【消費税値上げは建前では容認、本音では反対，選挙では投票はどうしても避ける】
国民は消費税値上げを主張する政党への投票行動は、どうしても避ける。建前では容認、本音では反対なのです。民主党多数派は「消費税値上げ是か非か」で総選挙を争うことを決意しています。情報が乱れていますが，国民の75％と石原知事・亀井氏。小沢氏・橋下市長などは消費税値上げは建前では容認、本音では反対なんですよ。彼らは自然エネルギーから第二次産業革命による天下国家の立て直しで共通し結束しています。

「既成政党は敗北していく」
2008年に姿を現した世界的信用縮小恐慌を、日本の政治指導者は認識できないため、政権与党や右翼左翼中道に関係なく、選挙ごとに得票を減らす。隠れた基本的な対立要素は二大政党制の腐敗・不信です。そして、2015年〜2016年の証券・為替・銀行の窓ロ一時閉鎖に追い込まれ超党派法案可決まで、政権交代はつづくことになる。

「総選挙は地すべり的勝敗を発生させる」
国政選挙は、郵政民営化是非のように、ハッキリした対立軸となる概念（要素）があると、投票率が上昇し浮動票が３対１から１対３に反転し、劇的地すべり的勝敗を発生させる。だから、有利な対立軸を求め不利な対立軸を消すため、現在は消費税値上げ是か非かを消そうと必死にドタバタ芝居を続けているが，茶番劇にスギナイ。そして地方分権勢力による新党の漁夫の利は2013年8月の総選挙まで益々拡大されることになる。2012年はまだその前兆期です。

「自民も民主も半減から3分の1に減り，新党は過半数を越える」
そこで耐乏を押し付ける政権反対・消費税値上げは建前では容認、本音では反対の石原新党(小沢新党)は自民から離れた議員と落選議員を統合結集させ、自民党を半減させてしまう。そして　みんなの党と連携する橋下新党は、民主党を半減させてしまう。当然民主党元首相ら大物は落選する。そして「耐乏を押し付ける政権反対」が多数派となる。世界各地でも耐乏を押し付ける政権反対をスローガンにした政党が勝利を得ることになる。

ドタバタ芝居，これを政局でまとめると

[1]「首相の首をすげ替えてから人気の落ちる三ヵ月前に解散だろう」一寸先はヤミになる

民主党多数派は、断固として「消費税値上げ」を対立軸に総選挙を争うことを決意していますから，「消費税値上げ」賛成が民主党多数派です。もし消費税値上げ法案を議会に提案されると採決では，間違いなく小鳩派百人は除名と早期解散を避けるため欠席します。ところが小鳩派百人が反対票を投じて除名できたならば、民主党の地すべり的大敗北が避けられると野田総理や政府と民主党多数派は幻覚しています。しかも野田総理は小沢派を排除すると自民党とスクラム組んで「消費税値上げ」を対立軸に総選挙を争うことができると直感しているのです。

自民・公明が選挙前に消費税値上げで妥協したら、抱きついた民主お化けと一緒に水没するから，消費税値上げ賛成／反対を対立軸にしたくない自民と公明党は、消費税値上げ法案を議会に提案されても、これを引き延ばし、失言に食らいつきいつまでもダラダラと揚げ足とりに終始することになる。

世論調査で消費税の引上げ容認が過半数を越えていても、建前では容認、本音では反対と個人レベルでは自己防衛のために、国民の50％以上は消費税値上げを主張する政党への投票行動は、避ける。少数派が多数派に反転する現象が起き，国民は地スベリ的に第三の勢力に投票します。だから民主党元首相たちの大物の落選は絶対に避けられない。

「現代版応仁の乱の始まり」「一寸先はヤミ」となる
この馬鹿げたドタバタ芝居と茶番劇をマスコミは正確に予測して報道できなくなる「一寸先はヤミ」となる。国民は既成政党と、現在の議会制度を否定する、石原新党(小沢新党)と橋下新党の漁夫の利は益々拡大される。そのため石原新党・橋下新党と組むみんなの党など以外の政党が結束し、「一寸先はヤミ」となる。大混乱となり応仁の乱の現代版が始まるのである。

「新しい連立政権が誕生する」
新しい連立政権が誕生するはずです。石原新党と橋下新党・みんなの党の当選者の合計は、過半数を越える。そしてこの勢力は米国にＮＯと言える日本をめざしてシャフルする。これは室町政権が対立崩壊したため、ちょうど大州制に分割されていた大大名が対立して長期間争うのと同じ構図が加わる。そのため、再び中小政党の合集離散時代になることが避けられない。

[2]もう一つ，中選挙区制の復活の場合と自公民の話し合い解散するとどうなる

「中選挙区制だと第三の勢力は過半数割れするので」話し合い任期ギリギリ解散となる
民主党の比例区80 議席縮小提案と、少数党に有利に比例配分方式は、民主党政権を延命させる駆け引きに貢献する。そこで、衆議院の任期ギリギリに、足して二で割って決着する。この場合の結論は、小選挙区５減と比例区40 減前後となる、そして中選挙区制の復活すると、少数党に有利な配分率にし、任期ギリギリ自公民の話し合い解散となる。これはデキレースの場合ですが可能性はない。

その場合に石原新党と橋下新党が、総選挙で統一行動（同一名簿での立候補）する可能性は非常に大きい。ところが石原新党は自民から離れた議員と落選議員を統合結集させ、自民党を半減させる。みんなの党と連携する橋下新党は、民主党を半減させる。しかし中選挙区制だと石原―橋下新党の過半数割れが発生する可能性が高く、自公民の話し合い解散が、任期ギリギリで実現化する可能性もある。その場合でも石原新党と橋下新党が自民党と民主党を分断吸収してしまうことになるので第三の勢力はこれでも有利になる。

「石原慎太郎首相が誕生」
中選挙区制や話し合い任期ギリギリ解散でも石原新党と橋下新党が、総選挙で統一行動（同一名簿での立候補）する可能性は非常に大きい。その場合、石原新党は自民から離れた議員と落選議員を統合結集させ、自民党を半減させる。みんなの党と連携する橋下新党は、民主党を半減させる。小選挙区と比例区で、石原新党と橋下新党の両方に投票分けが発生するため、石原新党と橋下新党の当選者の合計は、過半数を越える。かくて、橋下大阪市長のまま入閣する石原慎太郎首相が誕生する。

[1]と[2]どちらにも石原新党と橋下新党に漁夫の利が働く，2012年の対立要素は[消費税値上げ是か非か]となる。2013年にもしも[消費税値上げ]挫折しても，今度は「地方軸」地方分権が対立要素として浮上してくる。隠れた対立要素[二大政党制の腐敗・不信]を消すことはできない。2012年は第三の勢力が勝利する前兆期に当たる。本格的には2013年なのだから自民党と民主党の大敗は確実です。

とっくの昔に。