http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/585.html
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始めは勇ましい。ここは前原と一緒。違うのはその言い回し。前原はバカだから、思ったことをすぐ口に出してはドジを踏む。枝野は始めから言い訳を考えてしゃべる。タチの悪さでは枝野が上。「直ちに影響が出るレベルではない」この言い回しだけで、政権の危機をしのいだ功績は大きい。東電に厳しいのは口だけ。本気でやるつもりなどさらさら無い。
福島第一原発事故の損害賠償をめぐって枝野幸男経済産業相は、東京電力が公的資金を使った資金支援を受けるためには取引銀行など債権者や株主も「一定の」負担をすることが前提との考えを改めて示した。2011年9月13日の記者会見で述べた。(2011/9/14 )
今や、債権放棄も減資も話題にものぼらない。「一定の」というのもこいつの常套語である。便利と言えば便利な言葉である。「一定の」とはどれだけなのか、だれにも分からない。
枝野経産相、東電に「行政指導」 一方的停止に難色 (産経新聞 2012/03/29)
経産相は「東電が自ら起こした原発事故や、その後の値上げの対応が適切でない結果として、今日の段階に来ている」とこれまでの東電の態度を批判。「(規制がない)自由料金部門だから経産省として直接関与できないが、あらためて東電に厳しく指導したい」と強調した。みんなの党の松田公太氏への答弁。
これも口だけ、言うだけ。「厳しく指導」する気なんて始めからないのだ。
東電会長「枝野さんがやればいい」 経団連会長が“人事案”(産経新聞 2012/03/30)
難航している東京電力の会長人事については「(原発事故は)国と東電の共同責任なのに東電に押しつけられたような形になっている」と主張し「今後(東電の経営責任が)どういうふうになるのかをあいまいにしたままでは依頼された方が引き受けるのは難しい」と強調。会見終了後、記者団の質問に答え「引き受け手がいないなら枝野(幸男経産相)さんがやればいい」などと話す一幕もあった。
嫌みなんだか皮肉なんだか本気なんだか分からないが。もしかして、米倉は枝野ファンなのか?ホントは東電に優しい枝野の本質を分かっているのかもしれない。一見ぶれているように見えてぶれていないのが枝野なのだ。真意は始めから最後まで一貫している。
大飯再稼働に暫定基準 ぶれる枝野氏、地元困惑 一晩で「反対」修正(産経新聞 4月4日)関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働をめぐり、枝野幸男経済産業相の発言が迷走している。2日の国会で「再稼働に反対」と大見えを切ってからわずか一晩、3日朝には「今日は昨日の段階と違う」と発言を事実上修正した。
枝野が「再稼働に反対」と言えば、「再稼働に賛成」と言う意味なのだ。口に出すときには、彼にはすでに言い訳もできている。「今日は昨日の段階と違う」今回はあまり上手いとは言えない。
>「一歩前進と思っていたのに…。はしごを外されたようだ」。滋賀県幹部は3日、枝野経産相の豹変(ひょうへん)ぶりに言葉を失った。
これはだまされる方が悪い。枝野はぶれていないのだ。始めっから「再稼働に賛成」なのだから。クチサキペンギンに騙された、と嘆く前に、己の無邪気さを嘆かなければならない。この日の国会質疑の白眉は福島瑞穂と枝野とのやりとりである。このやりとりを文字に起こしてくれている方がいた。枝野ペンギンの語法を露わにしてくれる。福島瑞穂はペンギン語が分かっているからなかなか厳しく突っ込むのだが、クチサキペンギンもしぶとい。ペンギンの優勢勝ち?ペンギン語法をぜひ味わっていただきたい。
「現時点ではわたくしも、今再稼働には反対です」枝野経産大臣4/2福島みずほ質疑(動画・内容書き出し)(みんな楽しくHappy♡がいい♪様より)
福島みずほ
安全性が十分だと科学者も言っていないんですよ。だとしたら、なぜ政治が「安全だ」と言えるんですか?
枝野幸男
まだ安全だと判断しておりません。さまざまな今のような経緯等について、原子力安全保安院や原子力安全委員会での議論の経緯やそこからの報告書をいま、精査をしているところでございます。
福島みずほ
今どう思われますか?枝野さん
枝野幸男
精査の途中ですのでまだ判断はしておりません。
人間とペンギンの噛み合わない質疑が始まる。次が「地元」論争である。福島瑞穂もこれまでに散々騙されて勉強している。簡単には引き下がらない。
福島みずほ
もし、大飯原発に事故が起きれば、世界の宝物に本当にセシウム、ヨウ素が降り注ぎます。琵琶湖は1400万、近畿の人たちのための水がめ。そこにヨウ素やセシウムが降り注ぐというのが、これがSPEEDIの結果です。この結果を見て、地元の事をこの委員会でやってきました。京都府、京都市、大津市、滋賀県、兵庫県。これは地元でしょうか?
枝野幸男
あのー、何度も申し上げています通り、私は地元だけでいいとは申し上げておりません。「地元のみなさんをはじめとする国民の一定の理解が必要だ」と、
焦点は「地元」とはどこか、ということである。ただそれだけのことなのだが、枝野は、まあ、しぶとい。
>日本全国にあの福島の事故は直接間接に影響を及ぼしています。
>あえて聞かれれば日本中が地元です。
>あのー、繰り返し申し上げております通り、「地元のみなさんはじめとする国民の皆さんの一定の理解」が得られなければ再稼働はいたしません。その場合に於いてはどこかで線引きをしてこの内側さえOkなら大丈夫だとか、この外側は関係ないという、そういう線引きをわたくしはするべきではないと思っておりまして、あのー、もちろん、より近い、より影響の大きいところほど、よりその発言は重いというふうに思っております。
>あの〜、本当にですね、たとえば5キロだとか10キロなりですね、50キロなりという線を引いて、その内側の人はOKですと、その外側の人達は関係ありませんという、性質のものなのかと言えば、それは私は、実際原発事故の福島の影響を考えてもそういう性質のものではないとおもうんです。もちろん、より大きな影響を受ける、より影響を受ける可能性のある方ほどですね、そうした皆さんの声をより重く受け止めなければならないという事は、わたしも当然の前提だというふうに思っておりますが、しかし、じゃ、どこかで、じゃあ、30キロで切ったらいいんですか?50キロで切ったらいいんですか?
私はそういう問題ではないという事を、繰り返し申し上げているんです。
>あの〜、今のお尋ねにね、どうお答えしても、じゃあ、どこはどうなんですか?って全部聞かれたら、どこで線を引くのかって考えたら、先ほど申した通りにですね、全て日本中の皆さんが、原発事故が起きれば、影響を受ける可能性があるので、どっから先は関係ないという事は言えません。
>まさに「地元をはじめとする」の地元の要素が強い皆さんとして、重く受け止めなければならないと思っております。
>福島みずほ
少なくても、京都や滋賀県が同意が必要な地元であるという理解でよろしいですね。
枝野幸男
あの、まずですね、すみません。保安院が適切でない事をご説明したのならお詫びを申し上げますが、わたくしは一貫して「同意」とかいう言葉は使っておりません。「地元のみなさんをはじめとする国民の皆さんの一定の理解が必要である」と。
ここに枝野語法の神髄がある。「同意とかいう言葉は使っておりません」始めから意識して使わなかったから、こう断言できるのだ。ついでに保安院の言ったという「地元の合意」という言葉まで「不適切」と切り捨ててしまった。詐欺師はみんな言葉に慎重だし、ここぞというところではすかさず切り返す。そう言えば、菅直人も去年不信任問題で追い込まれたとき、最後まで辞任とか辞職という言葉を使わないで民主党内を騙したことがあった。
「地元」の範囲さえ特定しない。「合意」ではなく「理解」という。肝心なところでは「一定の」をかぶせる。「地元の要素が強い皆さん」というのはだれのことかいな?「爆発」を「爆発的事象」という言い換えもおかしかったが……。福島瑞穂が尋ねたのは、「地元」ってどこかということだけなのだが……。
ペンギン語は疲れる。
この日枝野は退場を命じられた。枝野経産相が退場処分「品位を汚す行為」
http://www.sanspo.com/geino/news/20120403/pol12040305020000-n1.html
「品位を汚す行為」ではなく、「品位を汚す存在」と言った方がいい。
http://yamame30.blog103.fc2.com/blog-entry-259.html
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