08. 2012年3月31日 20:50:09
: NALSzdUZPI
記者会見 (亀井代表) 閣議決定に同意できないので、連立を離脱する 「連立解消、うちの議員は退かざるをえない」と総理に 2012-03-30 平成24年3月30日 亀井代表 緊急記者会見
閣議決定に同意できないので、連立を離脱する 「連立解消、うちの議員は退かざるをえない」と総理に 亀井代表
本日、午前7時30分から、亀井代表が野田総理と会談を行い、終了後の記者会見において、亀井静香・国民新党代表が、党首会談の内容等について語り、また記者団の質問に答えました。 |閣議決定に同意できないので、連立を離脱する 亀井代表:朝早くお集まりいただきまして、7時半から、公邸で昨夜に引き続いて、総理とお会いをして、昨夜、国民新党として連立を解消すると、その上で、国民新党は、消費税増税という、その協定に対して違反することを閣議決定されることについて、我々は同意するわけにはいかないので離脱するけれども、郵政改革、震災復興と、もう現在も全力を挙げて政府の中でそれぞれ頑張っているので、連立を解消した後もその人材を引き続いて使いたいというお気持ちであれば、無所属のということで、私の方からもお願いしたいと。 |「連立解消、うちの議員は退かざるをえない」と総理に 亀井代表:もう私は、あまり政治に政党を、特に非常事態には持ち込むのは賛成ではないから、イレギュラーなことかもしれないけれども、「国民新党の人材を無所属という形で」ということでお話もしたけれども、まあ考えさせてくれということで今朝になったんですが、総理は「無所属という形で連立を解消した、という形はできません」ということですので、「それであれば、もう連立を解消した場合、うちから出ておる議員は退(ひ)かざるをえませんので、その旨、じゃあ対応をさせますから」と言って、別れて参りました。 |森田・浜田議員は「午前中に辞表を提出する」と 亀井代表:今、そうした四人の方に、私らの状況を電話で連絡をしておる最中ですが、森田議員、それと浜田議員は先ほど連絡が取れまして、そういう状態を説明して、連立を解消する中で、きちっとした出所進退をお願いしたいと言いましたら、もう二人とも午前中に辞表を政府に対して提出するということを言っておりました。この後、松下副大臣に会いに私は行く予定でありますけれども、その旨また本人に伝えたい。 |自見大臣、出所進退は、本人が考えている 亀井代表:自見大臣には携帯に電話したけれども、出ないので、役所もつながらないので、これは、昨夜自見大臣もここに議員総会に出ておりましたから、それぞれ意見はあるけれども、代表として政権を離脱する、その旨公邸に伝えに行くということを言っておりますので、その場に大臣がおりましたので、当然、国民新党の一員としての出所進退は、本人がもう考えておると、このように思います。改めて総理のそうしたことを、本人に伝えたいと、このように思っております。 |郵政見直し、今国会で間違いなく成立すると 亀井代表:連立を二年半継続して、小党ではありますけれども、小泉政治、これを根底から直していくと、小党でありながら、地獄の底から取り組んできた六年半でありますが、まだ志半ばであります。郵政の見直し作業については、お陰さまで、ほぼ全党的な中での取り組みが始まりましたので、これは、我々のあるべき組織活動形態、それを担保する法律が、今国会で成立を間違いなくするだろうと、このように判断しておりますので、その点については、我々は今後とも立場は変わっても、全力を挙げて努力をしていきたいと思います。 |金融モラトリアム法、保険業法改正、夫婦別姓・外国人参政権 亀井代表:まあ、その間、中小企業、零細企業、商店、サラリーマン、農家等が、不景気が進む中で、金繰りに苦しんでいる状況に対して、国民新党は民主党を説得し、ちっちゃな党ですが、ある意味では大変な反対の大合唱の中で成立をさせて、再々度、今延長という形になっていることは皆様も御承知の通りであります。零細な共済事業、これも小泉さんが事業継続不可能な処置を取ったわけでありますが、これも国民新党が、その時期が来たのでこれを継続できると全国何百という共済事業ができるような処置も保険業の一部改正によって成功させた。また、夫婦別姓、外国人参政権については、与党の中においても、我が党だけがもう反対して、そういう中で、少数の党ですけども、与党の中での成立させるべしという声を押さえ、成立をさせないという状況が及んでいるわけであります。 |連立解消、残念だがやむを得ない 亀井代表:自画自賛しているわけじゃありません。ちっちゃな政党が、この六年半、必死の思いで頑張り、この二年半は連立政権ということの中でやってきたわけでありますけれども、極めて連立を組んでいる民主党の残念な選択の中で連立を解消せざるを得ない。残念でありますが、やむを得ないことであります。今日そういうことになりました。国民新党は、政治環境、力学がどう変わろうとも、国家国民のために、日本国をきちっとさせていく努力を今後とも必死になってやって参ります。 |昨夜来、目障りな動きもあったようで 亀井代表:昨夜来、いろんな皆様方にとっての目障りな、いろんな動きもあったようでありますが、政党でありますから、いろんな件、いろんなこともあるわけでありますけど、私も33年政治生活をやっておりますので、いろんなものを経験しておりますけども、そういう状況をそれぞれ、どの党も克服しながら、未来へ未来へ向かって頑張っておるわけでありまして、我が党も党員が結束をして、今後ともまい進していけるように、微力な極めて微弱な私でありますけれども、党員の皆様方とともに頑張っていく、そういう決意であります。以上です。何か、ご質問、その他があったらお願いをいたします。 |自見大臣も、昨日から承知している 記者:自見大臣は閣議で国民新党の副代表として署名しまして、閣議も終わったようですが、自見大臣はまだお話はしていないのですか。 亀井代表:電話をしたって通じないから。閣議に出たのかねえ、それは。後、また連絡を取ります。これは離脱するということは、党が連立を組んでいないということは、自見大臣も昨日からしかと承知をしておるはずであります。彼も大幹部でありますから、そのあたりは、承知してのいろんな行動を取ってくれると思います。 |幹事長は議員の総意を取りまとめ、政府に伝える立場でない 記者:昨日の議員総会で、下地幹事長は六人の議員では連立を離脱しない、そして自見さんは国民新党の閣僚としてサインする、この旨を官房長官にも伝えてあるという会見内容でしたが、処分としてはどのような形になるのでしょうか。 亀井代表:私はその場にいなかったので知りませんが、議員総会は私が主催をする立場であって、幹事長が、議員の総意としてどうだこうだと取りまとめて、政府に対して伝える立場ではありません。そんなアナーキーなことは、政党としてはできません。これは、どの党だって同じです。そういうことをやったとすれば、強い反省を、私は下地幹事長に求めます。そんな勝手な行動をしていいという話ではない。私が任命した幹事長ですから。 記者:認められないということですか。 亀井代表:当たり前、あり得ない話ですね。 |幹事長である以上は、代表の指示の下で動くのは当然 記者:強い反省ということは、具体的にはどういう処分をお考えなんでしょうか。 亀井代表:まあ、私は夕べ話をしたけれども、総理と会見した状況下で、自見さんと中島君に話をしましたが、それ以来彼に会っておりませんので、今日の総理との会見の結果は、当然彼にも話をいたします。党としてのあり方は決まっておるわけであります。幹事長である以上はその中で、私の指示の下で動くのは当然でありますから、私はそこらは本人に伝えます。 |国と党を思う気持ちがあれば、ルールに従った行動を 記者:その指示を守らなければ、除名ということも。 亀井代表:まあ、私は、いつも言ってるでしょ。いつも仮定、仮定、仮定の話に先走ってどうこうということはいたしません。彼も国を思い、党を思う気持ちがあれば、やはりルールがあるわけですから、それに従った行動を冷静に取っていくだろうと私はこのように思っております。あまり性悪説ではありませんから、私は。 |連立解消でも、総理をお助けできることは全力で 記者:今朝の総理との話で、改めて正式に連立離脱の話をされたということで、総理の方から、どんなお話、対応があったのか。 亀井代表:それはもう極めて残念だということですね。連立は解消しても、消費税増税のことはあるけれども、政治はいろんな分野があるんだから、私どもとしては、総理をお助けできることは、全力でお助けいたしますよと、よろしく頼みますということでしたね。 |それぞれの意見を踏まえた最終決断は代表の務め 記者:これからも結束をして行くということだったんですけれども、今の状態がその結束というような感じにはなかなか見えず、分裂じゃないかという声も聞こえていますが。 亀井代表:私も長い経験の中で、自民党の中でも殴りあいに近いけんかもしたこともありますし、いろんな大騒動をやりましたよ。自民党も、今は大人しすぎますね。全体的にどの党でも幹部との間では私なんかも本当に大変な殴り合いをしたり、議員同士でも、岡田副総理なんていうのはいやいやと言って否定するけれども、朝日新聞は証拠写真を持っているでしょう。私の首を羽交い締めして、首を絞めた写真なんか残っているようだけども、別に私は今、彼と恨みも何もない。政治家同士が激突することはあるんですよ。それぞれ民主党の中も、今大分いろいろ中であるようですけども、国民新党それぞれ良識のある議員が集まっておりますから、それぞれの意見があることは私もよくわかっています。それを踏まえて最終決断をするのは代表の務めですから、そのために代表が存在しているわけですからね。それは私が責任を持ってやって参ります。 |離脱した立場で、閣僚としてサインができるとは 記者:代表として自見大臣が、国民新党の閣僚としてサインをしていた場合には、それはどのように処分するのでしょうか。 亀井代表:私は本人から事情を聴きますよ、当然。だってそれは離脱してるわけだから、それからそういう立場で、閣僚としてサインするということがいいことかどうか。子供じゃないんだから、わかるはず。事情を聴きますよ。 |正式な離脱、離脱以外にありえない 記者:正式な離脱というものは朝の会談で。 亀井代表:いろんな私がその離脱をする中で、離脱した場合に私は協力すべきことはしたいと思っているからね。こういう方法はあるんですかということを持ちかけていますから、その回答ということですからね。それに対してはだめだということの中で、もう正式な離脱ということですね。正式な離脱、離脱以外にはないものもありませんね。別に党と党が敵対しているわけじゃないけども、さっき言うように協力すべきものは、オールジャパンで協力せにゃいかん。 記者:ホテルを出る時にもお伺いしたんですけども、石原都知事は今回のことについては。 亀井代表:いや、私は知事とはしょっちゅう会ったり話をしていますからね。民主党が連立を組んでいる国民新党ときちんと相談をして、合意を踏みながらやっていかない状況の中で、連立を離脱する場合もありますよということは言ってありました。まあそれはそうだなあと言っていたけどね。まあ別に石原慎太郎が国民新党と今は関係ありませんからね。 |国民新党としての署名はあり得ない 記者:現時点で自見さんは国民新党ですか。 亀井代表:そうですよ。 記者:でも署名したと、国民新党として署名したと。 亀井代表:あるはずはないでしょ。国民新党として署名することはありえないでしょ。いくら産経新聞が悪意に満ちた質問をして。記事が悪意に満ちているだけか。それは、何度も言うように、国民新党としての署名はあり得ない。私はもう明確なことだと思いますね。それをどういう本人が、気持ちで、閣議に出てやられたかということは聞かにゃいけませんね。 |消費税・反対は常に言ってきた、屁理屈で反故にはできない 記者:今回の離脱というのは、消費税増税法案ついてのことでしたが。 亀井代表:それと国民との約束という政権が違えている以上は、その政権におるわけにはいかない。国民との関係です。永田町の中で、いろいろ理屈合わせをしたり、それで政治をやっちゃいかん。国民がどう考えるか、国民に何を約束しているか、それをどう守っていっているかということが基本なんですね。そういう意味では公党間でも約束をしているけども、国民に対しても、国民新党はそうでしょ。消費税増税反対ということは常に言っていることだし、それを反故にするわけにはいかない。屁理屈を言って反故にするわけにはいかない。 |小沢さんとの連携はありません 記者:その公党間、国民との約束された消費税法案を反対する意思で連立離脱をするわけですけども、さきほど民主党の話をされていましたけども、国民と約束では民主党内で小沢さんも消費税増税に慎重、反対な考えで閣議決定に向けて、小沢グループ周辺も反対をしている中で、連立離脱に向けて、小沢さんとの話とか連携という話はあったんでしょうか。 亀井代表:そんなことはありません。 記者:ただ小沢代表のグループと同じような行動、連携はしていないということでしたが、同じような目的の行動になっているとお考えですか。 亀井代表:私はそれはそれぞれ、それぞれの違う党に属しているわけです。それぞれの考え方もそれぞれも違うだろうし、私は民主党内のことについて一々口を出したり、そんなことはしません。 |国民新党から出ている大臣、政党人として出所進退を 記者:森田政務官、浜田政務官は辞表を出されるということですが、連立離脱ということであれば、自見大臣、松下副大臣も当然辞表を出されるべきだということでしょうか。 亀井代表:それは国民新党から出している大臣、副大臣ですからね。これは政党人としての当然の出所進退ですね。まあ、かつて自自公、自公連立で自民党から離れる時に二階さんが閣内におって、何人かの人と新党を作って、それと自民党が連立をしたというケースがありますね。別におれは似ていると思わないけども。 |連立解消した国民新党が閣議決定で署名するとは 記者:今、自見大臣が国民新党の副代表として署名したと言っていますが。 亀井代表:それは、本人がそう言っているだけですよ。実態としてはありえないですよ。私が代表で連立を解消しているんだから、連立を解消していて、国民新党の一員として、閣議決定して署名するということは、頭からクラクラしてくるなあ、そんなことあるのかい。あるはずがないことですね、本来。 |この事態、私の不徳のいたすところ 記者:今回、国民新党内で意見が割れ・・とも言われましたけども、代表としてはこの事態をどのように受け止めておられますか。 亀井代表:それは私の不徳のいたすところでしょうね。しかし私は、まっしぐらに国民新党の立党の精神に従って、同志とともにやっておるつもりですけども、いろいろな意見の相違、違いがいろんな形で出てくるわけですから、その対応が極めて国民から誤解を受けるような、そういう状況になっておる状況は遺憾ですね、私は。 |両院総会でも個々にも聞いた意見を踏まえて対応 記者:今日、総理とお話をされて連立を解消されたことを、党のほかの所属議員に対しては。 亀井代表:(政府に)出ている四人の、それと亜紀子さんにも話をしたでしょ。下地はつかまらないので、あととりあえず、電話で話をしたいと思います。松下君には今から会いに行こうと思っています。事前にも会っていますけども。もうこれは、両院総会で意見を言ってもらい、個々にも意見を言ってもらったことに従って、私はそれを踏まえて対応をしているわけですから、改めて意見を聞いて集約するという、議論をかんかんがくがくやってと、そういう必要は、私はないと。必要があればやりますよ。 http://kokumin.or.jp/index.php/item/item_details/228 |