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小沢一郎氏は平成の西郷隆盛、殺すわけにはいかない!…杉並からの情報発信です
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/01b4de00fb178a25fbdeacb3b2f8965e
私は[日刊ゲンダイ]を[日本のル・モンド](政治・経済・社会誌面)と呼ん
でいますが、公表170万部の販売数を誇る[イエローペーパー]は今や日本の
オピニオンリー ダー紙となっています。
特に小沢一郎民主党元代表への検察による強制捜査と大手マスコミによるバッシングに
対しては、当初から鋭い批判を繰り返し[小沢擁護]の最強の論陣を張ってきました。
[日刊ゲンダイ]3月21日号の一面に[小沢一郎は平成の西郷隆盛]と主張する
すぐれた記事が掲載されていましたので以下に転載させて頂きます。
私はこの間[西郷南洲翁遺訓]の逸話を9件ブログで紹介してきましたが、逸話
を読めば読むほど西郷隆盛と小沢一郎氏とが重なって見えてきました。
まさに[小沢一郎氏は平成の西郷隆盛であり殺すわけにはいかない]のです。
長尾剛著[話し言葉で読める西郷南洲翁遺訓]より[五:子孫に残すもの]
2012-03-07
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/e4734c14c221fd1b6f72e32f08e19940
長尾剛著[話し言葉で読める西郷南洲翁遺訓]より[十九:傲慢]
2012-03-02
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/1bf204d83a15f06159f13b3f54501e29
長尾剛著[話し言葉で読める西郷南洲翁遺訓]より[三十二:偉人の条件]
2012-03-01
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/52bfea48b995e5f4a6677d15a73538d0
長尾剛著[話し言葉で読める西郷南洲翁遺訓]より[七:策謀]
2012-02-28
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/4b52e9dc4d856490e7fc79f8db4ebddd
長尾剛著[話し言葉で読める西郷南洲翁遺訓]より[二十九:困難を楽しむ]
2012-02-27
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/a8ac040528e3bdf63bfe971ca0d2279b
長尾剛著[話し言葉で読める西郷南洲翁遺訓]より[十四:収入と支出]
2012-02-24
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/1fd9a394afbdbc27c7ed68b99df5c0e8
長尾剛著[話し言葉で読める西郷南洲翁遺訓]より[四:上に立つものの心得]
2012-02-23
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/430f746f17c9f1f5461944b2cf307013
長尾剛著[話し言葉で読める西郷南洲翁遺訓]より: 十 [税金]
2012-02-22
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/00b80818e63b9583447f6abdae115a54
長尾剛著[話し言葉で読める西郷南洲翁遺訓]より:三十[始末に困る人]
2012-02-21
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/a2aac776c35fa461450093404e73fd1d
▲ 小沢一郎は平成の「西郷隆盛」 いま小沢抹殺なら国はどこへ行く
日刊ゲンダイ 2012/3/21号掲載
[日々坦々]資料ブログ より転載
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-5344.html
消費税増税は政権交代の公約に反すると行動する小沢と明治維新後の国づくりに
理想を求めた西郷南洲と識者にダブるこの国の行方
明治維新の原動力となった西郷隆盛(南洲)と、政権交代の立役者となった小沢一
郎。ずんぐりとした体形で口も重い2人は、思考や行動パターンも 似ている。
仲間から疎まれても歩みを止めず、愚直に理想を追い求め、正義を実現しようと
した姿勢がそっくりなのだ。
歴史作家の加来耕三氏が言う。
「おそらく西郷は、心の豊かな無欲の人間が庶民に優しい政治をするべきだと考
えていたのだと思います。だから、伊藤博文や井上馨が行ったような、 一部の
エリート官僚が国を引っ張るというやり方に反意を抱いていた。目指したのは道
義的な政治。身分制の上に成り立っていた幕府を倒したのも、エ リート主導の
政治を打破するためでした。官僚統治を変えようとした小沢さんと考えは同じで
す。しかし、維新後すぐに長州出身の官僚たちが権力に安 住して汚職をするよ
うになった。大久保利通も、長州の藩閥政治に乗っかった。西郷は深く幻滅して
います。このあたりも小沢さんとよく似ている」
内村鑑三は英文著作「Representative Men of Japan」(邦題は代表的日本人=岩
波文庫)で、西郷を「新日本の創設者」と海外に紹介した。〈一八六八年の日本
の維新革命は、西郷の革命であったと称 してよいと思われます〉とした上で、
〈同僚たちが止まろうとしたところを、西郷は出発点とみなしていたので、つい
に決裂に至りました〉〈維新革命 が、西郷の理想に反する結果を生じたため
に、言いしれぬ魂の苦悩を覚えていました〉と書いている。
権力を手に入れたことで満足し腐敗にまみれた官僚支配国家をつくった伊藤・井
上一派と、権力を手に入れたからこそ日本を根本から変えられると前に 進もう
とした西郷。一方で、政権維持が目的で財務省と手を結んだ野田政権と、マニ
フェストを守り国民主権を取り戻せと叫ぶ小沢――。歴史は繰り返 すというが、
時代は変わっても、対立の構図は同じである。どちらが真に国の将来を見据えて
いるかは、火を見るよりも明らかだろう。
◆仲間に追い詰められた西郷と小沢
明治維新から140年余りが過ぎた今、多くの政治家が軽々しく「維新」を口にし
ている。「われこそは平成の坂本龍馬」と声高に叫ぶヤカラの何と多 いこと
か。喜々として「船中八策」をパクっているのもいる。しかし、維新を例に出す
政治家が目指すべきは龍馬ではない。南洲だ。きまじめに理想 を追うことが求
められているのである。
ただ、残念ながら、西郷のような度量を感じさせるのは、小沢ひとりだ。「平成
の西郷隆盛」と呼ぶにふさわしい。
それだけに気がかりである。西郷は李氏朝鮮への外交政策をめぐり、仲間に政府
の参議を辞職するまで追い詰められ、西南戦争で散った。でっち上げの 証拠で
裁判にかけられ、仲間に党員資格を奪われた「平成の西郷隆盛」も、同じ道を歩
もうとしているのではないか。
「新政府の連中は、薩摩に戻り静養していた西郷を恐れ、さまざまな形で挑発。
これに反発した若者が暴走したため、西郷は決起せざるを得なくなっ た。その
結果、西南戦争に突っ込み、滅亡しています。もし死ななければ、官僚の力をそ
ぐ政治が実現していたかもしれません。一方の小沢さんは滅ん でいない。政治
的にも生きています。
でも、周囲に存在を恐れられ、さまざまな妨害を受けているところは酷似してい
る。4月26日の裁判で無罪となったら、民主党執行部は小沢さんを必 死に潰しに
かかるでしょう。マスコミも巻き込んで、『日本の将来にとって小沢は危険だ』
とあおるはず。西郷も小沢さんも、力があるがゆえに、権力 の側に危険視され
るのです」(加来耕三氏=前出)
いつの時代も、頑固で揺るぎない信念を持った人間は、私利私欲にまみれた連中
にとって煙たい存在だ。手にした権益を守りたい悪党は結託し、まぶし い邪魔
者を排除しようとする。
だが、小沢まで抹殺されたら、この国は終わりだ。再び間違った道に進むことに
なる。
◆小沢が志半ばで倒れれば、国歌の滅亡は必至
政権交代前から「国民の生活が第一」を掲げ、「明治以来の統治システムを改め
る」「官僚主導の政治を終わらせる」と訴えてきた。そんな政治家が消 えて喜
ぶのは、既得権益にあぐらをかいている旧体制の連中だけだ。
政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「小沢さんは正論を言う政治家です。野田政権が進める消費税増税に反対するの
も、筋が通っている。民主党は09年衆院選で消費税増税を否定してい ます。国
民に約束したことは、守るのが当然。ないがしろにするのなら、民主主義は成り
立ちません。野田政権は、一体改革をうたいながら社会保障は 置き去りで、身
を切ると言いながら定数削減や議員歳費はさっぱり進まない。そんなデタラメで
国民を納得させようというのだから、乱暴な話です」
野党時代、野田は国会議員が中心となった芝居「敬天愛人! 隆盛の如く」で、西
郷隆盛を演じたが、瓜二つなのは体格だけ。中身は似ても似つかない。むしろ西
郷南洲を排除して官僚支配を許した長州出身者と酷似してい る。
いまは明治維新後の南洲抹殺と同じだ。歴史の曲がり角に差し掛かった。小沢が
政治的に生き残るか、死ぬかで、日本の将来は大きく変わる。
政治評論家の有馬晴海氏が言う。
「小沢さんは自民党的な談合政治、官僚政治を打破しようと考え、自民党を飛び
出した。そのために健全な保守による2大政党が必要で、目の色を変え て政界再
編に突き進んだ。すべては自民党政治が続けば国が滅ぶという思いからです。政
治の仕組み、社会の仕組みを変えるために、嫌われても、遠ざ けられても、力
を尽くしてきた。そんな政治家が志半ばで倒れれば、新しい日本への取り組みも
遠のきます。多くの政治家は、適当にやっていてもメシ が食えるからと何もし
ない。理想を掲げて行動する政治家はどれだけいるのか。小沢さんが西郷と同じ
道をたどれば、日本の改革は10年、20年遅れ ます」
作家の江藤淳は「南洲残影」(文春文庫)で、〈この国が崩壊を続けていることだ
けは疑い得ないように思われた。その国は、西郷が滅亡必至と見た国 の成れの
果てか、しからざるか〉と書いている。西郷と同じ未来が見えるのは小沢だけ
だ。殺すわけにはいかない。
(転載終わり)
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