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国民新党クーデター 自見「代表」を届け出
http://gendai.net/articles/view/syakai/136007
2012年4月6日 日刊ゲンダイ
筋を通した人間が追われる政治はおかしい
クーデターが着々と既成事実化されつつある。消費税増税閣議決定に反対し、「連立を離脱した」と主張していた国民新党の亀井静香代表の解任劇。国民新党の連立維持派は6日午前、党代表を自見庄三郎金融相に変更する政治資金規正法に基づく届け出を東京都選挙管理委員会を通じて総務省に提出した。
下地幹郎幹事長はこの後、国会内で民主党の輿石幹事長と会談。連立継続を確認するため、新代表と野田首相との党首会談を6日中に開くよう申し入れた。
しかし、国民新党には代表解任の規約はない。亀井も「解任が有効なワケがない」と譲らず、今後も混乱は収まりそうもない。
小沢にしろ亀井にしろ、筋を通した人間が追われてしまう。こんな不条理がまかり通る政治はロクなもんじゃない。野田が庶民イジメの増税という無理を通そうとするから、あちこちほころびが生じるのだ。
◇
国民新党クーデターは“銭闘”!4億円争奪戦の行方
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120406/plt1204061143004-n1.htm
2012.04.06 夕刊フジ
国民新党で前代未聞の内紛が勃発した。連立維持の是非をめぐり、維持派(6人)は6日、党代表を亀井静香氏から自見庄三郎金融担当相へ交代する政治資金規正法上に基づく届けを東京都選挙管理委員会を通じて総務省に提出、総務省は受理した。離脱派(2人)の亀井氏は「無効だ」と反発している。今月末、4億4200万円という政党交付金を受け取る同党の主導権をめぐり、激しいバトルは続きそうだ。
「責任を持って郵政改革や震災復興に取り組む。責任の重さを感じている」
自見氏は6日午前の閣議後、官邸で記者団に、代表交代の届け出について、こう語った。
下地幹郎幹事長は同日午前、民主党の輿石東幹事長、樽床伸二幹事長代行らと国会内で会談。代表交代の届け出を受けて、野田佳彦首相と自見氏による与党党首会談開催を求めた。
一方、連立離脱を主張する亀井亜紀子氏は解任劇に怒り心頭。5日夜、参院議員会館の事務所で開いた反論会見で、6人を罵倒した。
「党本部で起きているのはクーデターだ。党本部に立てこもっているなんて、ちょっと気が狂った将校といいますか…。やっていることが醜い」
双方の主張がここまで食い違うのは、国民新党の党則の欠陥が原因だ。
下地氏は「党所属の議員の過半数で総会を開き、そこで決まったことは有効だ」というが、党則に議員総会に関する規定はない。また、党代表についても「党の最高責任者であって、党を代表し、党務を総理する」とあるが、総会招集の権限は明記していない。
信じがたいお粗末ぶりだが、今年元旦時点で国会議員8人を有した国民新党には今月末、4億4200万円の政党交付金(税金)が交付される。誰が公党の主導権を握るかは、党の金庫をめぐる争いでもある。
「解任」された亀井静香氏は5日夜、東京・赤坂の料亭を出る際、「まあ、みんな、それぞれの人生、しっかりと、今からも生きてもらいたい」と記者団に言い残したが、その心中は…。
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