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小沢グループが内部崩壊!“反増税”で辞任したくないよ〜
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120330/plt1203301811002-n1.htm
2012.03.30 夕刊フジ
民主党の小沢一郎元代表(69)が率いるグループの結束に亀裂が入った。政府は30日午前、消費税増税法案を閣議決定した。小沢氏はこれに反対する形で、グループ所属の政務三役や党幹部の集団辞任を“命令”したが、反対論が相次いだのだ。小沢氏と結託する国民新党の亀井静香代表(75)も同日朝、野田佳彦首相(54)と官邸で会談し、連立離脱を通告。だが、所属議員に同調者は少なく、国民新党は分裂状態に。小沢、亀井両氏の神通力は失墜しつつある。
「消費税増税の閣議決定に、国民新党としてサインできない。連立を離脱させていただく。(閣僚も)当然、引かせていただく」
亀井氏は30日朝、官邸での野田首相との党首会談でこう語った。野田首相は慰留したが、亀井氏は応じなかった。
一方、国民新党の自見庄三郎金融担当相は党首会談の直前、東京・平河町の党本部で「29日の議員総会で、下地幹郎幹事長らと連立残留を確認した」「党副代表として消費増税関連法案に署名する」と明言し、その後の閣議で法案に署名した。下地氏ら所属議員5人も「郵政事業見直し法案の成立など、やるべき仕事がある」と連立離脱に反対している。
亀井氏は党首会談後、記者団に「連立を解消する以上は、国民新党として閣僚らを引き揚げざるを得ない。党代表が決めたことには従ってもらう」と強調。その後の記者会見でも、自見氏の署名や下地氏らが連立維持を主張していることについて、「そんな勝手なことをしてはいけない。頭がクラクラしてくるな。そんなことあるかい!」と認めない考えを示したが、亀井氏に従うのは亀井亜紀子政調会長だけとみられる。
亀井氏は30日午前、下地氏と会談し、連立離脱に従うよう求めた。下地氏は政権残留を譲らず、物別れに終わった。これにより、与党・国民新党は事実上分裂した。
藤村修官房長官は30日朝の記者会見で、自見氏の署名について「国民新党としての決定と受け止めている」と語り、亀井氏の意向にかかわらず国民新党との連立を継続する考えを示した。
田中角栄元首相が率いた「鉄の軍団・田中派」の流れをくむ小沢グループの結束も、瓦解しつつある。
30日朝、小沢グループから政務三役や党幹部に起用されている議員が会合を開き、閣議決定を受けて集団辞任するかどうかを協議した。出席者からは慎重な意見が多く出てまとまらず、調整が続けられることになった。
取りまとめた辞表は10人前後との情報もある。
この集団辞任案は、小沢氏が29日、自身が会長を務める政策勉強会で、約100人の出席議員にこう呼びかけたことを受けたもの。
「(増税法案の)閣議決定は筋道が通らない。私をはるかに上回る強引、剛腕のやり方だ。政治家というより、人間として筋道を通すことが大事だ。国民は見ている。自分の信念に従って行動してほしい」
関係者は「事実上の“特攻・突撃命令”だ。野田首相の増税方針に対抗するため、グループでは以前から政務三役や党幹部の集団辞任を画策してきた。30日の閣議決定にぶつける形で、小沢氏が判断を下した」という。
民主党幹部によると、小沢氏と亀井氏は29日、頻繁に電話で連絡を取り合っていたといい、連携して「野田攻撃」を仕掛けようとしたようだ。
小沢グループには、中塚一宏副内閣相や黄川田徹副総務相、奥村展三副文科相、森ゆうこ副文科相、福田昭夫総務政務官、主浜(しゅはま)了総務政務官、山岡賢次副代表、一川保夫参院幹事長ら、十数人の政務三役・党幹部が所属している。
小沢氏は側近を通じて、政務三役や党幹部の集団辞任の準備にとりかかったが、涙を流す議員や「辞任したくない」と訴える議員が複数おり、小沢氏自らも説得にあたった。小沢氏は「言うことを聞かないヤツがいるんだ…」と漏らしたという。
結束の乱れは、すでに表面化している。
「小沢ガールズ」の三宅雪子衆院議員は29日、自身のツイッターに、党広報委員会の副委員長と広報委員を辞任することを高橋千秋広報委員長に伝えたと書き込み、小沢氏に近い牧義夫厚労副大臣も30日、副大臣を辞任する意向を記者団に明らかにした。
だが、グループの政務三役の1人は「増税法案採決にたどり着くかどうかも分からない。辞任カードを切るには早すぎる」と否定的。若手議員の中には、小沢氏が陸山会裁判の判決を4月に控えていることを挙げ、「国会会期末まで待つべきだ」と慎重論を唱える者もいる。
かつて小沢氏が所属した田中派や竹下派は「鉄の軍団」「一致団結箱弁当」と言われるほど強固な結束力を誇った。小沢氏は最近、連日のように所属議員と会食して結束を呼びかけてきたが、「剛腕」の神通力に陰りが見えているのは確かなようだ。
◇
小沢氏、辞任に慎重なメンバー「切り崩し」か
2012年3月31日09時59分 読売新聞
民主党の小沢一郎元代表グループの政務三役4人が30日、消費税率引き上げ関連法案の閣議決定に反発して辞表を提出したのは、法案に反対する元代表の考えを具体的行動で示そうという思いからだ。
グループ幹部は当初、約10人の政務三役全員による「集団辞任」を描いたが、個々の判断が分かれ、不協和音が生じる場面もあった。しかし、野田政権を追い詰めようとする動きは収まっていない。
牧義夫厚生労働副大臣は30日夜の辞表提出後、記者団に「政府の一員としてこの増税法案を説得する立場を続けることは困難だ」と強調した。
小沢グループの鈴木克昌幹事長代理は30日、輿石幹事長に辞意を伝えた際、複数の党役員の辞表をまとめていた。輿石氏の慰留にあい、提出はしなかったが、週明けの提出を鈴木氏は検討している。辞めなかった政務三役の中からも「時期が来れば辞める」との声も出ている。
政務三役の辞任問題を巡り、小沢元代表は側近議員を通じて「法案反対で筋道を通すためには、辞任すべきだ」との考えを政務三役らに伝えていた。だが、政務三役側には「国会の途中で辞めるのは得策ではない」との意見もあった。ここ数日、政務三役らは個別に何度も集まり、対応を協議。29日にはいったんは「集団辞任」を見送る方針を確認していた。
これに対し、元代表は30日、国会内の事務所で政務三役らと相次いで会談。辞任に慎重なメンバーの「切り崩し」を図ったとされる。辞任しない意向だった黄川田徹総務副大臣とは1時間近く会談し、黄川田氏の「地元・岩手県陸前高田市の仮設住宅を訪問してほしい」との要請も受け入れたという。
元代表が動いたのは、グループの結束力を問われる事態を恐れたためだ。今回の野田政権との対決で厳然たる力を見せつけることができなければ、4月下旬の裁判判決後に狙う「党員資格停止処分解除」による復権も不透明となる。元代表の「号令」が徹底されなかったことに、元代表側近からは「消費税法案の採決時に、処分覚悟で造反する議員がどれだけいるのか不安だ」との声も漏れた。
ただ、党内の消費増税推進派からは「小沢元代表を甘く見てはいけない」(野田首相グループの議員)との声も出ている。
前原政調会長も30日夜、札幌市内で記者団に「国政をあずかる我々が、内部抗争をしている場合ではない」と述べ、小沢グループの動きに警戒感を示した。
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