http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/422.html
Tweet |
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20120402
2012-04-02 文芸評論家・山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記
ケビン・メアの『決断できない日本』を読む。国民新党の党内クーデター騒動について考えているうちに、党内クーデターを仕掛け、国民新党の乗っ取り企む主犯・下地幹郎が、前沖縄那覇総領事で米国務省日本部長、そして「沖縄県民蔑視発言」で更迭されたケビン・メアと親しいということが分かり、ケビン・メアが、最近、書いたという『決断できない日本』(文春新書)のことを思い出した。むろん、僕は、例によって例のごとく、この手の粗製乱造の新刊本にはあまり興味がないので、まだ読んだことはなかった。しかし、今回の国民新党の騒動の影響もあって、沖縄選出の衆議院議員である下地幹郎という政治家の正体とともにケビン・メアという人物にも、なんとなく興味を持つようになった。早速、近くの古書店で見つけたので、しかもきわめて低額だったので、買って読んでみることにした。簡単に読める粗雑な本だが、その内容ももちろんだが、どうもこのケビン・メアという男は、「舌禍事件」で更迭されたにもかかわらず、いまだに、日本国民の神経を平気で逆撫でするような発言を繰り返す「鈍感な」物の言い方、無礼な文章の書き方をする男だということが分かった。明らかに、日本国民、ないしは日本人を、上から目線で、侮蔑的に見ていることが分かる。おそらく「日米安保マフィア」の間では常識かもしれないが、「日本」と「日本人」の常識と感性を、植民地との原住民を見るように、冷笑的に見ている。これは、新自由主義やグローバリゼーション、構造改革・・・を自信満々に語る「白人気取りの日本人」にも共通する態度である。たとえば、普天間基地移設問題において、鳩山由紀夫と民主党は、「海外・県外移設論」を主張して政権交代選挙に勝ち、政権交代を実現したわけだが、このことに関して、ケビン・メアは、鼻先でせせら笑うような書き方をしている。鳩山由紀夫に対してはもちろんだが、幹事長だった小沢一郎に対しても、実に横柄なものの言い方をしている。たとえば、2009年2月、「米海軍第七艦隊だけでアメリカの極東プレゼンスは十分だ」と発言した小沢一郎について、ケビン・メアは、「小沢一郎は安保オンチだ」と、一国の政権与党の幹事長を愚弄する書き方(言い方)をしている。在日米軍に対する解釈や評価、意見の違いは分からないでもないが、「在日米軍はいらない」「米軍は日本から出ていけ」という考え方は、日本国民なら、誰でも考える常識的な意見の一つである。それは「安保オンチ」ではない。それを、あっさりと「安保オンチ」と言い放つとは、日本人として聞き捨てならない発言である。小沢一郎発言を「安保オンチ」と愚弄するということは、ケビン・メアが、在日米軍、在沖縄米軍の存在を、そして米軍基地の存在を、当然のことと見做しているということであろう。(続く)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK128掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。