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消費増税反対 国民の60% なぜ百数十年も大蔵省に支配されている
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2012/4/7 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
これが国民の正直な気持ちだろう。どの世論調査を見ても国民の60%が、消費税に「反対」している。大新聞テレビが、どんなに消費税アップ賛成のキャンペーンを張っても、国民の「消費税ノー」の気持ちは変わらない。
そりゃ、そうだろう。いまでも貯金ゼロの世帯は、28%に達している。消費税が10%になると、年収550万〜600万円の世帯でも年間14万円の負担増になるから、生活が苦しくなるのは目に見えている。消費税を上げようという方がおかしい。
ところが野田首相は、国民がどれほど「嫌だ」「やめて欲しい」と願っても、容赦なく消費税10%を強行するつもりだ。4日、NHKに出演した時も「政治家としてやり遂げる」と冷たく言い放った。国民生活がどうなろうが、消費税アップをもくろむ「財務省」と一体となって、問答無用で実施するつもりでいる。
しかし、ここで消費税10%を許したら、日本は終わりだ。景気が悪化し、国民生活が破壊されるだけじゃない。一番の問題は、「財務省支配」を決定的にすることだ。
2年半前、国民が民主党に一票を投じ、政権交代を実現させたのは、日本の政治を変えて欲しいと期待したからだ。行き詰まった日本社会を変えるためには、明治維新から100年つづく「大蔵省支配」をブチ壊すしかなかった。
ところが、財務省は、“解体”されるどころか、権力を強大化させ、いまやドジョウ首相を操ってやりたい放題。とうとう、10年以上やりたくても、やれなかった「消費税増税」にまで手をつけている。ここで消費税増税を認めたら、元の木阿弥どころか、日本は完全に「財務省支配」の国になってしまう。
◆菅直人の無能から始まった財務省支配
民主党は「脱官僚支配」を掲げていたはずなのに、なぜ財務省のやりたい放題を許すようなバカなことになってしまったのか。
消費税をアップさせ、財務官僚が使える税金を増やしたら、ますます権限を強め、喜ばせるだけだ。すべては、財務省から「予算編成権」を奪えなかったことにある。
「民主党は09年衆院選のマニフェストで、財務省から予算編成権を取り上げ、新設する〈国家戦略省〉に移すと公約していた。さすが、小沢一郎が推し進めただけあって画期的でした。国民から集めた税金をどう使うかは、まさに政治の要。財務省が日本の政治を支配してきたのも、予算編成権を握りつづけてきたからです。もし、民主党が予算編成権を奪っていたら、100年つづいた財務省支配にピリオドが打たれ、日本の政治が大きく変わったのは間違いない。マニフェストに掲げた政策に優先的に税金がつぎ込まれていたでしょう。ところが、初代の国家戦略相に就いた菅直人は、能力不足で予算を組めず、財務省に予算編成権を譲り渡してしまった。あの瞬間、勝負がついた。民主党議員も、各省庁も、地方自治体も、予算を握る財務省の顔色をうかがうようになった。とくに、小沢一郎が排除された後は、誰も財務官僚に逆らえなくなってしまった。行き着いた先が消費税10%です」(政治評論家・山口朝雄氏)
しかし、日本経済が20年間もデフレ不況に沈み、国民が生活苦にあえいでいるのは、財務省の経済政策が間違っていたからだ。
なのに、戦犯の財務官僚が権力を強め、高笑いしているなんて冗談じゃない。
◆消費税アップしても国民生活には回らない
国民は絶対に消費税アップを許してはダメだ。このまま財務官僚の跳(ちよう)梁(りよう)跋(ばつ)扈(こ)を黙認していたら、日本はますます閉塞状態に陥ってしまう。
財務官僚は国民生活のことなど、これっぽっちも考えていない。頭にあるのは省益の拡大だけだ。
過去、財務省が増税を画策するたびに、どんな結果になったか、思い出せば分かるだろう。
89年に消費税を導入した時も、97年に税率を5%にアップした時も、大蔵省は「社会保障のために使いたい」などとテキトーな説明をしていたが、国民のために使われたことは一度もない。予算を配分をする財務省の力を増大させ、財務官僚の“天下り先”を増やしただけだった。消費税が10%になっても、国民は税金を搾り取られるだけで、恩恵ゼロなのは明らかだ。
「消費税を5%にアップした97年は、株価は2万円を超え、実質成長率も3・6%を超えていました。それでも山一証券が破綻するほど景気が急降下してしまった。いまは、ただでさえデフレ不況が深刻化しているのに、消費税をアップさせたら、個人消費が冷え込んで大不況に突入しますよ。とくに直撃を受けるのは、低所得者や中堅層です。せめて、増税分を社会保障に回して国民に安心感を与えられれば、景気悪化を最小限に食い止められるが、野田首相はまったくヤル気がない。庶民は大打撃を受けますよ」(政治評論家・本澤二郎氏)
◆国民は絶望しているだけではいけない
なぜ、この国は明治維新以来、百数十年も「大蔵省」に支配されつづけているのか。それもこれも、国民が文句も言わず、おとなしく従っているからだ。
もし、欧米の先進国で、国民の60%が反対している「大増税」を強行しようとしたら、有権者は黙っていない。連日、大規模なデモが起きているはずだ。 なのに、この国の庶民は、どんなに権力が勝手をやろうが、満員電車に揺られて黙々と働き、消費税アップ゚に反対なのにデモもしないでじっと耐えているのだから、どうかしている。どうして「ノーパンシャブシャブ」でドンチャン騒ぎをしていた腐敗役人のやりたい放題を許しているのか。
「もともと日本人は、お上に逆らっても仕方がない、という気質が強いが、やはり民主党政権に裏切られたことが大きいのでしょう。政治に期待しても無駄だ、なにも変わらない、と絶望している。と同時に、小泉改革によって生活をガタガタに壊され、政治に目を向ける余裕がなくなっているという事情もあると思う。心配なのは、社会全体がエネルギーを失い、病んでいるように見えることです。社会を変えようというエネルギーは、国民がマトモな精神を持っていなければ生まれない。ところが、無党派層が増える一方で、ファッショ政治の橋下徹に支持が集まるという異常な状況になっている。庶民は背中を丸めてスマートフォンに夢中になり、理解不能の犯罪も増えている。これでは、財務省にいいようにやられるのも当然です」(山口朝雄氏=前出)
財務省は消費税10%を実現させた後は、15%、20%と引き上げるつもりだ。いい加減、国民は目を覚ますことだ。
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