まだ来ていない多数の人々には、政府やマスコミへの懐疑からたとえ反応が少々よくなっていても、やはり、「今なんで小沢にこだわるの？」という感覚が強いと思います。だから、小沢問題が今の国難のすべてに根底から関わることを直感的につかめるように訴える必要があります。

小沢氏が、自分のイメージとは違って、真剣に国民のことを考えている政治家であることが少しでも伝われば、彼らは、検察や最高裁のあれこれの話を聞かなくても、小沢支持の側に来ます。細々した話（もちろん一番大事な話ですが）は、その後で十分です。

「消費税増税も、原発封じ込めも、TPPから日本を守ることも、民主党内で正面から真面目に言っているのは小沢派だけ。マスコミはそれを政局に歪めて報道しているが、小沢さんや小沢支持議員たちはどんなにマスコミで叩かれても、一貫して、消費税も原発もTPPも、国民の生活第一でずーっと主張してる。マスコミが報道しないだけ」「原発で大嘘をついている政府やマスコミの連中が、その同じ顔ぶれが、小沢問題で大嘘をついているだけ」という感じで、彼らの今わかる危機と関連付けるのがいいと思います。

それと、一番の被害者である若者に、なんとしてもこの運動を広げなければなりません。私も個人的には細々とやっているのですが、地方で、週末に仕事があるので、狭い範囲での訴えにとどまってしまいます。

反原発のツイッターデモなどにも参加して、そこで、小沢問題を（上のような、彼らが分かる形で）アピールする必要があるように思います。

それと、小沢問題そのものについても、検審や検察の不正の説明よりも彼らが直感的に分かる形で、
「西松建設、今はマスコミで何にも言いませんよね。あんなに騒いだ水谷建設の5000万の紙袋はどうなったんでしょうね。信じられないかもしれませんが、あれみんなウソだったんですよ。あんなに大騒ぎしていたのに何で黙ってしまったのか、考えてみてください。ウソだったんです。でもテレビも新聞もそれを訂正もお詫びもしないで、小沢は悪いっていうイメージに利用してるんです。ほんとに、原発のウソと同じなんです」
「官僚もマスコミも財界ももちろん東電も、上層部はみんなつるんでいる。この構造が、膨大な税金の無駄遣いにしろ全然進まない震災と原発事故の対応にしろ、もう、日本を滅ぼすところまで来ている。小沢さんはこれからの国のためにはこの構造を壊さなきゃならないって一貫して言っているから、だからマスコミや検察は小沢さんに濡れ衣を着せたり、歪んだ報道をしたりして、小沢さんが動けないようにしてるんです。ほんとに原発の隠蔽報道と、役者も発想もおんなじなんです」
「今の政府は、民主党の中でも、人気ばっかり気にしたり、官僚の言いなりになってるような連中がたらいまわしで権力のある役職についています。小沢さんはマスコミなんか気にせずに、日本を救うために、大なたを振るって、国民と約束したことをきちんとやろう、政治家が責任を持てば官僚はついてくる、と言い続けているんです。それで潰されようとしてるんです」
というような言い方が、伝わりやすいのではないかと思います。

正攻法の、検察、検審、最高裁事務総局などの批判は大切だし、小沢裁判糾弾の運動と分析の深化は不可欠ですが、同時に、視線を下げた横への広がりも大切だと思うのです。それで周りが話を聞き始めたら、今の裁判の問題も伝わりやすくなり、裁判糾弾の裾野が拡大するのではないかと思います。
ご検討いただけると幸いです。

宗男の没落と同様、「ケインズ主義の敗北」が大局にあるという視点が重要なんですよ。
かつてのゼネコン商売が国内で復活するなど今更あり得ませんし、
土建屋の支持者は小沢に期待しないほうがいいです。（小沢はもう少し賢い）

８日にはデモに参加します。

当然２６日の判決日には地裁前に行きます。