htm
http://yamame30.blog103.fc2.com/blog-entry-262.html
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